未来の組織形態としてのPRMO、そこに潜む課題とは?
こんにちは!
PRMOでPRを担当するフルタです。
今回の喫茶プラモでは、「株式会社monopo Tokyo」(以下、「monopo」)でテクニカルディレクター/プロデューサーを務める高橋さんにお話を伺ってきました!
※株式会社monopo Tokyo:東京・ロンドン・ニューヨークを起点に世界中で様々なコミュニティを介して、国内・海外のクリエイターと共に、各国のブランドを共創していくクリエイティブ・エージェンシー。
高橋さんとPRMO代表亀田の出会いのきっかけでもあるmonopo。
2人の関係性やその関係性から見たPRMO、高橋さんならではのPRMOや代表亀田に対する見解が印象的なインタビューとなっております!
会社の在り方や組織づくりという観点でも、高橋さんの鋭い分析がご覧いただけるかと思います。
ご興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください:)
※こちらの記事は後編です。
前編「世界的クリエイティブエイジェンシー 『monopo』のテクニカルディレクター/プロデューサーに聞くPRMO」はこちらから。
PRMOの組織形態はWeb 3.0 の世界観?
フ:monopoもPRMOも個性豊かなメンバーが在籍している印象がありますが、高橋さんは組織をまとめる際に大事にしていることとかありますか?
タ:人数が多くなると大変だし、まとめる必要も出てくるかもしれないけど、まとめなくてもいいんじゃないかなとも思ったりしていて。
PRMOに関してはリアルにみているわけではないから、わからない部分も多いけど…。
せっかくそんなにメンバーがいて優秀な方もいるだろうコミュニティがあるから、例えば個人の顔が見えるとか、HPに各々メンバーのプロフィールが40人分載ってるとかいうのも、すごく興味深いコンテンツになるんじゃないかなー。
フ:なるほど!まとめなくてもいいって私にとって新しい価値観です。
タ:PRMO見てると、Web 3.0の世界観があるなーって感じます。
現在主流の「株式会社」っていう組織形態じゃなくて、また新しい組織の形として個々人がその会社に対してコミットして、その分だけ報酬をもらうみたいな仕組みが可能になる未来があるのだとしたら、PRMOがやっていることって全然間違ってないんじゃないかな。
ただ、いまは「株式会社」っていう形だから、会社として成り立たせないといけない部分はあって、そこからくる難しさとかもあるとは思うけど。※Web3.0:権力分散型のネットワークを基礎としたWeb
フ:確かに、すでにそういう世界観がPRMOにはあるかもです。自由度が高くて、やろうと思えばどこまでもやれるというか。
まさに、PRMOはWeb3.0の世界観のように中央とかトップに縛られない働き方が可能になる世界かもしれません。
組織の匿名性、そして未来の組織の形
フ:そういった個々人が活躍していける組織の中で、匿名性とかって課題になると思いますか?
PRMOでは、顔出しとかは全く強制されず、中には顔を知らずにお仕事をしているメンバーの方もいらっしゃいます。
これはもちろんPRMOの良さでもあるのですが、クライアントさん側から見たときに少し信頼性とかを築くのに時間がかかるという課題にもなり得ると感じています。
タ:確かに。でも匿名なことって全然悪いことではないと思っていて。
例えばアバターとかができてくる世界になってくるとしたら、別に大きな問題ではないのかなって思います。
亀田さんが一緒に仕事した人のアバターとかイラスト作ってあげるとか。(笑)
フ:それ嬉しいですね。(笑)
今流行りのメタバース的な。(笑)
タ:「喫茶PRMO」もイラスト使ってるよね〜。これは誰が書いているの?
フ:yuriさんっていうPRMOメンバーのイラストレーターさんが毎回描いてくださってます。
タ:こういうのをメンバーみんなに作ったりできると、そのコミュニティに所属してる感が出るかもしれないですね。
フ:確かに…!!すみません、無意識のうちに完全に相談ベースで話してました。汗
PRMOと仕事をする ≠ 亀田さんと仕事をする
フ:monopoとPRMOは一緒にお仕事もしたことがあるんですよね。
monopo時代に亀田さんと一緒に働いていた時と、亀田さんが独立後PRMOとしてお仕事をしてみての印象の違いとかはありますか?
