
【完全版】JOPT 2024 Tokyo #01還元率
JOPT2024 TOKYO#1を終えて
JOPT2024 TOKYO#1を終えて、主催者、ディーラー、運営スタッフ、参加された皆様お疲れ様でした。全体を通して、素晴らしい大会だったと思います。
また、エントリー数を共有して頂いたフォロワーの皆様、ありがとうございました。
目を血走らせながらXサーフィンし、フリーズアウト前のエントリー数の画像に舌打ちをする日々から解放されました。
全トーナメントの還元率
まずは、開催された全41のトーナメントの還元率はこちら。
※4つのトナメは中止となりました。
※プライズアップやエントリー数に関しては、X(旧twitter)から情報を拾っているので、正確ではない可能性があります。
※為替レートはJOPT公式の1$=150.35円を採用

還元率BEST5
続いて、還元率上位のトーナメントの発表です。
還元率が約70%を超えるトーナメントが7つありました。
※微差の為、還元率69.7%の#03も含めています。

還元率BEST5のトーナメントはこちらです。
第4位 74.9% 同率
#04 NLH 6-max Championship バイイン5万円
第4位 74.9% 同率
#33 NLH GG500 バイイン5万円
第3位 77.7%
#24 PLO500 バイイン5万円
第2位 79.9%
#12 NLH GG1000 バイイン10万円
第1位 84.9%
#41 NLH Platinum バイイン30万円
やはり、バイイン額が高いトーナメントの方が、還元率も高い傾向にありました。運営視点で考えると、還元率を高くしても利益を確保出来るので当然ですね。
還元率Worst5
続いて、還元率が40%以下のトーナメントが10個ありました。
※メインイベントは正確なバイイン額が算出できない為除外。詳細は後述。

第4位 35.5% 同率
#28 NLH Turbo バイイン1万円
第4位 35.5% 同率
#30 NLH Hyper バイイン0.8万円
第3位 33.9%
#06 MIX 2-7 Triple Draw & Badugi Night バイイン1.2万円
第2位 33.4%
#42 PLO Closer バイイン1.5万円
第1位 33.3%
#26 FL 2-7 Triple Draw バイイン1.2万円
こちらの傾向としては、バイイン額が安いトーナメントか、参加人数が少ないトーナメント(プライズアップが実施されない為)がワーストに入っていましたね。
ワースト3トナメは、エントリー数が102名/89名/104名と、JOPTの中ではかなり少ないエントリー数でした。
1人あたりのエントリー総額
今回フォロワーの皆様にアンケートを取り、500名の方に答えて頂いた結果がこちらです。

