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【晒し屋=ステマ!?】パチスロ業界におけるステルスマーケティングをタイプ分けした(前編)

皆さんこんばんは。数あるスロ垢の中でまっつん(@omanpatsuを"本物"と認めている放蕩ラザイエフです。虹キラ隊長の不穏なポカにTLが沸き立つ今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

さて、今回の記事では、近年パチ屋の集客方法として大きな潮流となりつつある「SNSを利用したステルスマーケティング(略称:ステマ)」についてお話ししたいと思います。

ステルスマーケティング 語句

画像引用元:MINWEB辞書

さて、ステマステマと言いますが、最近スロットを打ち始めた方々にとっては聞きなれない言葉のはず。こちらの記事ではそのような疑問を抱いている方のために、「ステルスマーケティングとは何か」といった基本的な話から、実在すると思われる晒し屋(ステマ)アカウントの類型、そして晒し屋(ステマ)の見分け方についてまとめていきます。
記事の最後では「晒し屋は存在すべきか?」という点についても考察しましたので、こちらもぜひご一読いただければと思います。

ちなみに…。

※CAUTION※
この記事では、「このアカウントはステマに違いない!」といった形で特定の人物を糾弾することは避けたいと思います。
実際にそのアカウントがステマに手を染めていたとしても、それをこちら側から証明することが不可能だからです。
そもそも指摘に誤りがあった場合は名誉棄損で訴えられる可能性がありますし、仮に自分の予想が当たっていたとして、誰かの商売を邪魔することで”東京にいられなくなったりする”のはイヤなので、ここではあくまで「わたしが考えるステマの類型」を提起するのに留めます。お察しください。


1.お店の設定配分を知っている謎のアカウントたち

■明日の配分をなぜか知っている人たち
SNSでホールの名前を検索すると、一般ユーザーや予想家と思しきアカウントがこのようなことを呟いているのを見かけることはありませんか?

「▲▲日は〇〇(機種名)が全!?」
「△△店には3台並びが多数で☆☆(機種名)が1/2で56に!?」

ほかには、お店の名前を不自然に混ぜ込んだツイートを毎日のように投稿していたり、現地にいないと閲覧できないはずの出玉データを連日のごとくキャプチャでまとめていたり…。

お店の公式アカウントではないけれど、ホールの出玉状況を詳しく紹介しているアカウント、けっこう存在しますよね。
このようなアカウントは、主に「晒し屋」と呼ばれています。

「晒し屋」はお店の公式アカウントではありません。外から見ると、善意で情報を発信している一般ユーザーに見えます。しかし、善意で情報を発信している人は実はごく一部で、出玉データや攻略情報を分かりやすくまとめているアカウントの大半は、ホールもしくは代理店からの依頼・指示により情報を発信する「ステルスマーケティング」に手を出しているものと思われます。

ステルスマーケティングとは?
…消費者に特定の商品やサービスについて、宣伝と気づかれないように商品を宣伝したり、商品に関するクチコミを発信する行為のこと。
参照:ステルス・マーケティング(ステマ) | マーケティング用語集 | シナジーマーケティング株式会社

古くは芸能人が虚偽の落札に関与した"ペニオク事件"や、やらせ業者を利用してランキングを操作した食べログ事件、また近年ではWeb広告記事のタイトル問題についてネットで議論が起きました。

■ステルスマーケティングの問題点
ステルスマーケティングの問題点は、「消費者に誤った印象を与えて正しい判断をできなくさせること」です。
我々が何かを買おうとして商品を選ぶとき、口コミやレビューといった中立的な第三者の意見をある程度の信頼性をもって参考にしますよね。そこで自分が信頼した口コミが実は企業の広告宣伝だった場合、ユーザーの商品に対する印象が過度に向上することが起こり得ます。

そうして商品やサービスの内容を実際よりも著しく良く見せた場合は、優良誤認表示に該当する可能性があります(参考:消費者庁 優良誤認ガイドライン)。

■晒し屋=ステルスマーケティング!
そしてパチンコ・スロット業界では現在、どのようなことが起きているかというと…

広告宣伝規制等に関する規制の概要

画像引用元:広告宣伝規制について - P-WORLD

2021年現在、ホール自身は風適法による広告規制(画像参照)により、出玉面に関して射幸心を著しくそそるような内容の広告・宣伝を行うことができません。
そこで、フォロワーを多く抱えるインフルエンサーをはじめとしたSNSユーザー(もしくは代理店)に、自店の出玉PRやイベント告知等の広告宣伝活動を依頼するケースが増えてきたようなのです。

