「異次元の少子化対策」は無駄

岸田首相が「異次元の少子化対策」に意欲的だが、いつまで「子育て支援の拡充」を少子化対策と偽るような馬鹿げたことを続けるのか。

少子化のメカニズムについては散散書いてきたのでここでは要点だけを記すが、

  • 少子化の主因は非婚化と晩婚化→子育て世帯への現金給付増額は結婚促進に直結しない

  • 子育て世帯に現金給付を増やしても、「もう一人産む」のではなく、既にいる子供の養育費and/or家族の生活費の増額に使われるので少子化対策としての効果は乏しい

ことは日本、東アジア(シンガポールを含む)、西洋諸国の実績からほぼ明らかになっている。子育て世帯への現金給付増額は少子化対策としては無駄である。

無駄と言えばフェミ利権になっている男女共同参画予算は一般会計分だけでも6.5兆円(2022年度)で、防衛関係予算の6.8兆円(2023年度)に匹敵するので、「事業仕分け」の対象にするのが望ましい。

  • 男女共同参画社会の形成を目的とする施策・事業:0.2兆円

  • 男女共同参画社会の形成に効果を及ぼす施策・事業:6.3兆円

「異次元の少子化対策」を実行するなら、まずは低レベルの大学を潰して大学進学率を大幅に引き下げることである。

文部科学省「学校基本調査」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?