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AcrobatPro Action x Fixup:A3見開きをサクッと2分割

このアクション個人的にニーズがあったので試しに作ってみました。
pitstopのアクションにも同じのがあるんで、たぶんそれなりにニーズはあるんでしょうね(?)
だけどpitstopはなかなか買わんでしょ。高いし。うちの会社も流石に製版チームに数人分、たぶん5~6ライセンスくらいしか入れてないと思います。組版チームについては確かチームリーダー1人分くらいのはず。
でも、これpitちゃんあるとすぐ終わるのになぁ~という処理がたまにあったりして、理想はオペレータ全員同じツールが入ってる事なんですけどねぇ。でもなかなかそうもいかないのがこの社会。御社はどうですか?

で、どうせならこれJavascriptで書けないのかなと思い、例によってChatGPTでやってみたんだけど、動かんわー\(><)/で、キッパリ断念(苦笑)
あのAcrobatアクション中に書くjavascriptって何が動いて何が動かないんでしょうね???さっぱり分からんわ。
って、このままプロンプトで質問してみたけど、嘘つきAIも肝心なところ教えてくんないし...自力でやるしかないんでしょうな。因みに1ページ目を自身の後にコンテンツごとコピーも出来んかった(泣)

という訳で、Acrobatのフィックスアップとアクションを組み合わせて作りました。

材料:Indesignからエクスポートした風のA3見開きデータ(実はwordで作ってトンボ付けた。A4x16p中綴じ想定でA3で8ページ)

用意したアクションファイルとフィックスアップファイル
※試すならファイル名変えずに①と②へインポートしてください。

①アクションへ:A3を2分割してA4に.sequ
②プリフライトプロファイルへ:
1.ページを複製.kfp
各ページを自身の次ページにコンテンツごと複製。A3を左側と右側に分   ける作業に同じA3ページが2枚必要です。
2.A3見開きの奇数ページをA4規格に.kfp
奇数ページを作るために「ページボックスを設定」でA3の右側見えなくして、左側をA4規格に仕上げます
3.A3見開きの偶数ページをA4規格に.kfp
今度は偶数ページを作るために「ページボックスを設定」でA3の左側見えなくして右側をA4規格に仕上げます
4:BOX定義をすべて削除.kfp
5:トンボ類およびコーナートンボを追加(IndesignJ2).kfp
6:【手動トンボ】トンボ類を消去.kfp
トンボを取って(マスクして見えなくして)仕上がり+3mm塗り足しにfixしてくれます。製版オペレータには一番好まれるタイプ。

因みに上記1~6までプリフライトプロファイルで1プロファイルにまとめられるのですが、まとめてしまうと何故か実行順序が期待していた通りになりません。
なのでわざわざアクションを使って順番に並べています。
※順番の変え方分かる方がいたら教えていただきたいですマジで。
※テキストエディタで開くと中のコードはxmlで書かれていましたが、こいつの順序をブロック単位で移動して実行順序変えられないかトライしてみましたが、エラーになってダメでした (TT)

インストール~簡単な手順

1)アクションフォルダ内 > アクションへインポート
2)プリフライトプロファイル内 > プリフライトプロファイルへインポート
3)Indesignからエクスポートした見開きPDFを開く(IndesignJ2トンボを付けたメディアサイズ446x323を想定しています)
 ※これ以外のサイズだと不具合が起こるかも。(未検証)
4)インポートしたアクションファイルを実行 > 216x303塗り足し3mm定義済み完成
 ※ファイル名末尾には_fixedが付き、開いたファイルと同じ階層に保存されます。

実行時間: 全然サクッとじゃなかったw
AcrobatAction:A3をA4に分割:10秒くらいかかる。
PitstopAction:ページを半分に分割(左綴じ):0秒(一瞬)

まぁアクロバットActionの方は無料なんで我慢我慢
Pitstopは永続21万、サブスクでも7万/年しますからね。

16から始まってるのはここ表4なので。
下版する時は16を最終頁に移動してから下版します。


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