ただしパチンコ・スロット業界の場合、SNSユーザーに出玉告知を依頼しても先述の規制により投稿にPR表記を付けることができませんから、ビジネスとして晒し屋を始めた場合は必ずステルスマーケティングとしての形態を取ります。

ちなみに…
広告宣伝規制の存在からPR表記をしないことが必須であるため、インフルエンサーを含めたアカウントは基本的には一般ユーザーを装って出玉状況をレポートしているのですが、中にはもはや一般ユーザーを騙るつもりもない露骨なアカウントも多数存在します。具体名は出しませんがアンケート系のアカウントとかね。いっそあそこまでいくと潔いかもしれない。

■晒し屋(ステマ)が急速に広まった背景
先ほども申し上げたように、広告宣伝規制によってホール側から情報発信ができなくなったためSNSを活用するようになったことがまず挙げられます。ただしここ1年の動向に関して言えば、緊急事態宣言の影響で、店舗の集客方法に事実上制限がかけられてしまったことが大きな要因として挙げられるかと思います。
これまではあの手この手で管轄署の目をかいくぐるように客にアツい日を示唆していた店舗も、自粛要請によりプッシュ型のPR手段が封じられたため、晒し屋の利用に本格的に乗り出した…といったところでしょう。


2.なぜ晒し屋が存在するのか?

■晒し屋の存在意義

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晒し屋の機能としては、主に①ホールの出玉PR②SNS経由の集客による売上向上の2点があるかと思います。

まず「①ホールの出玉PR」について。これは出玉が少なく盛り上がっているように見えない店には人が寄り付きませんから、ホールは必ずどこかで「うちは出してまっせ!!!」とアピールをする必要があるわけです。ただし先ほども触れたように、広告宣伝規制により出玉のアピールをホール自身が行うことは禁じられています。そこで晒し屋(ステマ)の出番です。晒し屋(特にフォロワーが多く影響力のあるアカウント)に、一般ユーザーという形を取ってもらい「この店ってこんなに出してるんですよ〜!!」と出玉のPRをしてもらえれば、それを見て「この店いいかも」と思う人が現れて、SNS経由での集客が見込めるというわけです。

次に「②SNS経由の集客による売上向上」も重要な役割のひとつです。先ほど出玉のPRが晒し屋の目的であると書きましたが、それはあくまで最終的に来客数や売上を向上させるため。要は客から回収するために出玉を見せているわけですね。たまに「晒し屋が入っているのに弱いじゃねえか!」という声を聞くことがありますが、当たり前です。ユーザーはパチ屋に勝とうとしますが、パチ屋だってユーザーに勝とうとしているんです。向こうも商売なんだから「そらそうよ」という感じ。

ですから晒し屋を信用しすぎることはお勧めできません。なかには信頼できるアカウントもいるかもしれないけど、「最終的には客から抜くために集客している」ことをゆめゆめ忘れてはなりません。パチ屋はビジネスです。いいですか?パチ屋は本来"我々を負かすために営業している"のです。

■ちなみに:晒し屋はどのように生まれるか

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ときどき、Twitterやスロット関係のオープンチャットで代理店関係者と思しき人物のリークを見かけることや、風の噂で「アイツはどこどこの代理店とつながりがあって…」という話を耳にすることがあります。
そうした噂レベルの話を総合すると…

Twitterを丁寧に運用していると、パチ屋(もしくは広告代理店)から「出玉状況をまとめてくれませんか」「〇月〇日にうちに来店してもらえませんか」と依頼が来る
→依頼通りに来店して、店名や出玉の内容、レポートをSNSにアップする
→投稿1件(もしくはRT・Fav数)につき数千円お金がいただける

みたいな流れになっているようです。
そんなにフォロワーがいるわけでもないのに「演者になりませんか」と声をかけられたスロ垢女子(本当にそういうのがいます)等も含めていろいろ見た感じ、おそらく店から直接声がかかることは少なくて、広告代理店から声がかかっているケースが多いんじゃないかなと。

まあ、SNS上でのリークの信ぴょう性なんかあってないようなものですし、正直どれも噂レベルみたいなものなので、ここに書いたことを信頼されるとだいぶ困りますが、まあ概ねこのような構図になっていると考えて差し支えないかと思います。

