アメリカの感謝祭
今日は感謝祭でした。
上のウィキペディアの記事にあるように
アメリカでは毎年11月の第4木曜日に行われます。
その翌日がブラックフライデーと呼ばれる
出血大セールの日で、土日を足して学校も仕事も通常4連休になります。(花屋はカレンダー通りトホホ)
日本のお正月みたいなもので、家族親戚でターキーをはじめとする料理を囲み、わいわい賑やかに過ごします。この時に実家に帰らないと親のヒンシュクを買うのは古今東西変わらず(笑)。
1. ターキー(七面鳥)の丸焼き
ターキー🦃(七面鳥)の丸焼きは、感謝祭の目玉料理で、これがないと始まりません。感謝祭前は花屋の仕事が忙しいので(日本の年末みたいな感じ)、これまではターキーもサイドディッシュも含めてすべて出来あいのものを買っていたのですが、今の花屋で働き始めてから、毎年オーナーがターキーを従業員全員に(有無を言わさず)プレゼントしてくれるので、サイドディッシュはスーパーで予約注文して、ターキーだけは自分で焼くようになりました。
花屋のオーナーに「一番小さいの」を頼んでいるのに、今年は標準サイズが来て15ポンド(6.5キロ)。デカいし重い。。。作り方は色々YouTubeに載ってるのを観て参考にしています。
お尻の穴の中の空洞にはレモンとハーブ🍋🌿が入っています。
全体の皮の表面にはバターとオリーブオイルを塗り、塩コショウのほかに、ローズマリーやガーリックの入った特製のスパイスを。
これで一晩冷蔵庫の中で寝かせ、翌朝早めに起きてオーブンに入れました。摂氏150度の低温で約4時間焼きます。
4時間後。。。
これで人生4回目ぐらいですが、なんとか完成。
パチパチ👏
これを持って義母宅へ。
2. サイドディッシュ
サイドディッシュは色々あります。大勢で集まる時は、何人かで手分けして持ち寄ることが多いです。おせち料理やお雑煮のように、地域や家庭によって少しずつ内容が違ったりします。
私の義母は米国南部出身のソウルフードな人なので、ターキーの内臓を細かく刻んで香味野菜のみじん切りを混ぜた詰め物や、ケールやカラードグリーンというちょっと苦味のある葉物🥬とターキーの燻製を一緒にぐつぐつに煮たものが出てきます。
コーンブレッド(コーンミール入りの軽めのパウンドケーキみたいなもの)や、マック&チーズ(マカロニグラタン)もお約束。マック&チーズは日本のカレーのように、作る人によって少しずつ味が違うのも興味深いです。
クランベリーソースは果物なので、甘いゼリー状のソースなのですが、これをターキーのグレービーソースと混ぜて、肉にからめて食べると、ターキーのちょっとクセのある味とすごく良く合うんです。
我が家はこのように大皿からビュッフェ形式で各自取り分けるというカジュアルなスタイルです。
3. ウィッシュボーン
JUST Bが11月16日にリリースした新曲のMVの中に、次のようなシーンが出てきました。
これは鳥類の首と胸の間の骨なんです。私もこちらに来て初めて知ったのですが、アメリカの習慣では、感謝祭のターキーを焼いた後にこれを取り出して、このように2人で片側ずつを持ちながら各自願い事をして、お互い引っ張り合って折り、骨が長い方の人の願い事が叶うそうです。
私たち家族もウィッシュボーンを取り出しました。
子供達が引っ張って、下の子の願い事が叶うことになりました。何をお願いしたのかな。
4. 何に感謝しますか?
感謝祭でもう一つ忘れてはならないのは、
What are you thankful (grateful) for?
日々を振り返り、何に感謝するかを考えることです。
これは、子供でも幼稚園ぐらいの頃からアクティビティの一部として家に持ち帰ってきます。
これは下の子が10年ほど前に幼稚園から持ち帰って来たものですが、for family と書いたつもりだったのかな???
私はこれにヒントを得て、毎年家族全員に「感謝すること」を名刺サイズのカードに書き留めてもらうことを習慣にしています。
幼い頃は、「食べ物」や「家族」など具体的なものを書いていた子供達が、年を追うごとに、抽象的な概念にも対象を広げるようになるなど成長が感じられます。
あなたは今年、何に感謝しますか?
5. おまけ
昔のブログを読み返してたら、感謝祭関連の記事が出てきました。余力のある方はお読みいただけたら幸いです♪