Checker Spiral
いつもお世話になっています、ヨシダワタルです。
僕が主催しているレーベルPrinciple Fieldより7.29に発売を迎えたV.A『拝啓、現場より。』参加バンド紹介連載『#ゲンバを記す』も今回で最後の記事になりました。
いつもご購読頂いてます皆さま、ありがとうございます。
どうぞ今回も最後までお付き合い下さいませ。
なお、下記リンク先よりV.A『拝啓、現場より。』ご購入頂けますので、是非チェックをお願い致します。
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さて、それでは今回で最後21回目の記事になります。
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21. Checker Spiral(茨城)
11番目の記事でWATERというバンドに関して書きました。
その中でも書きましたが、彼らはこれからの新宿ACBホールにおいて欠かす事のできないバンドであり、またこれからの関係性からしても『拝啓、現場より。』にどうしても参加して欲しかったバンドの内の1つが、彼らWATERになります。
そしてそのバンド、もう1つが今回の記事の主役。そしてV.A『拝啓、現場より。』のトリを飾るのが彼らChecker Spiralなのです。
見た目から入ると、どうしてもWATERと同じく少しチャラそうなイメージが付きがちですが...笑 彼らとの出会いは実にライブハウスらしいというか、ある種の現場主義っぽい出会い方でした。
2018年の4月にTrack'sのレコ発をさせてもらった時の話です。
この日にチェッカーのBa/Vo.であるジャスが遊びに来てまして「現場主義にいつか出たいんで、聞いて下さい!」と受け取ったのが、彼らの1st demoでした。
彼らの代表曲である"Message"が収録された1枚です。
ハッキリ言って素直にカッコいい、純粋無垢な爽快メロディックナンバーです。
その後、いつもお世話になっている新宿ACBホールの50周年企画の一貫として、僕のイベント「現場主義」でスリーデイズを組んだ時があって、その中の1日だけは"これからの若手の日"というテーマで作りたく、そこに出て貰ったのが「現場主義」とチェッカーの歴史の始まりです。
初めて彼らと演った日の感想を包み隠さず言うと、当初はとても見ていられるモノではなかった。
演奏はガタガタ、声は全く出ていないし、ピッチは更にボロボロで当時のドラムが唯一安定していたので、それでなんとかバンド演奏としての貞操を保っていた印象でした。
そこから今に至るまでの付き合いになり、彼らはどんどんと成長していった事実があります。
そのスリーデイズ近辺で、なかなかぶっ飛んだスケジュールでの自身のレコ発ツアーの敢行や、数々の仲間のバンドのサポート。彼らの存在を知るキッカケとなった新宿ACBでのブッキングライブの日々...。
気付くとバンドの体制は、オリジナルメンバーはあの日僕に音源を手渡ししてくれたBa/Vo.ジャスだけになってしまい、他のパートは全部入れ替わってしまった。
それでもチェッカーは、いまの今までずっとガムシャラにメロディックパンクバンドとして駆け抜けてきた事実があって今に至るんです。
そして極め付けは、今年の1月のイベントの時でした。
この日、初めて僕のイベントの中で彼らにトリを任せたんです。今年、更なる飛躍する事を期待する意味も込めて。
するといつもMCに困っていた(笑)ジャスが「俺たちなりの、いや勝手にこの『現場主義』のテーマソングと名付けた名曲をやります!」と言って披露したのが、彼らの参加曲"Falling Stars"なのです。
成長って、急に現れるものだととても実感した瞬間でした。
上がり症で、とても口ベタでMCにいつも困っていて、打ち上げでは反省会の毎夜であったチェッカーに、こうも一杯喰わされる夜が来るなんて。
つい嬉しくて、そして僕がいつか開くレーベルのリリース1作目のトリはこの曲に、彼らが豪語してくれた"現場主義のテーマソング"に飾ってもらおうと、心に誓ったのです。
そして実現したのが、今作V.A『拝啓、現場より。』のトリを務めるのがChecker Spiralで"Falling Stars"なのです。
「星の降る夜に、夢を描こう」
メロディックパンク×夜空の星を象った曲って、最強なんです。そうだろ、ジャス。
「現場主義」においても、新宿ACBにおいても大切なバンド。それがChecker Spiralなのです。
ライブハウスって、ドラマがそこら中に転がっていると感じませんか?
最後まで、ご購読頂きありがとうございました。
今回でV.A『拝啓、現場より。』発売に絡めた参加バンド紹介連載『#ゲンバを記す』完結です!
毎度チェックして頂いた皆さま、ありがとうございました。
今回でこの連載は終了しますが、これからも定期的にレーベルの事や、僕を取り巻く音楽の話や、ライブハウスの話を更新していきますので、今後ともよろしくお願い致します!
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ありがとうございました、また次回の記事でお会いしましょう!
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ヨシダワタル