5万円以下 170名
5〜10万円 95名
10万円以上 95名
参加していない 140名
JOPTに参加した360名の内訳はこちら。
170名(参加者の約47%)は5万円以下
95名(参加者の約26%)は5〜10万円
95名(参加者の約26%)は10万円以上
10万円以上の部分が気になるところですが、Xでは、総額87万円使ったという強者もいたので、10数万円〜数十万円と幅広そうですね。
参加者の50%が3万円 1エントリー
参加者の25%が7万円 2〜3エントリー
参加者の25%が15万円 4エントリー以上
仮に上記の使用額だと仮定すると、1人当たりの平均利用額は7万円にもなります。かなり客単価の高いビジネスと言えますね。
メインイベントの還元率を考察
今回は、メインイベントにダイレクトバイイン10万円(オンライン550$≒8万円)でのエントリーが可能でした。
ただ、多くの参加者は店舗またはオンラインでのサテライトを通過して参加している為、正確なエントリーフィーを算出(4515エントリーの平均額を計算)する事は難しく、概算で8万円としました。
この算出根拠は以下です。
1.店舗サテライトでのチケット獲得費用
いくつかの店舗サテライトをピックアップして、概算費用を計算してみました。
例1)NEKOKAJI新宿 12/20開催のサテライト
15チケット保証(5名が3チケット獲得)のサテライトがありましたが、バイイン6000円で68エントリーでした。
この場合、エントリー総額408,000円で、5名がメインに出場できるので、メインに必要な3チケットを獲得するのにかかる平均費用は、81,600円となります。
例2)Blow赤坂 12/22開催のサテライト
15チケット保証(5名が3チケット獲得)のサテライトがありましたが、バイイン8000円(twitter割5000円)で99エントリーでした。
ツイッター割を考慮して、70人が5000円でエントリーして、29人が8000円でエントリーしたと仮定した場合、3チケットを獲得するのにかかる平均費用は、116,400円となります。
例3)starryeye 1/3開催のサテライト
30チケット保証(5名が3チケット獲得)のサテライトがありましたが、バイイン14000円(リエントリー13000円)で、63エントリーでした。
リエントリーを考慮して平均エントリーを13500円だと仮定した場合、3チケットを獲得するのにかかる平均費用は、85,050円となります。
例4)新宿de poker(デポ) 12/15開催のサテライト
9チケット保証(3名が2チケット、3名が1チケット)のサテライトがありましたが、バイイン3900円+ドリンク代+アドオン3500円、リエントリー3000円で23エントリーでした。バイイン額の平均を7000円だとした場合、3チケットを獲得するのにかかる平均費用は、53,667円となります。
このように、店舗によって3チケットを獲得する為にかかる費用は5万円〜10万円を超える場合もありましたが、総じて、メガサテライト(15枠以上保証)よりは、4〜6チケット保証のサテライトの方がオッズが良かったような気がします。
全ての店舗サテライトで、3チケットを獲得するのにかかる平均費用(=メインイベントへのエントリーフィー)は8〜9万円というところでしょうか。
2.オンラインサテライトのチケット獲得にかかる費用
オンラインについては、ダイレクトバイインが550$(約8万円)となっていましたが、その他に10$出し、30$出し、60$出しのサテライトが毎日のようにGGpokerで行われていました。
例1)60$出しサテライト
例えば100名がエントリーした場合、エントリーフィーの総額が6000ドルですが、GG側の手数料が20%かかるので、還元としては4800ドル分となります。(550ドルチケット8枚と400ドルの賞金)
10$サテ、30$サテも同様に20%がGG側の手数料となります。
つまり、オンラインサテライトの場合、550ドル(約8万円)チケットを獲得する為にかかる費用は、687.5ドル(約10万円)となります。
期待値的にはダイレクトバイインの方がお得ですね。
ただし、オンラインサテライトのチケットは、結構店舗で配られていた(来店すると10$サテのチケットを無料で貰えたり、サテライトトナメの副賞として30or60$チケットを貰えたり)ので、それも考慮するとやはりメイン参加に必要な費用の平均は7〜8万円ぐらいかなと推測しています。
総合して、メインイベントのバイイン額8万円というのは大きくずれていないのかなと考えています。
(おまけ)メインイベントのチケットをお得に取る方法
次回以降、メインイベントのチケットをお得に取る方法を考えます。
1)店舗サテライトのオッズがいい店or日を見極めて参加
全体の傾向としては、メガサテライトよりもミニサテライトの方がオッズが良かった気がします。おそらく店によってかなりオッズが変わるので、オッズのいい店or日を見極めて参加します。
2)無料でもらえる10$サテチケットを集めて狭き門を通過
お店によっては、来店するだけで10$サテチケットを配っている期間があったので、それを集めて上位1.5%程度の狭き門を通過するまでトライします。
3)オンラインチケットを買い取る
今回は、オンラインサテの開催が多かった事もあり、チケットを複数取った猛者がチケットを販売していました。最終的には300$程度で売られていたので、それを買い取るという方法があります。
※X(twitter)上には詐欺もあると思うので、必ず信頼できる人から購入しましょう。
4)メインは出ない。オッズ固定のサイドトナメに出る
今回のメインに関して言えば、想定よりかなり多い4515エントリーというエントリー数だったので、最終的なオッズが30%以下となりました。
オッズだけを考えるなら、還元率の最低保証があるサイドトナメの方が還元率は圧倒的にいいです。
3.メインイベントの還元率(約27%)は低いのか?
では、メインイベントの還元率は低かったのかというと、個人的にはそうは考えていません。
メインイベントを開催するにあたり、多くの店舗でサテライトを実施して、そこには各店舗の人件費や店舗の維持費が当然かかっていますし、サテライト開催店舗の利益も必要です。
JOPTの主催者側から考えると、仮に1チケットを店舗に12,000円で販売している場合、3チケットにかかる費用は36000円となります。
主催者視点で考えた時には、エントリーフィーは36,000円になるので、その場合の還元率は60.2%になります。
エントリーフィー8万円のうち
36,000円 JOPTの売上
44,000円 サテライト実施店舗の売上
という考え方ですね。

1チケットを15000円で店舗に販売している場合は、エントリーフィーは45,000円になるので、還元率は48.1%になります。

エントリーフィー8万円のうち
45,000円 JOPTの売上
35,000円 サテライト実施店舗の売上
という考え方ですね。
ポーカー大型大会ビジネスを考察
さてここからは、もう少し踏み込んで、JOPTの全売上や利益を考察していきたいと思います。
全体に公開するようなものではないので、ポーカー大型大会の事業をより深く知りたい方や、プライズチェッカーに投げ銭したいという稀有な方だけ読んで頂けたらと思います。
※推定で計算している部分が多々あります。
※実際の数字は公開しないようにお願いします。
ここから先は
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?