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どうも自分でも会社経営しながら、資産形成・資産運用でアドバイスも行なっている、海外専門ファイナンシャルプランナーのかずです。


今回は日本の保険に対しての話をしていこうと思います。
結構この保険は日本人で入っている方多いと思います。


今回でお話しする保険は国民健康保険ではなく民間の保険についての
少しダークな裏側についての話です。


まず最初に述べたいのが、『保険会社も売上を上げるための会社』という事です。


純粋に加入者のためにやっているならいいですが、会社経営というのはそんな簡単な話ではありません。


保険会社が儲かる仕組みで運営されている
これが言えるんですね。


そもそも保険というのは、みんなでお金を出し合って
誰かが何かあった時『みんなのお金で補填する!』という考えがベースであります。


でもそこで保険会社がとうやって儲けているのか?


それは
・お客から集めたお金を運用して儲ける
・お客のお金を運用する際に、運用手数料や事務手数料を取っている


という収益形態なわけです。


ただこれだけでは保険会社は安心できませんし安定しません。
なぜならば、そもそものお金が集まってこないといけないですし、お金を支払うお客さんがすぐ解約する可能性があるためです。


また支払い形態が、『掛け捨て』『積立』『一括支払い』
そこに『返戻金を組み込んだ元本保証の概念』を入れて長期契約させる!のが保険会社存続に必要になってくるわけです。


ちなみに『掛け捨て』の場合は比較的料金は安いものが多いですが、
支払いをやめてしまうと終わりのものも多いです。


ただ中には20年-30年間支払ってくれた方に
その後支払いは終わるが死ぬまで保証という終身保証をつけている『掛け捨ての形態』もあります。


ただし、20年-30年間支払っても60歳で満期!とかもあります。


そこで『積立型』のものは保証と運用がセットになっていて、何年積立てくれたら、運用益も乗っけて返しますという形態もあります。


すごいざっくり大きく分けたらこの2種類です。
どちらかを『一括で払うか毎月払うか』というのを選択します。


保険会社はこの2軸のスタイルでやっていて
それぞれに付加価値としての商品を提供している訳です。


どういう事か?
例えば、掛け捨ての保険に関しては、先端医療で保険適応外のものにも対応できるようにしよう!とか

この積立型に対しては、積み立ててくれてる期間中には『死んだらいくら入るという死亡保証』をつけよう!とか


『ガンの発覚・通院・手術』に支払いがされる内容を組み込もうとか、
三大疾病(ガン・心疾患・脳血管疾患)に対応しよう!とか、
生活習慣病にも対応しよう!とか。
まあ学業とか自分に何かあったら子供に入るように!とか。


そういう『付加価値をつけてお客からお金を集める形態』になっています。


そこで保険会社は『リスクなく経営したいよね』と思考を働かせます。


どういう事かというと、例えば20代の1万人が毎月1000円する保険に入ってるとします。
その内容が死亡保証だとして、死んだら500万円支払いがあるとします。


保険会社は毎月1万人が1000円払ってくれるので、毎月1千万円入ってきますね。年間で1.2億です。
その1年のうちに何人が亡くなるか?を全てデータで管理しています。


例えば、年間この保険に入っている20代の1万人中20人が亡くなるとします。
そうすると500万円✖︎20人で1億です。


先ほど収益が1.2億で死亡保証で出てくのが1億なら2000万円が利益な訳です。


もちろん、20代、30代、40代、50代、60代で
年齢によって亡くなる率というのが上がってきます。


先ほどは20代からは毎月1000円でしたが、
30代になったら2000円、
40代になったら3000円、

などと亡くなる比率によって、また今の年齢に応じて保険料をあげていったら?絶対に保険会社は損をする事がない訳です。


まあこのように、それぞれの年齢がどういう病気になり、または亡くなり、など全てデータ化をして、損をしない金額設定に年齢によって分けて管理している訳です。


そういうマイナスを食わない環境をまず作り、
そこからお客から集めたお金を今度は『運用』に回している訳です。


ちなみに積立型の運用益ももらえる内容に関しては、『解約返戻金』というルールがあります。


どういう事かというと、15年,20年,30年とか長期で積立しないと、
その期間内で解約しようと思ったら、出金額が積み立てた額の元本を割るよー


というまったく保険会社にリスクなくお客にお金を返す仕組みにしているんです。


まあ預金に預けるより増えるよね!ってノリで日本人はこういうものを入る人も多いのですが、基本あまり増えずに戻ってきます。(ここで運用手数料も結構取られるからです)


そう!保険会社に入るって事は『ただ何も病気とかなかった場合は保険会社にお金をあげている』みたいになる訳です。


でもね。


いざ病気とかになった時、『実はほとんどを今みなさんが加入している国民健康保険だけでペイ出来てしまう』の知っていますか?


そう!国民健康保険はすでに超優秀な保険なんです!
それでできない事はあまりない。


それを知らないから➕αで保険に加入してしまう方も多いんですが、この➕αがいらないのが国民健康保険なんです。


なぜそれで基本ペイ出来るのに加入するのか?
が実はわかっていない人が結構多いんですね。


取り合えず心配だから!保険入ろう!じゃなくて、
すでにその保険に日本人はみんな入ってるんですね。


なので保険会社の人からしたらカモなんです!我々は。
だから保険の営業マンのマージンも高いんですよ?


実はこういう裏側があるんですね。驚きですね。


こういう面白い金融知識を今後も発信していきますので応援よろしくお願いします。


資産形成の相談は来年から受け付けをスタートしようと思っていますので
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