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【プリズンライターズ】判って欲しいことVol.2
判って欲しいことVol.1はこちら
私は前回の“判って欲しいことVol.1”に於いて閲覧者の一人の方に過去の辛いおもいでを呼びおこしてしまい……
こうした自らの心を吐露するだけでも誰かの心を辛いものにしてしまうことに気付きました。
この気付きはその方が自らの心を伝えて下さったことによって、初めて判ったことであり
私がその方の想いを逆の立場になって捉えたからであります。
このような貴重な体験をさせて下さった貴女へ心から先ずは御礼を伝えたくおもいます。
ありがとう御座いました。
扨、本題です。前回に続いて私の心をお話ししたくおもいます。
愛をしらぬとおもっている私はどこに居ても幻(まぼろし)のような愛を求めてしまい、どんなことであっても(それがたとえ人様にうしろ指をさされるようなことだとしても)私を必要としてくれるひとの為であればやって来ました。
前回疑似家族のお話をしましたが、私の中ではそう“おもい込まなくては”生きて行くことが辛く淋しかったから(一人では)たとえその疑似家族がどんなものであっても私を必要とし心をくれるものである以上私にもこのひと達が必要(生きて行く中で)でした。
また疑似家族となるひと達も殆どが私と同じような心をかかえているひと達なので、そこはお互いあい通じる所があるので心を理解し合ってたとおもいます。
よくひとは一人では生きて行けない!と申しますがこれは“心”も同じでやはり誰かに“支え”て欲しくなるものなのです。
しかし中々どうしてそういう人は普通には出逢うことが出来ません。
それは赤ちゃんが“梅干”を「すっぱい」と判らず“わさび”を「からい」と知らないのと同じで、私達のような人間の“心”なんて判らないからです。
そこにゆくと疑似家族は先にも述べた通りそこが判るので“手をさしのべ”てくれるのです。
これは全てに当てはまり自分が経験してないことは誰しもが判らない!だから自分の価値観だけで考え判断してしまう。
そして判断した答えで決め付けそこから先に行こうとさえしない。
こうした想像力の欠如によって引きおこされる「差別」こそが彼ら(私も)をとっても狭い世界におしやっている。
これはこの中(刑務所)でも同じで身内や知人から誰一人として相手にされない“孤独”から、この中で誰かを求め同じ心の持ち主(これは元(・)も含め)が手を差し出す!
して“孤独”を知った者は辛さ淋しさを忘れられず二度と同じおもいをしたくないから、今度は手を差し出して来れた者に必要以上に“依存”をし、その者に嫌われない様にとの心で求めに応じる。
私もそうだが併走(寄り添う)だけでは『不安』でたまらず“支え”を求めてしまうのです。
だから私は逆に“支え”を求めて来るものには無理をしてでも「支え」てしまう。
誰にも相手にされず親にも愛を(無償)食べさせてもらえなかった私が、どんな心で今日マデ生きて来たのかを少~しでいいのでわかってほしい!!
しっぱい
しっぱいしていいよ
誰だって みぃ~んな すること
しっぱいしていいよ
完璧な人なんていないのだから
しっぱいしていいよ
それが 人 なんだから
しっぱいってぇ 成長に必要な宝だよ
無知
光しかみたことのない瞳は 闇の暗さを知らない
光しかみたことのない瞳は 闇の寂しさを知らない
光しかみたことのない瞳は 闇の悍(おぞ)ましさを知らない
光しかみたことのない瞳は 闇の怖さを知らない
光しかみたことのない瞳は 闇そのものを知らない
知らないから 判らない
判らないから 考えようともしない
考えようともしないから 知ることは出来ない
知ることが出来ないから 理解もない
でもねぇ闇は存在するんだよ
2023.11.16
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