あとはなり手のタイプにもいろいろあるみたいで、依頼が来る前と同様の方針でアカウントを運用するタイプの人や、ある程度フォロワーを集めた段階でアカウントを業者に売却する人もいるみたいです。自分は代理店から声がかかったことがないのでよく分かりませんが、SNSユーザーの注目を集めていると不意に声がかかることがあるとかないとか…。


3.晒し屋をタイプ分けしてみた

■完全には見抜けないけど“怪しい”奴は沢山いる
さて、そうした晒し屋の投稿に「PR表記」がない以上、我々は基本的にどのアカウントがステマに手を染めているのかを完全には見抜くことはできません。

しかしながら、注意深く投稿内容を観察していると「コイツ挙動がおかしいぞ」というアカウントをいくつも見つけることができます。
そこでこの章では、Twitter暦通算11年のインターネット老人であるわたくし放蕩ラザイエフが考える“ステマアカウント”の類型を4つ紹介したいと思います。


■ステマのタイプ①店舗名呟き型 分かりやすさ:★★★★☆

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…店舗名をただ日常的なツイートに織り込むだけのアカウント。脈絡もなく店舗名を呟くので見抜きやすさは抜群。

投稿例:
週末作ったシチューがまだ余ってる。
悪くならないうちに消化したいけど、毎日火を入れてたら結構持つとも聞いたことある。
よし、今日は余ったシチューでカルボナーラを作ろう。
明日(某店舗名)行くからそれまでに全部消化せねば。

↑これは実際に某店舗のステマを担っていることが疑われるアカウントのツイートを模倣したものです。文脈をいっさい無視して店舗名をブッ込んでくるため「コイツ完全にやっとるな」ということが非常に分かりやすいことが特徴です。
ステマは基本的に外からは見抜きにくいものですが、どうも実態はピンキリなようで…。これくらいバカバカしさがあり外から判別しやすいアカウントも中には存在するんですよね。店舗名のインプレッションを稼ぐためにやっているとはいえこんなザルなやり方でよく金もらえてんなという感じ。

※一応、日々暮らしていく中で行きつけのホールのことしか考えられなくなっちゃったバッキバキの養分である可能性も一応あるため、不用意にディスるのは止めましょう。なんというかこう、そっとしておいてあげましょう。


■② データまとめ特化型(通称「晒し屋」型)分かりやすさ:★★★☆☆

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…特定の店舗の大当たりデータ(出玉の写真やスランプグラフ等)をまとめているアカウント。SNSでの「晒し屋」といえばこのタイプが主流。

私が推測するに、ステマの実態としてはおそらくこのタイプが最も多いと思われます。先ほど挙げたような唐突に店名だけをつぶやくポンコツアカウントとは異なり、SNSユーザーに情報を伝えるために画像を分かりやすく加工しているケースが多いです。
中にはホール関係者でしか知り得ないはずの情報や、現地でしか得ることのできないはずの出玉データを公開しているアカウントも存在します。
そのようなアカウントは、ホール(もしくは広告代理店)から連絡や指導があって運営されている可能性が高いでしょう。

★データまとめ特化型は「好調台の取り上げ方が甘め」
ユーザーがイベント日の動向を知るのに役立つ情報を発信することが多い「データまとめ特化型」アカウントですが、お店と共謀してか忖度してか、設定が本当に入っているのか疑わしい台を取り上げることが多々あります。特定のアカウント名に言及することは避けますが、±0付近で揉んでいるスランプグラフの機種でも"456!?"などと表現しがちなアカウントは怪しいです。
また、データのまとめ方にセンスがなく、勝率2/5台程度で「全系🌈」とか断言しちゃう完全にイカれたアカウントも存在するので、その辺はきちんと観察して精度を見極めていきましょう。

★出玉データをまとめる動機が不十分な奴は疑え
「データまとめ特化型」を見抜く場合は、動機が不明瞭なのに出玉データをまとめていることが一応の基準となるでしょうか。基本的に美味しい情報を掴んだ人は誰にも喋らず情報を独占するはずですしね。
もっとも、運営しているブログへの流入数増加を目的としたアフィリエイト活動の一環でアカウントを運営しているケースなどもあるでしょうからすべての人が怪しいとは断言しませんが、「この人なんのためにデータまとめてるの???」といった人物については疑ってかかるのが吉です。
もっとも、私のようにたまたま勝ったときについ楽しくなって出玉データをまとめてしまうような阿呆も稀に存在します。基本的に店の分析をして、それをもとにワイワイガヤガヤやるのが楽しい性分の人、意外といるんですよね。そういった人たちはなんというかこう、生暖かい目で見てあげてください。おれたち、勝つとついイキっちゃうんだ…。


