大塚家具と日本経済
この件についての感想。
大塚家具の大塚久美子社長(52)が12月1日付での辞任を決めました。業績不振に陥ってヤマダHD傘下で立て直しを進め、黒字化の道筋が付いたとして、これまでの経営責任を取ります。https://t.co/3spS3eMeBz
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) October 28, 2020
【大塚家具・大塚久美子社長の退任発表】https://t.co/OBSq06lUnz
— 日テレNEWS / 日本テレビのニュース・速報 (@news24ntv) October 28, 2020
大塚家具の大塚久美子社長が退任することが決まりました。創業者である父親からおよそ5年半前に経営権を勝ち取ったものの、経営を立て直すことはできませんでした。 pic.twitter.com/PdwtCA1GQ8
皆さまからの温かいメッセージ、心に沁みます。ありがとうございます。私は今後も大塚家具を側面サポートしていきます。皆さまもどうぞ、大塚家具をよろしくお願いいたします。
— 大塚久美子 (@Q3KO) October 28, 2020
外野からは無能呼ばわりされてきた久美子社長だが、父娘の争いの際には「時代遅れの経営に固執する老害の父親」との対比で好意的に評価する人が多かった。その構図は郵政ガリレオ解散・総選挙と似ていて、老いた守旧派は悪、若い改革派は正義とされていた。
「環境変化に適応するための構造転換が必要」という総論は一致
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漸進的改革の主流派と米系コンサル的な急進的改革の革命派が対立
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外野を味方につけた革命派が勝利して主流派を追放
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改革によってガタガタに
という展開は大塚家具と日本経済に共通するが、久美子社長は退任する一方で、日本経済を「改革」した人々は依然として高支持率を背景に国家権力の中枢に居座って新自由主義的改革を継続中である。
それにしても、破四旧を唱える改革勢力をほぼ無条件で支持する日本人の文化大革命的メンタリティはどこから来るのだろうか。
春日部生まれの「家具や姫」 ケインズに恋して 大塚家具社長 大塚久美子氏(上) https://t.co/F4Ppui6wcv
— NIKKEI STYLE (@nikkeistyle) July 20, 2016
独占手記 創業者・父勝久氏「親として久美子を大塚家具に残すわけにいかない」(前編) http://t.co/it3ZMq1e8s #wasahi #asahi_pub
— AERA dot. (アエラドット) (@dot_asahi_pub) March 25, 2015
ここからは推測だが、西洋では反差別に向かっている「広義のリベラル」勢力のエネルギーが、日本では破四旧(ぶっ壊す!)に向かっているのではないかと思われる。