福岡から横浜へ、下道1200㎞ドライブ(北近畿路の章)
「山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館」(鳥取県岩美町)を後にして、国道178号線を、さらに東へ向かう。
この道は、意外とトンネルが多くて、日本海を車窓から眺めるという感じのドライブではなかった。もっと海岸線に近い道路があったのかもしれないが、またこの地に立ち寄るときに楽しみとしておこう。
兵庫県に入ると、途中に「穴見海岸」(兵庫県新温泉町)という、眺めのいい展望所があったので、車を停めてみた。
荒波の中に立つ、ごつごつとした奇岩の眺めが、おもしろかった。
■経由地14■
「城崎温泉」(兵庫県豊岡市)
東へ向かうこと約60㎞で、城崎温泉に到着したのは、夕方5時ごろ、日のくれかかるころだった。
志賀直哉の小説「城の崎にて」の舞台となった街だ。
なんと表現したらいいかわからないが、ものすごく趣のある温泉街だ。海外からの旅行客に人気も高いというのも、なるほどとうなづける。今回は通り過ぎるだけだが、是非いつか、ここに泊まって、ゆっくりと街を散策したいものだ。
城崎温泉を離れて、県道11号、国道312号と、ちょっとした峠道を2つ越えて、走ること約52㎞。いよいよ京都府に入る。
■経由地15■
「道の駅・海の京都 宮津」(京都府宮津市)
道の駅・宮津に着いたころには、もう午後6時半を回っていて、あたりはすっかり暗くなっていた。
宮津市、ここは有名な「天橋立」のあるところ。でも、この暗闇では、何も見えない。またいつの日か、かならずここを訪れると誓って、さらに東へ向かう。
「道の駅・宮津」を出て、国道178号線をさらに東へ進むこと、約31㎞で、舞鶴市に入る。今日は、舞鶴のラブホに一泊。
「何っ? ラブホ?」といぶかることなかれ。ラブホをあなどってはいけない。夫婦でホテルに泊まるなら、下手なビジネスホテルよりも、ラブホのほうが、部屋も、ベッドも、お風呂も広く、車を駐めるのも便利なのだ。
この晩の一泊の料金が、ネットでの割引券を使って、なんと2980円! 究極のコストパフォーマンスだ。
「ホテル・フラムーン」
京都府舞鶴市真倉100-1
TEL: 0773-78-9969
2016年にリニューアルされたばかりで、きれいな部屋のホテルだった。
入浴剤も多種のものが廊下に用意してあって、自由に取って利用できた。これで2,980円は、超破格だろう。
次の日は朝3時起床、3時半出発と決めて、ゆっくり休んだ。
つづきは、また明日。