少子化対策ではなく人集め
明石市が少子化対策に成功していたのかの検証を2022年のデータでアップデート。
今夜のTBS系列『情報7days ニュースキャスター』(午後10時〜)で『明石市長の少子化対策』の特集が組まれるとのこと。昨日のインタビュー取材で「こども予算の倍増ぐらい、明石市ではすでに実現している。国にできないわけがない。マスコミは国民を騙すな」と答えたけど、放送されるかどうかは不明。 https://t.co/2RBGwtsWCA pic.twitter.com/rpDo98DKDI
— 泉 房穂(いずみ ふさほ) (@izumi_akashi) April 29, 2023
今夜の #Nキャス は…
— 情報7daysニュースキャスター (@TBS_newscaster) April 29, 2023
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明石市と隣接市町を西部(旧播磨)と東部(旧摂津)に二分して出生数の推移を比較する。
西部:明石市、垂水区、西区、加古川市、稲美町、播磨町
東部:神戸市(垂水区と西区を除く)
![](https://assets.st-note.com/img/1683935953345-yxiAyePCBI.png?width=1200)
西部と東部はほぼ同率で減少
明石市は水準を維持
明石市を除く西部は西部全体よりも減少率が大きい
西部全体に占める明石市の割合は28%→36%に増大
![](https://assets.st-note.com/img/1683935935629-yzgBJ6mWRU.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1683935967524-19tECnFy2d.png?width=1200)
2022年の全国は77万人として推計
![](https://assets.st-note.com/img/1683935924225-g45Yk7x70x.png?width=1200)
この解釈としては、
明石市の出生が減っていないのは近隣自治体から産む予定がある人が転入したため(→2022年の出生は西部全体と同じ減少率だった場合より600人弱多い)
明石市が成功したのは少子化対策ではなく人集め
が妥当と考えられる。「明石市は少子化対策の成功事例」という報じ方は正しくない。