チェスの男女差は生まれつき
昨年話題になったこの👇件では、
チェスのトッププレイヤーの圧倒的多数が男である理由がnatureなのかnurtureなのかが議論の的になった。
現代では👆のようなルイセンコ主義と同根の非科学的な言説が「政治的に正しい」ものとされているが、そうではなく、頂点に立つ資質を持って生まれるのは女よりも男の方がはるかに多いから、という説得力のある論考が出された。
細田の「すべては個人差」が出鱈目であることは、リスク回避傾向など様々な面に男女差があることから明らか。
詳しくは👆を読んでもらいたいが、
競技人口が男に比べて少ない(裾野が狭いので頂上が低くなる)
女に排他的な空気が満ちているので実力を十分に開花させられない
平均的には男女に実力差は無いが、男は分散が大きいので頂点と最底辺は男が多くなる(Greater Male Variability Hypothesis)
などが検証された上で棄却され、頂点に立つために必要となる「異常に熱中する資質(能力)」を持って生まれるのは女よりも男に多いことが主因だと結論されている。
このnature説の裏付けになるのがチェスのジェンダー平等指数で、女のプレイヤーの割合(Participation)の下位にはデンマーク、アイルランド、オランダ、フィンランド、イスラエル、ノルウェー、スコットランド、スイス、ルクセンブルク、スウェーデンと男女平等先進国が多く並ぶ。
これは男女平等(とされる)国ほどSTEM(Science, Technology, Engineering, Mathmatics)あるいはPECS(Physics, Engineering, Computer Science)分野の女が少ない現象と同じで、興味関心の男女差が生得的なものであることを強く示唆している。
「好きこそ物の上手なれ」と言われるが、そもそも好きになるのは潜在的な適性がある場合が多い。つまり、潜在的に適性がある→好きになる→熱中して取り組む→上手になる、ということである。ジェンダーイデオロギーではなく科学的思考に従えば、チェスや将棋や囲碁のトッププレイヤーが男だらけなのは、トップになれる資質を持って生まれる確率が男女では大きく異なるからという結論が自然に出てくるはずである。
付録
生物学が進歩的イデオロギーによって歪められていることについては👇を参照。
アカデミアに女が増えたことが主因の一つになっていることは間違いない。