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04.心を映し出すカラーセラピーとは?
目次
■カラーセラピーの起源と進化
■カラーセラピーの本質と目的
■カラーセラピストの役割と魅力
■カラーセラピーの起源と進化
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カラーセラピーの起源を辿ってくと、原始時代にまでさかのぼります。太陽を神様と崇め、シャーマニズムと呼ばれる古代の宗教が信仰されていた時代のことです。科学的な知識はなくても、古代の人々は自然の力を全身で感じて生きていました。私たちも太陽の光を浴びると自然と元気が湧いたり、青空を見上げると心が安らぐ、そんな経験を持っていますよね。古代の人たちにとって、色は神様からの贈り物のように神聖なものだったのです。
たとえば、古代エジプトでは、太陽の光が特別な力を持つと信じられ、色のエネルギーを取り込むための「日光浴室」が造られました。また、中国では、色と身体の「気」を結びつけ、心と体のバランスを整える知恵が育まれました。インドのアーユルヴェーダでも、7つのチャクラに対応する色を使い、心身の調和を図る方法が親しまれてきました。こうした長い歴史を経て、色を使った癒しが現代の「カラーセラピー」へと進化してきたのです。
現在、日本にはさまざまなカラーセラピーが存在し、海外で発展した手法や、日本独自のカラーシステムも数多くあります。カラーボトルやカラーカード、カラーグラス、ぬりえやアート、カラーライトなど、使用するカラーツールも多彩です。
■カラーセラピーの本質と目的
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「カラーセラピー」という言葉を聞いたことがありますか?
直訳すると、日本語で「色彩療法」と訳されます。一見、「占いの一種?」と思われがちですが、実は全く違います。カラーセラピーは、心理学、脳科学、生理学、科学、神秘学思想が融合したものです。カラーセラピーとは、自分で選んだ色を通して、自分の心や体の声に耳を傾ける、自己理解とセルフケアのためのメソッドです。色には、心や体に働きかける生理的効果と心理的効果があります。この色の力を心と体の健康に役立てて、セルフバランスを整えることを目的としています。
心理学的には「投影法」とも呼ばれ、自分が無意識に選ぶ色が、実はあなたの心の状態や抱えている感情を映し出す鏡のように働きかけます。まるで心と対話するような感覚になり、自然な流れで自分の気持ちや考えを表現することができます。色にはそれぞれに意味(キーワード)があり、その色が持つメッセージがあなたの心や頭の中を整理して、次の一歩を踏み出すヒントを与えてくれるのです。
カラーセラピーでは、「傾聴」を大切にしたカウンセリングが土台となっています。セラピストが「こうした方がいい!」と指示したり、「これが正解です!」と決めつけたり、アドバイスを押し付けることはありません。あくまでクライアント自身が「自分の中にあるで答え」を見つけ、心を整えるための時間です。
このプロセスを通じて、自分の気持ちを丁寧に見つめる時間が生まれます。クライアント自身の力で「色を選択する→自己対話をする→自分を大切に行動する」という循環を築けることが、カラーセラピーの本質です。
セッションを終えたあとも、クライアントが自らの気づきを生活の中に活かせるようにサポートします。いつでも気づきを引き出せるように、意識に留めるアンカー(留めがね)と意識を呼び起こすトリガー(引きがね)の役割を果たす、ヒーリングカラー(必要な色)を「意識のスイッチ」として活用します。たとえば、落ち込んだとき、「自分らしくありたい」と、その色を意識することで、気持ちが楽になったり、自分らしさを取り戻したりするきっかけになるのです。そうして少しずつ、自分の行動が変わり、未来への前向きな一歩へとつながります。
カラーセラピーがもたらすのは、「心の対話」です。日々の生活を心地よくするヒントや、「自己発見ツール」として自分らしさを引き出すサポートを得られるのがカラーセラピーの魅力です。
<期待できる5つの効果>
1.心を癒し、脳を活性化:
色の力で心をリラックス・リフレッシュし、脳の働きを促進します。
2.自分の本心に気づく
日々の生活で見失いがちな「本当の自分」に気づくことができます。
3.問題解決の糸口になる
自分の心の内にある不安や悩みに気づき、解決のヒントを得られます。
4.自分を大切にできる
自分の存在価値に気づき、自分を愛する気持ちが育まれます。
5.自己実現を促す
理想の自分が明確になり、前向きな行動へとつながります。
カラーセラピーは、色の力で自己理解や成長を促し、理想の自分に近づくための「心のセラピー」です。
あなたも、自分の心の声に耳を傾けてみませんか?
■カラーセラピストの役割と魅力
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あなたが今、心から求めている「色」は何色でしょうか?
カラーセラピストは、その「色」を通して、クライアントがより自分らしくいられるサポートをする存在です。
カラーセラピストが果たす役割は、まさに色の「通訳者」として、色が持つ言葉(キーワード)を相手に応じて伝えることです。同じ色を選んだとしても、選んだ方が違えば意味合いも変わり、求められるメッセージも異なります。
たとえば「青」を選ぶ人が二人いたとしても、一方は「静けさ」を、もう一方は「自己表現」を求めているかもしれません。そんな微細な違いを汲み取って、コミュニケーションを図りながらカウンセリングを行い、必要な色を提案していくのがカラーセラピストの面白さであり、奥深さでもあります。
「色の通訳者」として、クライアントに寄り添い、色を通じた深い対話を生み出すには、経験とトレーニングが欠かせません。それは、クライアントが自分の想いや考えを言語化する作業へと自ら取り組んでいくきっかけになる、大切なプロセスだからです。毎回、色の奥深さに触れるたびに新たな発見があり、気づけばカラーセラピスト自身もすっかり色の虜になっているのです。
カラーセラピストの仕事で大切なのは、クライアントが自身の答えを見つけ出せるような対話の場を作ること。そのために、まずはクライアントの声にじっくりと耳を傾け、心に寄り添うことが基本です。一方的なアドバイではなく、安心して自分の心と向き合える時間を提供することが、カラーセラピストの役割です。人生の旅の主役はクライアントであり、カラーセラピストは共に歩く伴奏者なのです。
今、あなたの人生の旅は、どんな景色ですか?
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