東方評論イベント主催が秘封シンポジウムに殴り込みに行った(登壇した)話
みんな、シンポジウムしてる?どうも、朱澄はや天です。
先日、9/3の秘封シンポジウムに登壇させていただきました。
せっかくの機会をいただいたので、今回発表した資料の公開と裏話、自身が主催している東方評論イベントの「東方カンファレンス」や「Re:幻想郷フォーラム」のと違いについて思ったことをまとめることにしました。
最後までお付き合いくださいませ〜
シンポジウム資料公開「激アツ!!秘封倶楽部考察討論会2023」
最初に今回発表した資料の公開をします。
最初に自己紹介。改めて見ると肩書きが多すぎるんよ。
実は、秘封シンポジウムは第1回から観ていた人間だったのです。前回の第2回も楽しく観させていただいていましたが、ふと疑問に思いました。
ってな感じで自分の中のゆっくり霊夢とゆっくり魔理沙が会話したので今回の発表を思いつき、公募参加枠に申し込みをして発表させていただいたのです。改めて、発表する題目は……
「激アツ!!秘封倶楽部考察討論会2023」です。よろしくお願いします。
とはいっても、考察討論会をするにしても会場にいる秘封倶楽部大好きな人で討論すると収集がつかなくなると思ったので、少し工夫をしました。
秘封倶楽部の二次創作経験者2人に協力をしていただき、事前に討論会を収録しました。2人の意見を聞いて秘封倶楽部をより深く考察する「シンポジウム」をしていただければと。
実験方法は以下の通り。
質問をした5つは以下の通り。なんか1つ変な質問をしていますね。
で、当日は時間が許す限り各質問のやり取りを紹介しました。観客の方に見たい質問を聞き、5番→2番→4番→1番を紹介しました。
まず5番。これを聞いた私が馬鹿でした。すみませんでした。
次に2番。Bさんの意見に対してAさんは肯定的ですね。これで作品が生まれそうな予感……?
続いて4番。なんか演劇が始まりそう……?
最後に1番。Aさんは一部否定的な意見。
発表は以上です。最後に「今後のシンポジウムの演目を『自分だったらこう思う、こう表現をする』って考えながら観るとさらにおもしろくなると思います。『シンポジウム』を『シンポジウム』しながらお楽しみください」と挨拶をしました。
秘封シンポジウム参加の経緯
ではここから裏話。
前章でも記載した通り、私は過去の秘封シンポジウムをすべて見に行ったことがある、いわゆる「全通」の人間です。過去の演目を見た中で「秘封シンポジウムなのに秘封倶楽部について考える演目」が少ないなという印象を受けました。
公式アカウントでは「秘封倶楽部を様々な思うを馳せるようなイベント」とも言っているので、自分の受けた印象は正直極論なのかもしれませんし、もしかすると自分だけそう感じているかもしれません。ただ、東方評論イベントを主催している身としては「このようなイベントがあるのにもったいない」と感じてしまうのです。
そして、第2回を観た後に「そう思うのならば、自分が登壇すればいいんじゃないか」と思い、あるのかもわからない、そもそも公募募集するのかすらわからない第3回に殴り込みにいくこと(参加すること)を照準に準備をすすめました。
(もし、公募参加枠がなかっても東方カンファレンスやRe:幻想郷フォーラムで発表すればいいやという最強カードあったので準備に踏み切れたところもありました。)
発表にあたっての準備
発表までの準備を時系列でまとめます。
2022年9月
「もし、シンポジウムで発表するならば」のざっくりとした概要をまとめる
2023年1~7月
協力したいただく方にお声掛けの根回し
2023年7月下旬
秘封シンポジウム開催が発表されたのを受け、協力したいただく方に協力依頼内容の詳細を送付
合わせて公募枠に申し込み
(「企画名」 「発表者」 「趣旨」 「発表方法」 を添えて連絡)
2023年7月下旬~8月
協力したいただく2人に質問フォームを連絡
合わせてスライド作成に着手
2023年9月10日(発表当日)
科学世紀のカフェテラスのサークル参加後、会場へ移動
スライドと音声を確認したのちに本番
東方評論イベントと秘封シンポジウムの違い
ここからは東方評論イベントと秘封シンポジウムの違いについてざっくりまとめます。
ここでの東方評論イベントは「東方カンファレンス」と「Re:幻想郷フォーラム」を挙げますが知らない人のために簡単な紹介を。
①「ステージ」がある
そもそも発表する環境が違います。秘封シンポジウムの会場では京都FANJは秘封倶楽部アレンジ楽曲オンリーライブイベント「あの日視た幻想」と同じ会場です。つまりはアレンジサークルがライブしている同じ場所。照明が当てられるわ100名近くに見られるわですごい環境です。東方評論イベントは自宅だったり即売会会場ですからね。東方評論イベントでの発表に慣れていたらハードルが上がりかねないなって思います。
②観客のレスポンス
東方評論イベントと比べ、秘封シンポジウムは本当に観客のウケが本当にいいです。ちょっとしてことでも笑ってくれるし、発表ないで盛り込んだおもしろポイントできっちり笑っていただきました。さすが、ライブによく来られている方々だと強く感じました。
③求めているのは「秘封倶楽部を表現した作品」
これが1番の違いだと思います。東方評論イベントを見にくる人は「考察」「評論」を見たいと思っています。秘封シンポジウムは「秘封倶楽部を表現した作品」を見たい人たちが来ていると感じました。そもそも、秘封シンポジウムの主催元は「あの日視た幻想」と同じ。「あの日視た幻想」などのライブによく来る人たちだったり、これまで「秘封シンポジウム」に来たことがある人のはず。ハッシュタグでの感想を見ていると、音楽ライブや演劇などの「作品」が1番印象を受けているので、求めているのはそういうのなんだろうなって思いました。(もちろん演目の順番が影響しているので一概には言えません)秘封シンポジウムの客層はいわゆる「秘封倶楽部をモチーフにしたエンターテイメント」を求めているのだと思います。
今後の秘封シンポジウムへの期待
過去3回の開催で、秘封シンポジウムは「秘封倶楽部をモチーフにしたエンターテイメント」イベントとしての地位を完全に確立していると思います。今後の開催でもエンターテイメント性がある演目が多いのだろうと思いますが、そんなイベントの中でいかに「秘封倶楽部について考える演目」が出てくるのかが私の楽しみでもあります。(もちろんエンターテイメント性がある演目もどんなものが出てくるのかも楽しみです)
もし、この記事を読んで「秘封シンポジウムに登壇する」ことに興味が湧けば下記の参加経験がある方の記事と合わせて参考にしていただければと思います。
人比良さん
RFさん
私自身も次回の秘封シンポジウムがあれば登壇したいです。なんならもう次のネタもあります。やしーさん、待ってます。