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メタルバンドLOVEBITESの東京ガーデンシアターライブ参戦レポ!! 昭和おじさんに今一番愛される唯一無二のバンドがパワーアップして凱旋公演!!!!

こんにちは。

先日の9月1日(日曜日)、関西方面に台風10号が上陸して、日本列島が大荒れの中、有明に新しく建てられた東京ガーデンシアターにて、今一番乗っているガールズメタルバンド「LOVEBITES」のライブに参戦してきました。



2024年の「LOVEBITES」国内公演(FC向け除く)はこの1回のみ。実は彼女たちは6月から怒涛の海外ツアーをしていました。以下がオフィシャルページからの公演情報です。

6.14 UK
6.15 Belgium
6.18 Germany
6.19 Italy
6.22 Spain Rock Imperium Festival出演
6.25 France
6.28 France Hellfest出演
6.29 Resurrection Fest出演
7.1 UK
7.4 Denmark Roskilde Festival出演

そして、なんと、この9月1日東京公演の後もアメリカ公演が控えているようです。
9.6 USA Atlanta
9.8 USA Dallas
9.10 USA LA
9.12 USA San Francisco

ちょうどヨーロッパツアーとUSツアーの間の9月1日、なんと国内では東京で1公演のみ開催となる、ファンにとってはめちゃくちゃ貴重なライブなのです。ちなみに、ヨーロッパツアーはワンマンではほぼソールドアウト、フェスでは大盛況と大成功のうちに終わったようです。

そんな彼女たちの日本公演、天気はまさかの台風が上陸していました。幸いなことに、日曜日の東京には台風は上陸せずに、LOVEBITESの勢いに北陸にそれて、熱帯低気圧に変わってしまいました。それでも当日の天気は曇り雨、特に開演30分前に東京ガーデンシアターのあたりは豪雨に見舞われたのは驚きました。
そして、伝説となる2024年の国内唯一のフルセットでのワンマン公演は幕を開けました。

ここで、我々オーディエンスのことを少し書きましょう。
今回、1年ぶりにLOVEBITESのライブに来て、思ったのは、前回のライブに比べて、昭和おじさんがまた増えてるんじゃないか?ということでした。それほどLOVEBITESのTシャツを着た昭和おじさんが多かった。
会場前の有明ガーデンに、場違いな、やばそうな昭和おじさんが続々と集まって来てたのは壮観でした。

私は昨年10月にこんな記事を書いています。
「ガールズメタルバンドのLOVEBITESが何故こんなにも「ロック系昭和おじさん」マーケットに刺さるのか?!!!」

その中で、LOVEBITESのジャンルであるヘビィメタルのファンは昔のハードロック、メタルの時代に若者だった40歳以上のシニアマーケットであること。そして日本全体の少子化の傾向を考えると、人口におけるその比率は増えていること。特にロック系昭和おじさんが好きな次のような要素をLOVEBITESは全部持っていることを書いています。

1. メンバー全員が壮絶テクニックを持っている
2. ツインリードギターの編成でギターソロが長い
3. 楽曲によってはロックとクラシックの融合が楽しめる
4. 演奏はハードだが、結構口ずさみやすいメロディーラインがある
5. メンバー全員が美しい女性でありアイドル的な側面もある

そして、最後には、このままロック系昭和おじさんマーケットだけでも結構売れるが、若者や女性をターゲットにするために、以下のことが必要では?とも書いています。

1. SNSでバズらせる
2. アニメとのタイアップ
3. ヘビィメタル以外のジャンルを取り入れたポップな楽曲を作る
4. 最高のバラードをシングルヒットさせる
5. 女性向けのオピニオンリードをとる

ただ、この東京ガーデンシアターに集まった昭和おじさんたちを眺めていると、「これはこれでいいのかな」とも思ってしまいます。何故かというと、今回オーディエンスを眺めてみて思ったのは、必ずしもばっちり決めている「ロックなおじさん」だけじゃなくて、例えば、服を変えれば、会社の役員と言っても通じるようなシニアなおじさんやLOVEBITESのTシャツを着ているけど、普段は普通のパパなのでは、と思えるような「普通のおじさん」が多かったことです。