タ:あー、それは1つすごく明確にあって、僕たちっていうかmonopoの人たちは特になんだけど、まだPRMOというよりは「亀田さん」に信頼を置いてしまっているところがあるんですよ。プレイヤーとしての亀田さんに。
なので「亀田さん」ではなく、「PRMO」っていう会社として関わってみた時に、プレイヤーとしての亀田さんと築いた信頼性とはまた違った関係性になってくるのかなと感じています。
正直な話になるんだけど、monopoからPRMOに案件を発注するときに、まだ亀田さんを指名するっていうプロセスが発生する。
フ:なるほど、そういう見方もあるのですね。
monopoは、メンバー1人1人の顔が外からも見えて、良い意味で個々が独立していて、外からも誰が何をやっているかわかりやすい、みたいな印象があります。
タ:確かにね。僕たちも個人で独立してる感とか出したりしてるけど、結構「会社」ではあるんだよね。代表2人が作った会社なんだけど、もともとは彼らに属人的にクライアントがついていたりする。でも今になってだんだんと、「会社」として依頼を受けるみたいにはなってきていて、そう言う意味では会社の信頼っていうのは上がってきていると思う。
逆に今は「monopoの〇〇さんでお願いしたいです。」って依頼はなかなか無いかもなー。
フ:例えば、PRMOが会社として依頼を受けるには、どういったことが大事になってくると思いますか?
タ:個人的な意見になってしまうんだけど、
例えば、やったプロジェクトがあるとして、それがすごいよかったみたいな見せ方をしたり。
そこで見せるものとしては2つあって、1つが制作物のクオリティっていう部分と、もう1つがプロジェクトの進め方、つまりアウトプットで見えない部分。
HPを見ると、PRMOの場合クオリティの面はバッチリなのかなっていう印象があるけど…。
でも例えばこのクオリティが毎回保証されるのかとかクライアント側は気になるのかなと。
フ:アウトプットで見えない部分を見せるのは、今後やっていきたいですね。
タ:あとは、制作事例を紹介するときに、誰が何をやったかをもっと見せるとか?
僕がプロデューサーとしてどこかにお願いするときに見るのって、会社単位の部分と、個人単位の部分だったりする。
デザインだったり、フロントエンドの場合特に、僕の場合はかなり「人」で見ているかな。
だから、「亀田さんがいい」みたいになるのかな。(笑)
逆に亀田さん入ってないプロジェクトってどれなんだろう?って気になるかな。
フ:なるほど。
タ:亀田さんと一緒に仕事していたときに感じたのは、亀田さんはすごく頭良いというかクリティカルなのよ、意外と。(笑)
静かにクリティカルなこと言うみたいな。(笑)
フ:わかります。(笑)
タ:あれとても良いと思うんですよ。
でも一方でプロジェクトをゴリゴリに進めたりとか、契約ゴリゴリに巻いているとかいう一面を僕はあんまり見たことなくて、なんかそこはPRMOメンバーの他の人がやっているのかなと思ってて、そこがどうなっているのかとか外からは見えにくいのかなって。
「この人が入ったら、進行管理万全」みたいな人を1人でも外に見せていくと、クライアントさんの安心感とか信頼感にもつながりそう。
フ:高橋さんのインタビューにもかかわらず、完全にコンサルしていただいていますね(笑)
でもとても興味深いご意見で、今後のPRMOに活かしていけたらなと思いました。ありがとうございます!!
monopoとPRMO、今後のコラボは…?
フ:PRMOと一緒にお仕事されてみての感想などございますか?
タ:その案件は、monopoではそんなにリソースつけることができないプロジェクトだけどやる必要があるみたいなプロジェクトで。
プロジェクト・マネージャー的な機能を持っていて、かつクリエイティブもできるみたいなところとやるのが良いなと思ってて、PRMOだったら両方あるから頼んだんですよー。
フ:そうだったんですね。実際やってみて正直な感想とかあったりしますか...?
タ:その頼んだ案件は、思っていたよりも進行が楽にはならなかったんですよ。あれは俺も悪かったけど...。
なんかゴリゴリに進めてくれる感じではなかったかな。
フ:なるほど。高橋さん的に一緒にやる会社に求めることはありますか?
タ:進行も含めてできるプロダクションは頼みやすいと感じています。
でもそういうところって意外と少ないんですよね。
プロジェクトを遂行していける体制ってやっぱり自分たちで持たないと、なかなか難しいところがあると感じていて、PRMOも今後はそこの部分をお願いできる可能性ってすごくあるなーって思うんですよ。
今のPRMOって「作る人」が多いのかなーという印象があります。
フ:確かに、そういう体制も大事になってきそうですね。
タ:monopoとPRMOだけで何か一緒に何かやるとかできたら面白いのかも?今だと、一部決まった案件とかをお願いする形になっちゃってるから...。
もっと前段から入ってもらったり。それはすごいやってみたいかも!!!
フ:ぜひ。その際はプロジェクトの最初の段階から記事にできたりして...👀
本日はインタビュー受けてくださりありがとうございました!
亀田さんと特別な繋がりのある高橋さんならではの視点や、プロデューサーさんならではのご意見を通してPRMOの未来について考えるような会でもありました。
今後も高橋さんのご活躍をお祈りしております^^
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