
【文房具】万年筆にコンバーターを装着するまで(CON-40)
先日購入した万年筆用コンバーターについての備忘録です。
コンバーターとは?
いきなりコンバーターと聞いても、一体何のこと?という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私も実は、"こんなのあったら良いな、実際にありそうだけれど名前が分からない…"という状態でした。
コンバーターは、インキ瓶から万年筆にインキを吸入するためのインキ吸入器です。
コンバーターを装着し、ペン先を首の部分までインキに浸して回転吸入式で吸入します。
インクの瓶をお持ちの場合、ガラスペンなどインクを直接つけて書くものがありますが、それ以外にも好きなインクを充填し、手持ちの万年筆に装着することができます。
このインクを充填できるものがコンバーターです。
勿論万年筆とインクの相性があるので、お手持ちの全てのインクを充填できるわけではありませんが、お気に入りのインクができた時に専用万年筆を作るには持ってこいの一品です。
コンバーターの詳細については、下記のblogが大変分かり易かったので、ご紹介させていただきます。
コンバーターの注意事項
前述の通り、コンバーターにも種類があり、どの万年筆、インクにも適合する訳ではないので、適合するコンバーターを調べてからお買い求めください。
また、ラメが入っているインクなどは万年筆だと詰まる可能性もありますので、推奨インクなども合わせてご確認ください。
各メーカーのコンバーター詳細についてはこちらのblogをご紹介させていただきます。
手持ちの万年筆
今回コンバーターを取り付ける万年筆はこちら。
メーカー名:PILOT(パイロット)
商品名:プレラ 色彩逢い iro-ai
色:FPRN-350R-TLG(透明ライトグリーン)
ペン種:M(中字)
今まではカートリッジ使用だったのですが、丁度インクが切れたことを機にコンバーター使用に切り替えることにしました。
(製品情報の方は元々コンバーター付属になっています)
まずは万年筆お掃除
早くインクを充填したい…!!
という気持ちが募りますが、もしお手持ちの万年筆に装着する場合には、通らねばならぬ道があります。
コンバーターを装着する前にしなければならないこと…それは…
そう、万年筆のお掃除です。
カートリッジがなくなって書けなくなったとしてもまだ本体側にはインクが残っています。
これを綺麗に除去していきます。

残っていたインクが流れ出します
この色合いもたまりません
かなり乾いてしまってインクが頑固に付着しているような場合には、ぬるま湯が推奨されていますが、温度が高いとペンを傷めるため要注意です。
詳しいお手入れ方法は専門メーカーのYouTubeをご覧ください。
どちらも1分程度で、2本目の回転式コンバーターはコンバーター分離後のお手入れはカートリッジ式と同じです。
コンバーター外見
手持ちのPILOTのプレラ 色彩逢い iro-aiは、製品情報にもある通り、
コンバーター(カートリッジ式万年筆用インキ吸入器)CON-40 回転式
が適合コンバーターとなっています。
詳細はこちらから。

ペン先に付着したインクが頑固過ぎて、2日間浸水しましたが取れず断念…

コンバーター初心者のため、大変重要な説明です
インクの充填方法はこの説明通りに行ってください

中に鉄球が4つ入っています
この鉄球はインクの攪拌の役割もあると思いますが、
筒の中に入っているインクを誘導する為の働きもあるようです
コンバータの上部に金属製で "↑ ⇔ ↓" の刻印がありますが、
この時実際に回すのはこの金属部分ではなく、
その上部の少し細くなっている透明樹脂の部分ですのでお間違いなく…!
(私は最初ここを回して、インクが吸引できない?と首をかしげていました)

ちょっとインクが少ないような気もしますが、
このタイプ(回転真空)のコンバーターは充填できるインクの量も少ないようです
CON-40のインク吸入量は0.4ml
何度か試してみましたが、コンバーターのパッケージ裏にある最大量の記載同様、
大体コンバーターの筒の半分か半分ちょっと上くらいまでが最大量です
今回のインクは、こちらでもご紹介した、私のファーストインクボトル、"美星の夜空"です。
最後に
手持ちのインクをガラスペン以外で使用する日がやってきました!
コンバーターの寿命は樹脂製とのことで約3年。
一体何回吸引できるでしょうか?
ガラスペンは割れてしまうかもしれないから怖い…という方にはコンバーターは一押しです。
インクカートリッジとコンバーターの両用が可能な製品については、是非お試しください。
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