レーベル創設
お世話になっています、ヨシダワタルです。
まだまだ新型コロナウイルスが猛威を振るう中ですが、いかがお過ごししょうか。
先日、自分の人生史上の中でも大きな解禁をしました。
タイトルの通り、そう...
レーベルを創設しました。
もともと構想はしていたんです。
遡ればイベントが軌道に乗ってきた頃から...ぼんやりと。そして出来たのがライブイベント『現場主義』の延長線上にあるレーベル"Principle Field"(プリンシプル・フィールド)です。
■デザイン:Ryohey(All Good Soldiers / SANAGARA)
2019年の終わりに「2020年は、更にイベントの規模を大きくしていこう!」と意気込んでいたんですが...まあ、この世相の通りで満足にイベントが出来ません。現段階で6本のイベントを延期にさせました、もちろん中には解禁前で延期にさせたモノもあります。
さすがに「まいったなー」ってなったんですが、イベントをやり続けている鋼のメンタルのお陰なのか、はたまた元から持ち合わせた発想の転換加減が功を奏したのか...(どっちでもいいんですが笑)
「それでも発信する事は出来るじゃん。」
って発想に至ったんですね。
情報社会とされている現代において「発信する」っていう概念は、とっても身近なものになったと思います。それはまず、こういったSNSのお陰です。
ポロっと呟いたふとした事が、例えば多数の共感を生みに生み出して、その結果でたちまちインフルエンサーの仲間入り!...なんていう夢物語も、割と現実に起こりうる時代になってきました。
もちろんそんな事にも限らず、アナログな視点で見てみたら「口コミ」も立派な"発信"にあたります。
要はその人が思っている事を、外に出した時点で発信なんです。
ちょっと話が広がりすぎたので戻します。
街の小さなライブハウスで、ライブイベント企てる人に「このバンドを見て欲しい」という共通認識があると思うんですね。
少なくとも僕はそうです。
例えばツアーバンドのライブを一本組む際に「このツアーバンドが決まっているなら、そのお客さんに見て欲しいこのバンドを読んでみよう」みたいな。その事に関して、生まれて初めて受けたインタビューで話してるので、下記URLで良かったら読んでみて下さい。
もちろん「好きなバンドだけを呼んで楽しみたい!」っていう人もいます。それでも根底にあるのは"このバンドを見て欲しい!"っていう気持ちであると、僕は認識しています。
その思想を、何か一つのカタチとして発信できないだろうか。
その結論の先で、今回こうしてレーベル設立という一つの到達点に辿り着いたのです。
「レーベル」と聞くと、何か一つのバンドやアーティストと共に発信していくイメージが強いかと思いますが、僕の場合は先述の通りあくまで「イベントの延長線上にあるレーベル」です。なので、特定のバンドやアーティストと共に何かを仕掛けていくモノではない事をここで断言します。もし、この先に特定の方々と何か仕掛けていく時は、別のプロジェクトとしてまた新しく立ち上げる事でしょう。
その「イベントの延長線上にあるレーベル」とは一体何か。そこに関わる大きな一貫性のテーマとして根底に存在するのは、僕がライブイベントに対する認識の... "このバンドを見て欲しい!"という思いです。
イベンターが関わるイベントでの役目というのは、演者(バンド)と演者の間に入り、例えば演者同士では叶わないようなイベント内容のタイプの企画や、そもそもの企画者としての狙いが合って仕掛けるタイプの企画の、おおよそ2つに分かれるのではないでしょうか。
ここで声を大きくして言いたい事は「イベント」は、人と人の掛け算で成り立つモノであるので、その掛け方によって大きくプラスにもなることもあれば、マイナスにもなるという事を挙げておきます。
話を戻します。
僕が普段から催していた企画内容は、これからのシーンを担うであろう全国各地から活きの良い若手のバンドと共に切磋琢磨していくタイプのモノが多くを占めています。その中で、多くのバンドが「いつか多くのリスナーに届いて欲しい」と思わせてくれる名曲たちを、夜な夜ないつか突き刺す大きな武器となる様に研ぎ澄ましていくのを目の当たりにし、共に切磋琢磨しているモノであると胸を張って言えます。
さて、ここで僕が「イベントの延長線上にあるレーベル」として伝えたい、届けたい事は何かと言うと、その研ぎ澄ましている"武器"を、僕が関わる事によって多くの人へ届ける事は出来ないか、という事なのです。更によりライブイベントに近しいカタチで発信するには、ブッキングを組むと同じ様に"オムニバス"という形がベストなのではないかと、確信に迫っていったのです。なので、ライブイベントを今企てなくとも発信は出来るという考えに踏み込む事が出来たのです。
僕がレーベルを介して、CDというカタチにして落とし込み届けたい内容に関してですが、現に今まで僕が一人のリスナーとして触れてきた数々のオムニバスには、一貫性のテーマが根底に置かれたモノが多くあって、そこから今の音楽・バンドシーンの中枢に位置するバンドが羽ばたいていった認識があります。
そこで僕が手がけるオムニバスの根底のテーマには、「僕が思うライブイベント」をテーマに置いています。そこで各バンドの現時点を、第三者でもあり一人のリスナーでもある僕目線から見た上で「今そのバンドで聴いて欲しい1曲」をテーマに参加全21バンド、全バンドと話した上で各収録曲を決定しました。なので、新曲で参加してくれたバンドもいれば、このタイミングでもう一度聴いて欲しい既存曲で参加したバンドもいます。
そんな経緯があって、完成したのが『拝啓、現場より。』になります。
■トレーラー
リリースは2020.7.29(木)です。販売先は僕のレーベル、Principle Field公式通販とLONG PARTY RECORDSでの取り扱いのみになります。
■Principle Field公式通販
■LONG PARTY RECORDS
またLONG PARTY RECORDSではTシャツ付きセットの販売もありますので、是非チェックしてみてください!
■着用:妃成
■着用:ヨシダワタル
■着用:あゆ
■着用:のん
■撮影:TERU
またレーベルのTwitterとInstagramも開設しています。是非チェック頂けると嬉しいです。
今後ともお時間と、余裕がある限りお付き合い下さい。
引き続きよろしくお願いします。
Principle Field代表
「現場主義」主催
ヨシダワタル