【プリズンライターズ】刑務所からのポエトリー・12月
終わり、そして始まり…
私は逮捕されて留置場で10ヶ月、拘置所で3年2ヶ月、約4年過ごしました
拘置所では独居だったので、本が友達でした。
長かった未決もやっと終わります。本当に長かったです。
色んなことがありましたが、ほんにかえるPJに入会できたこと、
「チカーノKEI」原作者、KEIさんとつながりが持てたこと。
この二つは、とくに幸運でした。
これから刑務所での生活がやっと始まります。
その前に私が書いた詞を少しばかり載せたいと思います。
ハッピーエンド
最後まで言えるくらいなら
こんなに苦しくはない
でも君ならわかってくれる
そう信じて
この時が永遠に止まってくれるなら
全て投げ出してもいい
それが間違いに気づいたのは
いつもと違う道を進むことに決めた
夏の終わりの夜空をかける流れ星を見た日 涙の意味を知ったから
笑顔の喜びを知ることができた
君が道を間違ったら何も言わず
黙って見守るよ
その扉の先に何が待っているか
誰も知らないけど 1つだけ言えること ハッピーエンド
午前零時が待ちどおしい 365日振りの
君におめでとうと感謝の言葉を送る特別な日
あと30分 この待ちどおしい時間が僕は好きなんだ
未来の地図を描くその手にいつか
どこか 誰にも邪魔さえできない
頬をつたう雫が1つ2つ数えきれなくなったら
それはきっと幸せの証
月がキレイだって 今日も思えるように
雨音きざむメロディー 耳をすませて
くもった窓に願いごとを書く
君の掌を見て僕は言う
君と僕はいつまでも同じ星を見られる線があるよと
僕と君という星はいつも仲良く寄りそって
あふれた愛が空に流れる
それを人は流れ星と呼ぶよ
シャボン玉の先に
がれきの中 かきわけて
探す正義は その中に永遠に残る もっと声にだしていいよ
助けを求めることは 何も恥ずかしい ことなんかではない
変えたい世界は 遠い 未来ではないだろう
扉を叩くのが 怖かったら 耳をすましてみて 聴こえるから 希望の声がきっと
その先が見たくなる音がきっと勝った方が 正義
そんな簡単に認めるくらいなら 最初から 挑戦なんて するなよ
負ける未来 見えてても そこに進まなきゃ ならない
それは いつも 自分ではなく 大切な 何かを 守るため
これが罪だというのなら 背負って生きていく
期待どおりの結果は 10回に1回くらいが ちょうどイイ
とまどい 立ち止まり 下を向き 空を あおぎ ここまでか・・・
と思った その瞬間 必ず心に 一筋の光が 差す
誰にも平等に おとずれる ただ 誰でも 見えるものじゃない
だから人は奇蹟って言葉つかう 視界の向こうの モヤモヤ
とれた その正体 自分の夢だった
氷つくほどの 冷たい炎に 見とれてしまい ボーッと 天秤 触ってた
つまづいて 転んで 唇かむ前に 風が運ぶ声を聴け そこに突き進む道がある
シャボン玉のように 消える 淡い夢でも 追いかけずにはいられない
信じ続けないわけにはいかない
そう それは いつの時も 自分ではなく 大切な 誰かの 笑顔守るため
紙ヒコーキとヒコーキ雲
苦しまぎれ 飛ばした 紙ヒコーキ ずっと真っすぐとは いかないけど
空に飛ぶために 必要なものが 羽だと思うのなら君は いつまでも 飛べない
月明かりよ どうか アンサー願います
むちゃくちゃな風に さらわれて 作り話に何度も まどわされて
ささくれだった日々
君が君でいる為 追い風より向かい風捜そう
ゴールばかり見つめて スタンド見えなくなってさ 終わらば 終わらない
この時が流れる 街の中で ワンパターンになっちまってた 変えなきゃって思いながら
自分を見失って 途方にくれた
肩に手を置いてくれたのは あの日の君 いつまでも並んで歩けると思ってた
空が青いうちは
迷い子のまま飛ばした紙ヒコーキ ずっと高みを めざして
飛べはしないけど 空に飛ぶために 必要なものが 勇気だと思うのなら
君は 何度でも飛べるさ
もうどれくらい経っただろう ヒコーキ雲が消えてから いつの間にか 夜空に変わってたよ
ここにいるよと 強く手を振って 気づいてほしくて
太陽にむらがった青握るよ 難しいことばかり考えて 明日から 遠く離れて しまったけど
空はいつも 近くにいると 信じて 信じて・・・
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