■③ 「晒し屋のまとめ」キュレーション型 分かりやすさ:★★★★☆

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…晒し屋(ステマ)が増え過ぎて混乱してきたので、各晒し屋が提供する激アツ情報を整理するために現れたのが「晒し屋の晒し屋型」アカウントです。

★「晒し屋」のまとめアカウントは基本黒
晒し屋のキュレーションアカウントですが、基本的には広告代理店の中の人間が晒し屋型アカウントのインプレッションを底上げするために作ったか、もしくは代理店から声がかかるのを待っているか有料noteを捌こうとしているようなワナビーが作ったアカウントかと思いますので、基本的にぜんぶ黒と考えるのが良いと思います。一刀両断ですまねえな。

そのうち、晒し屋のまとめのまとめアカウント、晒し屋のまとめのまとめのまとめアカウント、晒し屋のまとめのまとめのまとめのまとめアカウント…みたいなものも現れるんじゃないでしょうか。うーん、無限にアカウントが発生する可能性があってすごい!!!

■④ホール実践&稼働結果まとめ型 分かりやすさ:★☆☆☆☆~★★★★★

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…自分で稼働した結果をまとめてSNSで公開しているタイプのアカウント。晒し屋の類型の中では(ポカさえなければ)もっとも見抜くのが難しいタイプです。

★ホール来店&実践型は正直お手上げ
いやね、実際にホールに足を運んで実践した結果を報告しているアカウントってTwitterに結構いると思うんですけど、もしこういったタイプの人たちがステマに手を出していたら完全にお手上げだなあと。
もちろん、TLを見渡すと嫌疑がかけられているアカウントや、「ポカをした」アカウント、「投稿内容が露骨過ぎておしりが見えちゃっている」アカウントも複数存在するわけで、そうした人たちは黒だなあと思うわけなんですけれども…。
ただ、中にはまだお尻をうまく隠している人も複数いるはずなんですよね。そうした人たちに身の潔白を求めるにしても、ステマではないことを認めさせるには“悪魔の証明”を要求することになるので見抜くことは難しいでしょう。

★「配分の見方が店寄り」&「店舗情報の偏り」が特徴?
仮にホール実践型の晒し屋が実在する場合、「データのまとめ方が店寄りすぎる(甘すぎる)」ことが晒し屋かそうでないかを見抜くポイントになるかもしれません。あとはツイートを見ていて「対抗店の情報をほとんど呟かなくなった」とかも怪しいですよね。ツイートをじっくり観察していると「この人、なんでこの日に特定のホールにしか行かねえんだ?」とか、「もう同じ店のことしか呟いてねえな。ついにホールから案件が入ったか…」と感じる人、複数いますので…。

★出玉をまとめている誰もがステマに見えてくる
そして現下の状況における最大の問題は「データをまとめて楽しんでいる一般客がステマに手を染めているように見えてくる」ことでしょう。出玉データのまとめている人を見ると「こいつ実はステマなんじゃね?」と疑ってしまうという。
私も過去に新宿東南口新中野の店の出玉状況をnoteでまとめたことがあるわけですけど、(クオリティはどうあれ)あれだって店側から依頼があって書いているように見えるじゃないですか。自分の場合はただのイキリピエロなもんでどことも関係を持っていませんが、正直「ステマだろ」などと疑われても仕方がないなと思っています。

なんというか、晒し屋が現れたことで出玉状況をまとめている人たちを疑わざるを得なくなる状況になっているのですよね。これは晒し屋が現れたことによるデメリット。他人とコミュニケーションするときに疑うクセがついてしまうんだよな…。


まとめ:晒し屋は存在すべきか、いなくなるべきか

■ここまでのまとめ
ここまでの内容を簡単にまとました。

①商業的晒し屋=風適法の規制でPR表記ができず必ずステマの形態を取る
②晒し屋の機能は「店側ができない出玉のPR」と「集客による売上向上」
③晒し屋には4つの類型がある。1.店舗名呟き型、2. データまとめ特化型、3.晒し屋キュレーション型、4.ホール実践&稼働結果まとめ型

