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BAND-MAIDのライブに初参戦!!! こんなすごいバンドだと知らなかった?!!

こんにちは。

先日、Zepp Hanedaで開催された「BAND-MAID」のライブに参戦してきました。「BAND-MAID」のライブは今回、初参戦です。

今年のSUMMER SONICで初めて観て興味がわき、最新アルバム「Epic Narratives」や過去の代表曲を聴いてみて、結構、良い楽曲が多いのに驚き、今回、意を決してライブに初参戦したわけです。

1. BAND-MAIDとは、その凄さ

ここで「BAND-MAID」を聞いたことがない、名前くらいしか知らない(私もそうでした)人々に彼女たちの「凄さ」を説明したいと思います。

まず、2013年に、当時、秋葉原のメイド喫茶でアルバイトをしていた小鳩ミクさんがバンドを始めたいとメンバーを集め、「メイド服の衣装で演奏するロックバンド」、「BAND-MAID」を結成しました。その翌年2014年にデビューアルバムをリリースして、国内でライブ活動を始めました。

そして、彼女たちの転機は2015年に訪れます。

YouTubeで公開されていたファーストシングルのカップリング曲である「Thrill」のMVを海外のジャパンロックを専門とするウェブラジオ局「Jrock Radio」が紹介したことから、全世界120万人超のフォロワーの注目を浴びることになり、その影響で、多くの海外ロック、メタル系サイトが「BAND-MAID」取り上げ、一気に人気がブーミングしたわけです。

さらには、2016年になると、アメリカ・シアトルで開催された日本文化のコンベンション「Sakura-Con」でのライブを皮切りに、その年だけでイギリス、メキシコ、ドイツ、フランス、ポーランド、イタリア、スペイン、香港のワールドツアーを行ったのです。

2017年にもイギリス、フランス、ドイツなどでワールドツアーを実施、2018年にはアメリカ、フィンランド、オランダ、イギリス、フランス、ドイツでもライブを開催しました。そして、その間アルバムも1年に1枚のペースでコンスタントに出しています。

そんな海外での人気が認められたのか、2019年に世界最大のイベンター「Live Nation」とのツアーパートナーシップを締結し、2020年には全米の展開パートナーとして「United Talent Agency」とのアライアンスを発表しています。

その後、コロナ禍に見舞われて、多くのライブが中止を余儀なくされましたが、コロナが明けた2020年から再び精力的に全米ツアーを再開して、全会場sold outを達成し、ツアー全体で約2万人を動員したとのことです。
日本よりも海外で先に火がついて認められたバンドなんです。

そして、2023年には世界最大のフェス「ロラパルーザ」を含めて4つの大型海外フェスに出演しています。特に「ロラパルーザ」では、日本人バンドとして、X JAPAN以来、13年ぶりの出演ということです。これもすごい!

その年は国内でも横浜アリーナで凱旋ライブを行なっています。

そんな飛ぶ鳥を落とす勢いの「BAND-MAID」、今年2024年になってからは、国内で精力的にホールツアー、ZEPPツアーなどのライブを行ってきました。それと合わせて、先日、ニューアルバムの「Epic Narratives」をリリースしています。


2. ライブレポート



それでは、ライブのレポートです。Setlistは後につけていますが、ニューアルバム「Epic Narratives」の新曲と過去の代表曲をほどよく組み合わせたものでした。

さて、実際にワンマンライブに行ってみて感じたのは、まさに「実力派バンド」としてのハードな演奏とライブパフォーマンスでした。具体的に各メンバーごとに説明します。

ヴォーカルのSAIKIさんは一見かよわそうなんだけど、全曲通して声が出る、ぶれない。モニタースピーカーに足をかけて歌う姿が勇ましい。



サイドギターとヴォーカルの小鳩さんは、楽曲全体にツインヴォーカルとリズムギターで上手に厚みを与えている。何よりMCが異質な驚きでした。


リードギターのKANAMIさんは、とにかく手数が多く、ひたすらリードを弾きまくる感じで、技術的にもかなりハイクラスの方です。


ベースのMISAさんは、今まで見たロックバンドの中でも最も存在感のある音とグルーブを聴かせてくれるハードな音色です。


ドラムのAKANEさんもとにかく手数が多く、シンバルやツインバスドラも上手く混ぜながら曲全体の盛り上げ方が半端ないですね。こちらも技術的にかなりハイクラスの方です。


要は「BAND-MAID」のライブは全員の存在感がそれぞれものすごいです。そして、そんなメンバーが叩き出すロックサウンドはぶれていないというか強烈なビートで我々オーディエンスに繰り出してくれます。この辺りは長年海外ツアーを回ってきた多くの経験からくるものだと思います。

オーディエンスはやはり男性が多いですね。ただ女性もいないわけではなく、ちらほら見かけました。年齢層は若い人からシニアまで、結構幅広いです。あと外国人もちらほらいました。
そんなオーディエンスのノリも良いですね。以前はモッシュとかもあったようですが、今では皆、普通に手をあげたり、ジャンプしたりして、思い思いにのっています。

それから、結構驚いたのが、アンコールをやらないことです。これはステージ上のMCでヴォーカルのSAIKIさんが次のように言ってました。

「うちらはおかわりはやらない。なぜなら(本編の中で)今最高に集中したいから」

潔いですねw。そういう考え方もありかもしれません。

それからMCでいくと、小鳩さんのMCは噂には聞いていましたが、ぶっ飛んでいますね。その時間だけメイド喫茶にいるような気がしました。 実力派のハードな演奏と小鳩さんの萌えMCのギャップに驚かされました。
また、個人的にはSAIKIさんの少しオラオラ系のMCも刺さりますね。そんな2人のキャラの違いやMCでの掛け合いも結構いい感じと思います。

それから、「BAND-MAID」のライブはやはり楽曲の良さが光っていました。彼女たちの楽曲は、ほとんどの曲はギターのKANAMIさんが作曲しているとインタビューなどで聞いています。KANAMIさんは元々ピアノをずっとやっていて、色々なジャンルの曲を聴くようなので、とにかくサビのメロディーセンスが抜群です。また、アレンジなどもやっていると思われますが、曲全体の構成が変化が多く、驚かされます。

サビについてはキャッチーなメロディと合わせてたたみかけるようなノリの良さが際立っています。私にとってはマイ・ケミカル・ロマンスのあの強烈なノリだった頃のアルバムの曲に近い感じがします。



3. 「BAND-MAID」のすごいところ(追加)

また意外ですが、バラード調の楽曲のクオリティが非常に高いです。2017年にリリースされたDaydreamingや2023年のMemorableなど、スローでも素晴らしい曲があります。最新アルバムのForbidden taleやThe oneそしてBestieなんかもメロディがずば抜けてますよね。

音楽的な部分はKANAMIさんが引っ張っていっているような気がしますが、それを実現する上で、まずドラムとベースのパワーがものすごいですね。そこにフロント面ではSAIKIさんと小鳩さんのツインヴォーカルが唯一無二となっています。

「BAND-MAID」の場合、全員にそれぞれ役割があり、各メンバーが本当に上手くはまっているな、という印象があります。これからもずっと聴いていきたい、観ていきたいバンドの一つになりました。

それでは。

<Setlist>
Forbidden tale
endless Story
Shambles
Sense
Protect You
NO GOD
Play
Go easy
DOMINATION
Memorable
Letters to you
Brightest Star
Get to the top
After Life
Bestie
The one
Choose me
Toi et moi
HATE?
Unleash!!!!!
TAMAYA!
Magie

(Encore)(通常やらないようだが、この日は特別に本編でトラブルがあった曲を再演奏)
Choose me

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