明石市のポスト真実

このような姿勢を放棄して、明石市の泉市長の誇大宣伝を鵜呑みにしたニュースが多過ぎる。

私は議員になる前は日経BPという出版社で記者として働いていました。同社は記者クラブに所属していなかったこともあり、編集部では先輩から「ニュース・リリースを鵜呑みにするな」と教えられていました。
例えば、あるメーカーが「世界初」の商品を発表したとして、なにをもって「世界初」と言っているのか、それはライバル企業も認めるほどのインパクトがあるのか、本当に「世界初」なのか、まずはそこから疑います。周辺取材を通じて、読者にとって「世界初」の意義を明確にし、結果的に価値ある「世界初」だと判断できた場合にのみ、そのニュースを記事にしていました。

市議会議員に転職しました。』43-44

明石駅南側で人通りが増えた主因は子育て支援ではなく、泉市長就任前から進められた明石駅前南地区再開発事業(明石市中心市街地活性化基本計画の核事業)である。

ナレーションの「再開発が進んだこともあって」が主因

この程度の人口増で人通りが1.7倍になるはずがない。

明石市|各年4月1日

"好循環"も存在していない。

市税収入の増加では児童福祉費などの増加を賄えていない。

総務省

税収増の増加ペースは全国市町村とほぼ同じ⇒充実した子育て政策は税収を増加させる「ペイする支出」ではない。

総務省
総務省

泉市長は就任(2011年5月)以降の市税収入増加を自分の政策の成果のように語っているが、そうではなく、全国的な景気拡大(→税収増)が明石市にも及んでいただけである。

マスコミはいつまで「明石市の好循環」というフェイクニュースを続けるのだろうか。

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