上記の話をご理解いただいたうえで、晒し屋=ステマに対する自分の意見を聞いてもらいたいと思います。

■晒し屋は合法化すべきだ(※罰則ありで)
正直こんな意見が自分から出てくることに驚きですが、「晒し屋」は法によって存在を肯定され、保護されることが望ましいと思っています。ただしやりすぎるとペナルティを受ける感じで。
要は、投稿に「PR」を付ければOKで、過剰な表現をするような奴は罰を喰らう規則ができればいい、ということですね。

現状、風適法の規制により出玉告知はヤミ化しています。ホールや広告代理店にとって需要があるものがヤミ化するとどうなるか。実社会における先行事例として売春や性風俗の非合法化に関する議論を参考にするならば、ある市場がヤミ化した場合はその実態が不可視化するがゆえに、被使役者にとって劣悪な労働関係や生活上の問題が発生します。また法的なルールが整備されていないことに目をつけて、利益の獲得と最大化を目論む機会主義的な業者が参入することも起こり得るでしょう。

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結果として何が起こるか。たとえばピートレマーメイド絆2全56事前告知のように、風適法の下では到底認められないような表現が跋扈するようになります。

また、ホールや代理店から"厚い情報"を入手したモラルに欠ける晒し屋が、知人同士で高設定台を独占するような行動も起こり得るでしょう。このように、出玉告知のヤミ化によってリスクと権益の配置が管轄署から見えなくなれば、副作用が増えて遊技環境は悪化するはずです。これでは既存ユーザーが十分に遊技を楽しめなくなりますし、多くのホールが目標とする休眠ユーザーの復活やライトユーザーの獲得など夢のまた夢です。

したがって私は、晒し屋の労働環境や遊技環境を健全化するという観点から、晒し屋の合法化と同時に、たとえば「絆2全56事前告知」のような広告宣伝規制に違反するような表現についてはペナルティを設けるような措置を取るべきであると考えます。

業界を盛り上げるという意味では台のスペックに関する議論(有利区間の有無や2400枚上限規制撤廃など)も重要かと思うのですが、晒し屋(というか出玉告知)の議論も並行して進めていく必要があるのではないかと思います。

■晒し屋だって必死に頑張っている

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正直、私自身はアンチステマ派の出身(そういう派閥があります)なので、この記事を書いているときは「晒し屋なんか全員いなくなればいい」と喉元まで出かかったいたんですが、当事者たちのことを考えるとそうも言ってられんなと。

晒し屋のなり手にしたって、このコロナ禍では「それ以外に就ける仕事が…」という状況があるでしょうし、それぞれが必死に仕事をしていることを考えるとあまり批判する気にはなれないんですよね。

■中には信頼度の高い晒し屋もいる
それに自分が見た範囲ではありますが、中には信頼度の高いアカウントもいます。「この人は晒し屋だろうけど参考にしている」という一般ユーザーも多いのでは。
個人的には、信頼できる晒し屋とそうでない晒し屋の見分けができればむしろ美味しい思いができるとも思っていますので、下心丸出しで恐縮ですが急にみんながいなくならなくてもいいんじゃないかと考えています。

あとは以前にも書きましたが、その方がステマに手を染めているのかどうかは知りませんが、むしろホールから金もらっててほしい気合い入ってるアカウントも存在します。

まあ一部ね、てめえ完全に代理店に魂売ったよな、それで○○○を名乗るたあいい度胸してるじゃねえかと思うアカウントもいるわけですけど、まあ○○○を名乗って本人の自尊心が満ちるならそれはそれで良いとも思うわけで。

もちろん、ガセ情報やずさんな情報をバラ撒く劣悪なアカウントは一刻も早く排除されてほしいと思っております。晒し屋を使うホールもね、過剰に煽ってブッコ抜くのはできればやめていただきたいです。いちユーザーがこんなことを頼むのはお門違いかもしれませんが、なるべく薄利営業でやってもらえると助かります、本当に…(ただの懇願)。


次回予告:晒し屋との適切な付き合い方を考える

晒し屋と業界の将来のことをうっかり真剣に考えていたら記事のボリュームが思いのほか大きくなったので、今回の記事はここでいったん区切りたいと思います。
後編の記事では「晒し屋との適切な付き合い方」をメインテーマとして、
「SNS発信のイベントに参加するうえで心がけたいこと」
「晒し屋全盛時代における一般ユーザーの"真の敵"について考える」
「拝啓、ガレキの山のボスたちへ」
などについて書きたいと思っています。ぜひぜひお楽しみに~~!!!

(最終更新日:2022/6/7)

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