つまり、LOVEBITESは「ロック系昭和おじさん」だけでなく、国内の「普通の昭和おじさん」のマーケットにしっかり刺さっているということです。こうしたおじさんマーケットはそれなりに購買力も高いでしょうから、このマーケットをこれだけがっちりと抑えていれば、国内で最高峰のガールズバンドに早晩なる可能性も大きいと思います。
そのうち、我々昭和おじさんで武道館を満員にしてやりましょうw



さて、ライブですが、以下のようなsetlistで行われました。
1. The Crusade
2. When Destinies Align
3. M.D.O.
4. Rising
5. Wicked Witch
6. Unchained
7. Stand and Deliver
8. Set the World on Fire
(Piano solo)
9. The Final Collision
10. Thunder Vengeance
11. Holy War
12. A Frozen Serenade
13. Soldier Stands Solitarily
14 Judgement Day
15. Raise Some Hell
(Drum solo)
16. Don’t Bite the Dust
17. The Sprit Lives On
18. Under the Red Sky
(Encore)
19. Shadowmaker
20. We the United

Asami
Miyako
Midori
Fami
Haruna



時間は2時間超えるくらいで、演奏した曲はちょうど20曲になります。今までのライブよりも今回は曲数がとても多かったですね。早い曲が多く、MCも短めのため、メンバーの負荷は大きかったと思います。
特にドラムのHarunaさんはビートが早いツーバスの曲が続いていたので、大丈夫かと思いましたが、最後まで笑顔で熱いドラムを聞かせてくれました。

全体的に、以前のライブよりも、なんというか貫禄がでてきて、1人1人の動きもきちんとショーとしてパフォーマンスできているような気がします。それぞれが自分の役割をきちんとこなして、更にバンド全体でそれが寸分の狂いもなく一体となっているという感じです。
やはり、ヨーロッパツアーの成功から、メンバー全員が自信をつけているのだと思います。今回は気合も入っていることもあり、メンバー全員の顔つきが違いました。新加入のFamiさんでさえ、しっかりLOVEBITESのメンバーという顔をしていました。

LOVEBITESは、もはや日本のバンドというよりは、世界で通用するバンドなんだな、と強く感じました。今、国内外を見渡しても、このジャンルで、これだけ高いレベルで楽曲を作り、それをライブでも同じレベルで演奏できるLOVEBITES唯一無二のバンドだと思います。女性だからとか関係なく、ロックバンドとして良い楽曲を制作し、それをライブで堂々と見せる姿が素晴らしいと思います。

課題である若手、女性ファン獲得についても、今後もこうした素晴らしい楽曲を作っていけば、その良さが伝わる日がくるのではないでしょうか。そして、我々「LOVEBITESおじさん」も久しぶりのライブということでかなりパワーアップしていましたねw ライブがスタートしてからの我々の一体感もすごかったような気がしますw

LOVEBITESおじさんたち



さて、最後に私のLOVEBITESへの個人的な要望を書いてみたいと思います。以下5点考えました。

1. ライブでメンバーそれぞれがソロパフォーマンスをする
2. ライブでメンバーがそれぞれ紹介ビデオ使ってトークショーで盛り上げる
3. BPMが遅くて重い曲を制作して演奏する
4. famiさんのスラップをフィーチャーした楽曲を制作して演奏する
5. ロック界、メタル界の大物とコラボする


1. ライブでメンバーそれぞれがソロパフォーマンスをする
今回のライブでも、ドラムのharunaさんがソロパフォーマンスをしたり、miyakoさんがピアノを弾くソロパフォーマンスをしてくれました。こうしたソロパフォーマンスにもオーディエンスはめちゃくちゃ盛り上がっていました。

同様に、卓越した技量を持つギターの2人の単独のソロパフォーマンスやベースのfamiさんのスラップパフォーマンス、そしてasamiさんの声出しパフォーマンスなど、それぞれの強みを存分に見せてくれると我々オーディエンスはとても嬉しいはずです。何故なら我々ファンはLOVEBITESメンバー全員の凄技を見に来ている人も多いからです。

