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AcrobatProのフィックスアップパネル: プロセスカラーを特色に変換(CMYK疑似色)

2024/08/22(FIXed)
申し訳ありません、以前記事中にあった「プロセスカラーを特色に変換(疑似色定義CMYK)」は標準で付属しているものではありませんでした。
私が当初使用していたオリジナル名は「指定されたプロセスカラーを特色"ライトブラウン"にマッピング」という名称で、これを数値変更して使用していた記憶があります。(但し現在最新版のAcrobatにこれは付属していないようです。)
また「プロセスカラーを特色に変換(疑似色定義CMYK)」という名称は他の方が配布していたものと同じ名称で、しかも現在は配布禁止となっているとの情報をフォロワーの方からいただき、調べてみたところ全く同じ内容でしたので念のため私の公開内容は修正させていただきました。
ただ昨日Acrobatを新規インストールしたPCでフィックスアッププロファイルを1から作成しましたので、そちらの方法に差し替えさせていただきます。

用途:
・印刷用データから校正出しを特色シュミレートして顧客に見せたい。
・下版後、顧客のウェブサイト掲載用に特色シュミレートしたPDFを納品したい。
その様なニーズがあると思いますが、試したところこのフィックスアップはシュミレートのみならず、ちゃんと下版して使えるデータになります。

例としてシアン+墨の2色で作られた印刷用PDFのシアンをフィックスアップで実際の印刷色DIC604(特色金メタリック)に置き換えてみます。

データはシアン+墨で印刷はシアン部分をDIC604という指定です
印刷工程/プリフライトと進みます
フィックスアップパネルでプルダウンを「すべてを表示」にしてもぱっと見使えそうなのがありません。(2024年8月のAcrobatDCインストーラ※私の記憶ではインストーラの時期によって内容が異なっている気がします。)
新規作成を選択
ダイアログ内上記の項目を選択します。
顧客指定の疑似ゴールドDIC604のCMYKシュミレート値を下記ウェブサイト等から調べます。
スクショはMy DIC Colorというサイトで調べたものです。  https://www.mydiccolor.com/
赤枠内のタイトル、コメントはご自由に、またCyanとなっているところは正規表現のCyan, Magenta, Yellow, Blackを入力します。今回はCyanとBlackの2色で作ってあるデータなのでCyanの1行だけになり、Blackはそのままイキで置き換え不要です。
保存後フィックスアップ押下で…
大成功!
分版プレビュー。各版、ベクター・画像のパーセンテージも問題ないので素晴らしいです!
このまま下版しても大丈夫


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