LTすること=小さな成功体験を自分の中に積み重ねていくこと
こんにちは!
最近はtwitterで #ぷく絵 (連続テレビ小説「まんぷく」のファンアートハッシュタグ)を眺めることで癒やされている、PRLT運営のおそらさんです。
朝ドラ『まんぷく』のイラストも楽しみ #ぷく絵 #まんぷく絵
さて、実はこの秋PRLTも萬平さんと福ちゃんに負けじとアツアツなんです!
今月、PRLTの取り組みを「広報会議(2018年11 月号)」にて取り上げていただきました。その延長戦で、広報会議さんが主催されている「朝活広報会議 」にて、再び若担さん、広報寺子屋さん、CSR 48さんとご一緒させていただきました…!
狙いましたとも、小顔効果。(最奥)
朝8:00集合にもかかわらず、60名近くの広報担当者が集まり、運営代表によるパネルディスカッションと、参加者の方々とのテーブルトークが熱量高く繰り広げられました…!私が広報なりたての頃、藁を掴むような気持ちで読んでいた広報会議。その紙面やイベントに貢献する機会をいただけて、心から嬉しい気持ちです。
さてさて、参加者さんと意見交換する中で、ふとこんな疑問が頭をよぎりました。
広報の大きすぎる意義が、広報担当者を押しつぶしてる?
「企業と社会との合意形成」という最上位概念から、課題設定と業務が落とし込まれていく広報・PRという仕事。その貢献領域は「事業拡大」「採用強化」「資金調達」「危機管理」等、多岐に渡ります。
さらには、「これが模範の広報」なんてものはなく、企業の目指す理念や生きている時代に合わせて、自社の広報スタイルを更新していかなければなりません。
大きな意義がありながら、正解はない仕事。まるで「ドラゴンを倒しても世界が平和になるとは限らない」と最初から言われながらも、前に進まざるをえない勇者みたい。そして、そんな勇者たちに無慈悲に襲いかかる「費用対効果」という言葉。
「朝活広報会議」でお会いした多くの広報さんが「広報活動の報告をするとすぐに『で、その効果は?』と言われてしまうんです」「社内で広報理解が得られなくて…」「やることがたくさんあって、でもリソースも少ないからどれも中途半端になってしまう」と、孤独感や無力感を募らせておりました。
ひたすらお話を聞いていて、こうした気持ちの根幹には「あまりに大きすぎる広報の意義」があるのかも…と、仮説が立ちました。
製品のリリースを書き、社員のインタビューを行い、投資家向けのAnnual Reportの素案を作り、省庁が主催するアワードに応募する…どれも期待される効果は異なるけれど、すべて「社会との合意形成=広報・PR」という枠組みのなかにある。さらには効果をどう捉えるかは、それぞれの企業次第。
「売上に貢献する」「採用に貢献する」などなど、設定している広報・PRの目的粒度が大きすぎるからこそ「わたし何もできてない…」と絶望しがちなのかなと。
「いいプロダクト」はわからなくても、「いいプロダクトに向かう道」は作れる
さてさて、そんな絶望の最中にいる私たち広報勇者たちの少し先に、世界救う突破口を開いたかもしれない、別の勇者たちの集まりがありました。「エンジニア」と呼ばれる方々です。
エンジニアも「いいプロダクトをつくる」という正解のない問いと戦っています。デバイスも言語もフレームワークも開発手法も、めまぐるしく変わる中で、「いいプロダクト」の定義はコロコロと変わるし、ユーザーによっても答えは千差万別。これも一歩間違えたら絶望しかないように思うのですが、広報担当者ほどの絶望感は見えません。(あくまで相対的)
彼らは、「同職種同士の議論の場」と「アウトプット文化」という2つの武器を持っていました。
ブログ執筆やLT登壇という「アウトプット」を題材に、他のエンジニアと議論する。そして議論を踏まえて自分の取り組みを更新させていく。
この2つを繰り返すことで、正解のない世界に身を置きながらも、「いいプロダクトに向かっている道」を確かなものとして自分とエンジニア陣の中に積み重ねていく。そんなふうに私には感じられたのです。
LTできるくらいの粒度で成功体験を積み重ねる
こんな偉そうにしゃべってるわたし自身も、できてないことしかありません。危機感はそりゃあもう、ものすごーくあるけれど、絶望はしていないし、広報・PRという仕事の面白さを年々感じるばかりです。
それは多分、「”いいPR”はまだ全然わからないけど、”いいPR”に向かう道のなかに自分は居る気がする」と実感できているからじゃないかな。そんなふうに思えるようになったのも「LT大会」という、自分の仕事に関する取り組みを5分にまとめて話し、フィードバックを得るという場のおかげ。
LTづくりと参加者からのフィードバックを通じて、私は自分の中に成功体験を積み重ねながら、進む道の軌道修正をしているのかもしれません。
やっぱ広報LT大会はいいね
結局その結論で終わるのかい。笑。という感じですが、めちゃくちゃ頑張っている広報担当者が絶望の淵にいるのはやっぱりよくないので、なんとかしたい。
だからこそまずは「LTできるくらいの取り組み」を実務の中に設定し、それを話すことが突破口になるのかもしれない。外に話すとなった途端に必要なものがどんどん見えてくるし、何より自分の心の中に確かなものがひとつ残ります。
世界を救うのはカンタンじゃないけど、目の前の村に迫りくるスライムを倒すことはできるかもしれない。そしてあなたが確立したスライム攻略法は、実は世界中の村を救うヒントになるのかもしれない。
そんな気持ちで(どんな気持ちだ)、PRLTに来ていただけたら嬉しいし、LTしてくださったら超絶嬉しいし、私もこの場作りに励みたいなと思います。
<おまけ1>運営メンバーの名刺作りました。かわゆし。
<おまけ2>おそらさんの広報観をPRTableさんで記事にしてもらえました。