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Piece CHECK(2024-49) 2024年良問BEST15(6位) 絶対値付き2次関数の最大値

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【最新巻】計算練習帳『計算0.9』販売開始!!

こちらは、『Principle Piece』シリーズ一覧のページです(全分野そろってます)

1つの問題から、多くの問題が出来るようになるための考え方・手法、すなわち

原則(Principle Piece)

を出来る限り分かりやすく、そして詳しく言葉に落とし込んだ数学の問題集です。解答の詳しさはもちろんですが

「なぜそのような解答になるのか」が分かる

ことを、とにかく意識した参考書になります。

単元自体を未習の方も、本シリーズで最初から体系的に高校数学を学べます。そして、学習後の到達レベルは「難関大入試合格最低点レベル」です!

今回の問題

YouTube動画をUPしました。今回は2024年良問BESTシリーズの第6位の問題です。
京都大学から、定数入り+絶対値付き2次関数の最大値に関する問題です。

思考時間は約10分、目標解答時間はそこから約15分です。

解説・原則など

こちらも参照してください。(第3問です)

典型的な2次関数の場合分けによる最大・最小の問題です。本問は絶対値もついていることで難易度が上がっています。本問が自信をもって解答出来れば、ひとまず2次関数の場合分けは大丈夫でしょう。

まずは絶対値を外します。中身が因数分解出来ることに気づかないと詰みです。

グラフを書くと、定義域$${-1\leqq x\leqq 1}$$の端っこの$${\pm 1}$$と、以下の式の大小で場合分けすればよいと分かります。

  • グラフが折れる$${x=-\frac{a}{2},\frac{3a}{2}}$$

  • 極大(頂点の位置)となる$${x=a}$$

  • 極大値$${\frac{5}{2}a^2}$$ と同じ値をとる別の$${x=\pm \frac{\sqrt{10}a}{2}}$$

ポイントは最後の、極大値と同じ値をとる場所ですね。最初からここまで把握しておけば、場合分けの見通しは立ちやすいと思います。

各場合分けについては、動画もしくは画像を見るのが今回は分かりやすいでしょう。本問こそ、動画による解説が生きると思います。

こちらの講評動画も、視覚的に分かりやすいです。(第3問です)

今回のようにグラフが複雑になる場合は、両端または極値が最大の位置の候補になる考え方も有効ですので、こちらでやった人もいるかもですね。

定義域に制限のある関数の最大・最小→両端もしくは極値が候補

詳細は拙著シリーズ『Principle Piece~数学Ⅰ~2次関数~』 p.91 参照

1.解けた人・・・今後の勉強はじっくり演習をしましょう。

2.解けなくて原則を知っていた人・・・拙著『Principle Piece』シリーズで該当するページを熟読し(詳細が書いてあります)、入試演習用の問題集で思考時間を長くする演習をしましょう。

3.解けなくて原則も知らなかった人・・・原則集めからやる必要があります。拙著『Principle Piece』シリーズのような原則習得タイプの問題集で演習しましょう。

関連する拙著『Principle Piece』シリーズ

Principle Piece シリーズは、1つの問題から、多くの問題が出来るようになるための考え方・手法(原則:Principle)によって、「なぜその解法が思い浮かぶのか」「なぜ解答の1行目がそれになるのか」を意識して書き上げた参考書です。

大手ネットショップBASEでも、デジタルコンテンツとして販売しています。

解答

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