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【第74話】ハマる瞬間、熱中とは何か?

今日、勉強している途中にふと頭に浮かんできたのは、アニメ『ハイキュー!!』で月島がバレーにハマったエピソード。

セカンドシーズン第8話「幻覚ヒーロー」。森然高校での合宿で、烏野高校メンバーはそれぞれ自分の新たな武器を磨くために合宿に加えて自主練にも励む中、月島だけは及第点を取るような動きをしていた

月島の兄は、烏野高校が強かった(小さな巨人がいた)時代にバレー部に所属していたようだ。毎日練習に励んでいたが、強者揃いの中でレギュラーには入れなかった。そんな兄を身近に見ていたからだろうか、月島はバレーに熱中しているというよりは、バレーもそつなくこなすという感じだ。

山口から「最近のツッキーはカッコ悪いよ…(中略)身長も頭脳もセンスも持っているくせにどうしてこっから先は無理って線引いちゃうんだよ」と言われて、月島自身の陰りにジャストミートしたのだろう。「絶対に一番になんかなれない。どこかで負ける。それをわかっているのにみんなどんな原動力で動いてんだよ。」と声を荒げる。

山口からは「プライド」という返答を受けるが、それには納得ができず、木兎や黒尾に聞きに行く。

月島: 「僕は純粋に疑問なんですが、どうしてそんなに必死にやるんですか?
バレーはたかが部活で、将来履歴書に学生時代部活を頑張りましたって書けるくらいの価値じゃないんですか?」
(中略)
木兎: 「月島くんさー、バレーボール楽しい?」
月島: 「いや、特に」
木兎: 「それはさー、下手くそだからじゃない?(中略)でも、バレーが楽しいと思うようになったのは最近だ」

木兎は、クロスを徹底的に研究されてブロックされたのが悔しく、ストレートを試合で使えるレベルまで猛練習して、試合で同じ相手に全く触らせずストレートを撃ち抜いた時に「俺の時代きたー」と思うくらい嬉しかったそう。

その瞬間があるかないかだ。
将来がどうだとか、次の試合で勝てるかどうかとか、
ひとまずどうでもいい。
目の前のやつぶっ潰すことと、自分の力が120%発揮された時の快感がすべて
(中略)
もしもその瞬間が来たら、それがお前がバレーにハマる瞬間だ。

先週、りんとの話題作りに観た(りんはハイキューが好き)このシーンが、勉強中に頭をよぎるということは、自分は潜在的に月島と似たような負い目というか悩みを持っているのだと思う。ここには書かないが、実際に「超絶熱中した経験」と「適当にやったけど全国大会に行くようなある程度の結果が出た経験」どちらも体験している。そして、最近考えていた「継続しているうちにその楽しみがわかる」という学びとうまく結びついたのだろう。

「目の前のことに集中すること」、そして「今の最大限の力でそれに取り組むこと」。

この木兎さんの教えを念頭において、明日も頑張りたい。

おやすみなさい。

りお

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