為替ヘッジは政策金利差が手数料。資産が目減りします。
為替ヘッジの仕組み
為替ヘッジは為替変動を相殺することを目的にして借金をしているものです。その金利は、日本の政策金利と、その外貨の政策金利の差分より少し大きいものになります。
例
例えば、23年では日本の政策金利が0%、アメリカの政策金利が5%ですので、5%より少し大きい金利がかかります。
これでは10年代のsp500なら半分ほども相殺されてしまいます。
政策金利の引き上げは不景気化
金利が高いと景気は悪くなりますので、インデックスの成長率も低下することが考えられます。
為替ヘッジが有効なタイミングは非常に限られる
為替ヘッジが有効なタイミングは、これから円高になるということが高い確度でわかっており、その為替が変動中の期間のみとなります。その期間だけ為替ヘッジ無しの投資信託から有りの投資信託に一旦現金化して移し替えるわけですから、現金化した時に購入時より値上がりしていれば、金融所得税の課税対象になるため、税金対策についても考慮しておかなければならなくなります。
このように、かなり複雑になるため、通常は為替ヘッジがおすすめできることはほぼありません。為替ヘッジ無しならば、一時的に為替の具合が悪い時でも資産が目減りすることはありません。
次の記事では、為替変動リスクを加味した各種インデックスの比較を行っています。
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