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JUST B カナダツアー(7) - 夫の反応

こちらの「子供達の反応」の記事に書いたとおり、我が家には私以外にジャスビやKポのファンはいません。

私が主にSNS上でジャスビ、ジャスビと騒いでいるのを見聞きして、「ダンナさん、理解があっていいね」と友達に言われたりもしますが、夫は理解があるというより、全く興味がない、という描写が正しいです。
これも先ほどの記事に書いたとおり、私も夫のSF好きには全く興味がなく、
私達の日常は、同じ部屋にいながら、私はジャスビの動画を観て、夫はスタートレックの動画を観ているという、お互いさまの状況です。
子供達も、BTSやブラックピンクの名前ぐらいは知ってるけど、全然Kポのことは知りません。

夫とは2年ぐらい前に、私のKポ熱(その頃はまだBTSを追っていた)を巡って、ほんとにもう「これこそが犬も食わぬ喧嘩というものです」という類いの夫婦喧嘩をやらかしたという経緯もあり、あれは完全に夫の誤解だったので、あとでしおらしく謝って来たけれど、そんなこともあって、夫婦の間ではジャスビ関連の話はご法度になって(ると少なくとも私は思って)いました。しかも、自分が夢中になってることを全く興味がない相手に話すことほどツマラナイことはありません。あたしだって、スタートレックおたくによる、スタトレ宇宙船(しかも複数あるの知ってました?知らんがな)の完全図解!解説動画なんて観たって何もわかりませんよ。

このように普段ジャスビのことを全くと言っていいほど話題に出していないのに、いきなりカナダツアーに、しかも全行程制覇で一人で、1週間も行こうという話を切り出すわけですから、私のその苦悩を想像していただけますでしょうか(笑)。
主婦が家を空けるということ自体については夫は全然抵抗がありません。これまでに様々な思いと事情から、父子をアメリカに残して単身で何度か里帰りはしているし、もともと結婚前から自立して一人暮らしをしていた人なので。ただ、カナダ行きをどんな理由にせよ反対されたからと言って「行かない」という選択肢はないので、ただ報告するだけなんですが、あああ超難関。

それでも、徐々に
ステップ1:ホテル、飛行機などの下調べ(あとはポチっと押すだけ)
ステップ2:子供達に告白(無事クリア)
という段階を踏んで、いよいよ告白です。片思いか。

ステップ3:夫に告白
については、さらにステップ3-1、3-2と二つの段階を踏みました。

ステップ3-1:ジャスビがツアーでカナダに来るという事実をとりあえず伝えてみる

いかにも話のついでにって感じを装って、でも、どんな話のついでだったかはすっかり忘れました(笑)。その日はそこまでで、次の話題へさりげなく切り替え終了。

ステップ3-2:いよいよカナダツアーに行くことを伝える
告白の場所は、うちの近所の海沿いの散歩コースにて。やはり恋の告白か。シチュエーション的には、海岸の絶壁で、犯人が警察車両到着の前に罪を自白するワイド劇場に近いです(毎回ネタが昭和すぎて申し訳ない)。
少し荒い波が打ち寄せる岸を横目で見つつ、二人で散歩をしている時に再度、カナダツアーの話を持ち出しました。
「ジャスビがカナダに来るって言う話をしたじゃん?」と言うと、




行くんでしょ

と即答されました(爆)。
バレバレだったやん。

「うん。。。」と遠慮がちに返事すると、

「どんな理由であれ、行くと決めたら行った方がいい。そして、行くといったん決めたら迷わないこと。迷うとストレスになるから」と、

あなたはもしかして人生を語るゴヌですか?みたいなことを言ってのけました。
どちらかというと寡黙で優柔不断な性格の夫が、これだけきっぱり言ったのにはちょっとビックリしましたが、難易度レベル「5」が一気に「1」ぐらいになって、ミッション成功のうちに即終了ですわ。

それ以来、ジャスビのことは若干話しやすくなりました。それでも相変わらず、ふん、ふん、と相槌を打つ程度ですが。私もこれで状況が激変するとは期待していないので、ほどほどにしていましたが、ある日、コロナ禍の疎外感といったような話をしていた時に、夫が、
「この前ラジオでさ、社会的につながっているってことはすごく大事なことだって言ってたんだけどさ、だから君が(オンリビ=ジャスビのファンと)つながっているっていうのはいいことだと思うんだよね」と、
あなたはもしかして夫に先立たれた後、この高齢化社会しかもコロナ禍にあって一人で暮らしている私の母ですか?みたいなことを言ってのけました。

普段ぼーっとしていて何も考えてないような様子なのに、たまにはイイこと言うじゃん、夫。

そこで少しずつ調子に乗って、別の日には、最近発表されたジャスビの1月の南米ツアーの話をテキストしてみると、お、カナダより楽しそうじゃん、気候も食べ物も雰囲気も、などと珍しく長く前向きな返事を返して来ました。(ツアー先の一つである)チリに行って、あなたがワインを飲んでいる間、私はコンサートに行くよ、と冗談で言ってみたら、それはパーフェクトなバランスだと。お互いウィンウィンな状況でいいじゃないですか。

行きませんけどね(笑)。


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