【プリズンライターズ】俺のクソ人生の日々・２

俺はニット帽をかぶってましたが、なぜ、共犯のハゲ頭に気付かなかったのか。ですので、共犯の面(ツラ)から指名手配は早かったです。ここには、もう一つのエピソードがあります。なんと、この共犯は、K刑務所を出所する前に父親が亡くなり、家を売って、縁切りの金も入ってたのでしょうが200万円を母親から受け取り、俺がやってた店の貼り子の前に富山市内のホテルに泊り、富山市の街のヒィリピンパブに毎日飲みに行き。そんな繰り返しの毎日ですから金はすぐに無くなります。それで共犯が考えたのが、ホテルの泊ってる自室から100万円が盗まれたとホテル側にクレームを言ったそうです。そんなの勿論、皆様は分かりますよね。はいホテル側は、そのクレームを警察に届け出たのです。ですので、モンタージュの似顔絵で直ぐにピンときたらしいのです。はい、俺はとんだ相棒と手を組んでしまったのです。共犯は富山市の警察に対して、『戦線布告』よろしく、俺を捕まえてみろと…ザビエル似の顔いや頭のハゲがサツを挑発したのです。こんな地雷を抱えた奴を俺は拾い一緒のヤマを踏んだのです。こんなアホに俺は〝一蓮托生〟と誓った事を死ぬまで後悔するでしょう。判ります？この俺の気持ち…だからタイトルのように『俺のクソ人生の日々』なんです。

いや、このクソ人生の日々はまだまだ続きます。俺はパクられ、共犯とは別々の留置場でここでもクソ共犯の嘘が北斗の拳の北斗百連拳が炸裂し、タバコ吸いたさの為にマル暴にチャカを山だか土地だか知らんが埋めたと云い、そのせいで、俺の留置場の勾留も長くなり、しまいには、同じ岐阜刑務所で、それも新入教育の席では隣りどうし、普通はありえません同じ共犯が一緒に成るなんて！！俺は5年ちょっとの刑、ハゲの共犯は窃盗の常習が付いて8年の実刑。さすがに同じ工場には一度もなってませんが、俺が行った工場では同じ受刑者の人に雑居部屋の配食事に汁物だかに水虫の薬を入れたと聞いて、「それ同じ共犯です」って事は口が裂けても云えません（恥）。

実は俺、“汪楠”と同じ工場でしたし、その前から知ってました。昼夜独居が同じフロア―で、汪さんは無期囚の人と同じ二人独居で、この無期囚（よっしー）を可愛がってましたし、面倒見がよかったですね。汪さんは兄貴分みたくしてました。後、同じ工場に成るとは思ってませんでした。そのあだ名がよっしーの無期囚も同じ工場です。このよっしーは、本当に犯罪者で人を殺めたのだろうか・・・と信じられないぐらい、大人しいですし、どこか、まだ幼い子供の様に、どこか憎めない、いつもオドオドしてるし、目がクリって綺麗で澄んだ瞳でした。汪さんは何回か喋ってますが、色白で接し方も全々、偉そうにしてませんでしたし、どちらかと云うと優しい方だと思いました。俺は汪さんの『怒羅権と私』の本は俺自身、支援されてる身やし、お金も無いし、アマゾンで買えてもここじゃ～買えないし。それに、まさか、ほんにかえるプロジェクトの代表が俺の知ってる汪さんとも思ってませんでした。かえるのうたの表紙に載っている『怒羅権と私』に写ってる写真は間違いなく俺の知っている汪さんでした。汪さん、出所おめでとうです。又、受刑者の為の更生を目的にしたご活動は同じ工場だった頃の汪さんを知っているので、社会に出て真面目に生きてると思うと俺の事の様に嬉しくなります。結婚もおめでとうございます。いつまでも汪さん夫婦の幸せを祈ります。又、無料の会員にしてくださり心から感謝しています。これからも、お世話に成ります（謝）。