往年の海外のロックバンドはたいていこうしたソロパフォーマンスをオーディエンスに聴かせるパートして必ず全体構成にいれていました。もしかしたら、次回のライブで実現してくれるかもしれませんね。

2. ライブでメンバーがそれぞれ紹介ビデオ使ってトークショーで盛り上げる
これは楽器のパフォーマンスではないですが、個人の簡単なキャラ紹介として、それぞれ以下のような紹介ビデオを作ると面白いのでは、という妄想です。
(例、個人的感想)
asami アメリカ出身、R&Bなどどんなジャンルでも歌えそう
miyako お嬢様キャラ、クラッシックやピアノに造詣が深い
midori ボディビルコンテストで上位入選、日サロのヘビーユーザー
fami  スラップで最近の曲を演奏できる、アイドル曲も得意
haruna 粘土細工がプロの職人なみ

また、もっと簡単にできることとして、ライブのMCトークコーナーなどで、メンバーそれぞれの声が聞きたいと思いました。LOVEBITESはそれぞれのメンバーの個性が半端ないし、そのことをファンはSNSなどで知っていて、興味をもっているので、今後はメンバーの個を打ち出すパートをより出していっていただけたらと希望します。
ファン向けに、個の親しみやすさを出すのも全然ありのバンドだと思います。

3. 遅いBPMのメタル曲を制作して演奏する
LOVEBITES
の楽曲やライブは早いBPMの曲でツーバスどこどこで圧倒的なスピード感で盛り上がるのが特徴と思います。

ただ先日サマソニで同じメタル界の雄、Bring Me the Horizonのライブを見て気づいたのですが、彼らの楽曲は結構タメる曲もありliMOuslneという曲なんかはものすごい遅いBPMで、メロディもリズムもひたすら重い曲ですが、だからこそ逆に深いメタルノリができてました。
それから例えばDream Theaterのライブで盛り上がる恒例曲Pull me underなんかも遅いBPMだけどメタルノリですよね。

LOVEBITESの場合、速めのBPMの曲がメインですが、逆にメタル調だけど、ものすごく遅いBPMでためたノリの曲を作ってくれて、ライブの中盤あたりでやってくれると「昭和おじさん」はちょうど良くのれるのではと思いました。

4. Famiさんのスラップをフィーチャーした楽曲を制作して演奏する
もともとFamiさんはスラップ奏法が高度なレベルで弾ける人です。彼女のYouTubeで、その技を披露してくれますが、このスラップ早弾きをライブでみたいファンも多いのではないでしょうか。スラップ奏法をメタルやラウドロックで上手に融合させているのがKORNだと思います。KORNのようなミドルテンポの楽曲にもスラップはめちゃ合っています。

Famiさんのスラップ奏法LOVEBITESの曲にも結構カッコよく、アクセントになるのではないかと思います。是非、これから作る楽曲で、Famiさんのスラップ奏法をふんだんに取り入れた楽曲を制作し、更にライブではFamiさんのソロパフォーマンスと組み合わせれば、めちゃくちゃ盛り上がると思います。

5. ロック界、メタル界の大物とコラボする
最後の妄想は、他のロック界、メタル界の有名どころとのコラボです。思いついたのは、海外では、例えば、オジー・オズボーンとコラボするとか、もちろんジューダス・プリーストなどとコラボするのも音楽的には全然ありかと思います。

そして、国内では、やはりYOSHIKIですね。YOSHIKIとLOVEBITESって結構メタルとクラッシックの融合という点では曲調が近いではないでしょうか。LOVEBITESとYOSHIKIのコラボでART OF LIFEやRusty Nailを演奏してくれるとか。妄想ですねw
以上、最後にまた個人的な思いも入りましたが、LOVEBITESの9月1日東京ガーデンシアターでの凱旋ライブのレポートでした。

それでは。

Show is over.

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