個別株に挑戦する場合も、何割かはインデックスファンドにして命綱を!ポートフォリオ
まだまだ人生に時間がある若い人は、個別株に挑戦することもいいでしょう。しかし、そんな場合でも投資資金の何割かはインデックスファンドにしておくべきです。
個別株のセンスが無かった時の保険
投資予算の一部をインデックス・ファンドに毎月一定額を積み立てていけば、仮に個別株が全て倒産して価値がゼロになってしまったとしても、それなりには資産が残るので人生設計が振り出しに戻るほどの困難は生じることがありません。例として計算をしてみます。
投資予算全額を10年貯金した場合
$$
x=1.0*10\\
x=10.0
$$
投資予算の50%を平均利回り13%のインデックスファンドに10年間積み立てた場合
$$
x=0.5(1.13+1.13^2+1.13^3+\ldots+1.13^{10})\\
x=10.405
$$
例では10年経てば現金で貯金を続けた場合とだいたい同じになります。こうしておけば完全に失敗したとしてもまったく投資を行っていなかったのとほぼ同じ結果にしかなりません。実際には個別株の価格が完全にゼロになることはほとんどありませんから、実際のインデックス・ファンド投資分はもうすこし少なくても良いでしょう。
個別株のセンスの見切りは10年を目処に
自分の個別株のセンスを見極めるにはせいぜい10年が期限だと思います。その10年間で、個別株投資分のパフォーマンスが、インデックスファンド投資分のパフォーマンスに劣っていた場合、自分は個別株をやるセンスが無かったと判断し、見切りをつけるべきです。
その後の人生はインデックスファンドに集中して資産を増やしていくことが確実です。
次の記事では、主要なインデックスの比較、現金保有量などを計算しています