*汪さんの本に対してのレビューですか！人それぞれ考え方は十人十色やから、色々なコメントがあるのは分かる。それに神様じゃ～ないんだから、これが正しいってことはないでしょう！？ディスるにしても、あんたら表の世の中しか知らんし、生れも育ちも違うし、物事なんて、そこの世界を知ってる人しか理解出来ないと思うけどね。環境のせいにするなとかさあ～同じ境遇でも真面目にしてる中国人二世もいるとかさ～、そんなことを言ったら切りが無くないですか？中国にはこんな言葉がある。「中国人は生まれた場所によって運命が決まる。」よく言われる言葉らしいですが、日本でも、「子供は親を選べない」ってよく言われる様に生れ育った環境によって、DVで死んでく子供もいれば自殺者もいるし、言い訳じゃないけど、刑務所に入ってる奴の殆どは確かに加害者やけど、子供の頃から生い立ちが悪い人が多いのは事実だし、弱いからこそ、社会に上手く溶けこめなくて、不器用な人ってめっちゃ多いよ。だから、何でもかんでも、生れ育った環境のせいにするのは、俺は、賛成は出来んけど、現実問題からしたら、人間は生れ育った環境で運命が変わる事ってあるわけだから、全否定はよくないよ。あんたら、平和ボケしてるんじゃない？紛争地に住んでから言ってよ！同じ事が云えますか？この平和ボケしてる日本でも、コインに表と裏があるように、国家権力にも表と裏の顔がある。刑務所の看守とヤクザの癒着なんて、当り前のクラッカーだよ。特に地元のヤクザには看守は弱いよ。外に出ていつ、ばったり会うか知らんし、仕返しが怖いんだよ。俺が岐阜刑から違うムショに移送された事も、工場の担当がどこの刑務所に行ったかまで教える始末、俺の兄貴分から聞いてビックリだよ。それも、○○さんが俺の実家の住所をノートに写してるから、必ず、それをノート検査で消してくれと岐阜刑の統括にお願いしても、分かったと言って、全々嘘ばっかり、何人から手紙が来たよ。それを出所してから、岐阜刑務所に苦情を言っても、のらりくらりと知らん顔！
(* ほんにかえるプロジェクト発起人・汪楠の著書『怒羅権と私 創世期メンバーの怒りと悲しみの半生』)

今件の事件も、確かに、人として、やっちゃ～いけない事（過ち）をしました。尊い命を、二人も奪ってしまい、ご遺族様やその関係者には今でも辛い思いをさせている事は誠に申し訳ないと思っているし、後悔しても後悔しきれない。何で俺は人を殺してしまったんだろう・・・？俺のしたことは正当化出来ないし、罪は償う。だけど、いくら、極悪人だからって、自首して、正直に事件の事を話して、当番弁護士も断ったのに、わざわざ作為までして、俺の罪を重くして、してもない強盗目的で起訴しなくてもいいだろう！おい、俺を起訴した小島検事さんよ～嘘の供述調書まで作って何が楽しいの！あんたら検事は「独任制」、どっかで起訴から求刑まで一人の判断で決められちゃう訳で、凄い権力を持ってんのに、デタラメなストーリーを作って、あんたら検事、警察に正義はあんの！？検事さんは心から法の精神って無いでしょう！無視ですよね。「冤罪者」出して、それも無実の人をあんたらのデタラメな権力の乱用で、裁判官まで味方にしちゃって。基本、刑事司法での裁判はどうしても、建前上、警察、検事は正義やから、あんたらが、裏の顔を持ってるの裁判官も知ってる筈やけど、そこの所よろしくでスルーしちゃうから、基本、どうしても、検事側に傾くんだよ。俺なんて、現に人を殺めちゃったんだし、印象なんて悪いし、黒い石の中に、あんたらの作為した黒石を混ぜたら、神様じゃねーんだから、裁判官もあんたらが投げたの知ってても、探せないんだよ（怒）。でも、裁判官は騙せても、俺や天は騙せないぞ。裁くなら、事実に基づいて正義を振りかざせよ。それが本当の正義であって、市民、国民の平和の為の正義とちゃうんかい！！「えん罪」者ばかり、作って、当たり前の顔してんな。

俺には出所後についてとか生きがいって訊かれても、正直、困る。俺は大変大きな過ちをしてしまい・・・仮りに刑務所に行っても、はっきり出れないだろうし、俺の周りの仲間や知人は俺の事を心配してくれて励ましてくれて、出所したら、旨いものでも食べに行こうとか言ってくれるから、俺も、ついつい、そうだねって答えちゃうけど・・・それはとても辛い事。人は相手を愛せないと自分も愛せないと言うけど、本当にそう思う。孤独に成ると、余計に人の温い心が胸を打ち、俺、男だから、いい年やし人前で泣けないけど、ここ独居に居ると、ちょっとした事で涙が出る。戻れるものなら、１からじゃなくていいから、事件前に戻りたい。何で人は愚かなんだろう・・・愚かな人間が多過ぎる。はい、分かってます。俺が一番愚かだと。ご遺族様にどんな言葉に変えて、上手く俺の気持ちを謝罪の弁を伝えようと考えても・・・それは空しいことだと思う。何を言っても綺麗事にしか聴えないし、俺が謝罪を述べても不快になるだけだろうし、誠意を見せろと言われても、それは本当に難しい事だと思う。同じ殺しでも交通事故で亡くなった場合やけど、保険金が被害者側に支払われるから、交通事故って殺人はどこか、しかたねーかって思ってる人が多いけど、刑事事件でも被害者弁償、交通事故みたく、簡単に示談金で少しは許される人も居るけど、俺にはご遺族様が許してくれるとか別の問題やけど、その示談するお金もない。本も買うのにも困ってるぐらいやし、手紙もお金が掛かるから、本当にお金の有難みが分かる。それでは、この辺で賛否両論だと思いますが、不快になられた方はすみません。PS岐阜刑での看守とヤクザの癒着から誰が裏で絵図を書いてハメたまで知っています。 名古屋拘置所内

前編 : 俺のクソ人生の日々・1