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「大人の遊び心を猛烈にくすぐる「40周年記念大ZOIDS博2023」がやばい!!!

こんにちは。

みなさんはタカラトミー(以前はトミー)の「ZOID」という組立おもちゃをご存知でしょうか。また、2000年前後に放映されていた「ゾイド-ZOIDS-」というアニメを覚えているでしょうか。

今、東京ドームシティのGallery AaMoにて
「40周年記念大ZOIDS博2023」
が開催されています。



先日、私も「40周年記念大ZOIDS博2023」に行ってきました。平日15時からの開場なので、30分前に入口に着くと、すでに長蛇の待列!しかも、その何十人もの並んでいる人たちは、子供ではなく全員大人!という状況でした。

実はこのゾイドの歴史を振り返ってみると、その理由がわかってきます。
少し振り返ってみましょう。

<ZOIDS 第一期>

1980年代初頭
株式会社トミー(現タカラトミー)は米国市場向けに接着剤不要の組立キットモデル「ZOIDS」を企画販売

1982年
株式会社トミー(現タカラトミー)は日本においても「ZOIDS」をリリース(当初はメカボニカとして)

1983年
「ZOIDS」の背景となる世界観として「未知の惑星Ziでヘリック共和国とゼネバス帝国が覇権を争う戦記物」が設定される
(公式にはこの1983年が「ZOIDS」シリーズの出発年としています。)

1980年代後半
「ZOIDS」はその世界観に基づき、多様な商品が販売され、子供達に大人気となる

<ZOIDS 第二期>

1999年
「ZOIDS」シリーズのテレビアニメ「ゾイド-ZOIDS-」の放映がスタート
同年 アニメに合わせて「ZOIDS」シリーズ商品がリニューアル発売され大ヒット

となる。

ちなみに、このアニメ「ゾイド-ZOIDS-」では、金属生命体 ZOIDの部分に、当時、革新的な3DCGを使ったレンダリングが使われていてとても斬新な映像でした。

また、挿入歌やBGMもとても素晴らしく、サントラCDを購入するほどでした。

2000年
テレビアニメ「ゾイド-ZOIDS-」が好評となり続編「ガーディアンフォース編」が放映される
同年 伝説のイベントとなった「大ゾイド展」が開催され、入場者が予想を遥かに上回る事態になる

2001年
その後もテレビアニメは放送延長(「ゾイド新世紀/ゼロ」)となる

など、人気は続く

2003年
ゾイド生誕20周年記念の目玉として、「大ゾイド博」が開催され、大盛況

<第三期以降>

2004年
テレビアニメ「ゾイドフューザーズ」放映

2005年
テレビアニメ「ゾイドジェネシス」放映

上記と合わせた「ZOIDS」シリーズ商品の発売

2009年
株式会社タカラトミーの「ZOIDS」シリーズの商品展開終了

実は、この時期、2006年頃から株式会社コトブキヤがゾイドのフル稼働キットの発売を開始しています。(商品シリーズ名「HMM(ハイエンドマスターモデル)」)

2013年
株式会社タカラトミーからゾイドの新製品が再発売

以降、「ZOIDS」シリーズ商品は株式会社タカラトミーと株式会社コトブキヤの2社によって、継続的に新作が発売されているようです。

このように、ゾイドは単一シリーズとしては異例の長さの歴史を持っています。ということは、当時、子供時代にゾイドが好きで、アニメを見たりゾイドで遊んでいた世代は、もう立派な大人となっている訳です。

例えば、ゾイドが一番人気だった<第二期>が2000年とすると、6-12歳の小学生だった世代は、29歳から35歳となります。
さらには<第一期>に遊んでいた世代になると、1985年として、6-12歳の小学生は、なんと今では44歳から50歳

ちなみに私は娘たちが小さい時に<第二期>に丁度はまり、テレビアニメを見ながら娘と遊んでいた世代です。このように、一番盛り上がっていた<第二期>に自分の子供と遊んでいた親世代もまたターゲット層なのです。

私のような当時20-30歳のパパやママは、今では58歳-68歳となります。とすると、今回この「40周年記念大ZOIDS博2023」に来ているターゲット年齢層は「30歳から60歳」のようです。大人が多い訳ですね。

もちろん「30歳から60歳」の人たちが、また自分の子供を連れてくる場合も十分考えられます。それを考えると、この「ZOIDS」シリーズ商品はとんでもないモンスターブランドと言えますね。

さて、「40周年記念大ZOIDS博2023」は初日は数時間待ちという大盛況だったらしいですが、私が行った平日は約30分待ちで入場できました。

中の様子を少しレポートします。

まず入口に、自身の持っているZOIDを置いて写真を撮るスペースがありました。コアなファンは、自分のゾイドを持ってくるのですね!

そして、中には40年間に発売された歴史のある無数のゾイドたちが整列に並べられていました。500体以上が集合しているということで壮観でした。私のよく知っている<第二期>のゾイドたちもたくさんありましたよ。




そして、特に感動したのは、ゴツゴツした岩山のジオラマにまるで対決しているかのように並べられたゾイドたち! 素晴らしい臨場感です。
こういうのは、大人でも、何分見ていても飽きないですよね!家でもこういうジオラマの上に何体もゾイドを置いて並べたくなります。




この辺りで、大人のオタク心が、いや遊び心がムクムクと出てきました。その後は夢中になって、全ての展示をくまなく見て回りました。その中には、開発資料100点や試作品などレア物も展示されていました。

続くアニメゾーンでは、全盛期だった<第二期>アニメの世界もあり、なんと大型ゾイドのブレードライガーの操縦室に乗って写真を撮るスペースまでありました。




そんな遊び心で、夢中になって見ていた展示が終わると、最後に登場するのが「物販コーナー」です。こちらも長蛇の列でした。

さて、ここで先ほど細かく分析した入場者の年齢層が重要になります。来ている大人たちは、ある程度趣味にお金を使える30-60歳なので、私も含めて殆どの人はゾイドグッズを爆買い、大人買いをしていました。
値段もそれなりにするものが多くて、一人平均1万円超ぐらい使っているのではないでしょうか。このあたり、売る方も買う方もすごいですね。

このように「40周年記念大ZOIDS博2023」、結構、楽しめました。子供ではなく、まさに大人のオタク心(遊び心)をくすぐる展覧会でした。

ちなみに、私は<第二期>ファンなので特に思うのですが、ZOIDSシリーズはこれほどまだ幅広く人気があるのだから、リニューアルした第二期のアニメや、まさかの実写版を映画やNetflixとかで制作してくれないですかねw
結構見たいファンは多いと思いますよ。

さて朗報です。

この「40周年記念大ZOIDS博2023」は、あまりの大盛況のため、会期が1週間延長され、10月29日の日曜日までになったようです。
ぜひ、当時ゾイドに触れていた方は、一度行ってみることをお勧めします。
https://www.tokyo-dome.co.jp/aamo/event/zoids40th.html

それでは


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