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「いい夫婦の日」に考えた「ふうふ」という言葉のあり方

先日、様々な家族の形に関するnoteを書きました。

改めてこの「様々な家族の形」について考えさせられたのは、「11月22日、いい夫婦の日」。同性婚を求める団体であるMarrige For ALL Japanさんのハッシュタグをつけて、弊社もコメントをしました。


「夫婦」という言葉に思うこと

少し筆者の個人的な話をさせてください。私とパートナーはいわゆる「同性カップル」です。実は「夫婦」という言葉にもやっとすることが、たくさんあります。

ちょうど去年の「いい夫婦の日」。好きなブロガーさんの「いい夫婦の日」記念の企画や、様々な企業がこの日にあわせて行う「いい夫婦の日」キャンペーン。そして、毎年「いい夫婦の日」前後に話題になる「芸能人でいえば誰がいい夫婦だと思う?」という話題。

どこを見回しても、「男性と女性の、法律婚ができるカップル」ばかりが取り上げられていて、同性カップルは見当たりません。

そもそも「夫婦」という言葉が「夫」と「妻」、つまり、「男性と女性のカップル」を示しています。

こういうことにモヤっとしてしまい、なんとなく疎外感を感じる…という同性カップルは、決して少なくないだろうと思います。

いろんなところにある「夫婦」という言葉


この「いい夫婦の日」に限らず、ふと気づくと身の回りにはたくさんの「夫婦」という言葉が転がっています。

「夫婦茶碗」や「夫婦箸」という言葉もあり、よく結婚のお祝いに使われます。けれど、これは「男性」と「女性」を意識しているのか、大抵「赤と青」などの色の組み合わせで、サイズも少し大きいものと小さいもの。同性カップルの存在は想定されていないなと感じます。名前こそ「夫婦」とついていませんが、大きさやデザインの話で言えば、婚約指輪、結婚指輪などのペアリングも同じですよね。

映画館には「夫婦割の日」があります。一部同性カップルでも「夫婦割の日」を利用できる映画館があると聞きますが、それでも表記は「夫婦」。「同性カップルでも利用できるんですか?」といちいち問い合わせるのも気後れします。

そのほかにも、「夫婦であることが前提のサービスやイベント」は本当にたくさん、世の中に存在します。そういったものを見るたび、心に小さなトゲが刺さったように、嫌な感じや寂しい感じを受ける当事者が、世の中にはたくさんいます。


だからこそ「ふうふ」という表記

今回、「#いいふうふの日」のキャンペーンを見かけて、すごくいいなと思ったのは「ふうふ」という平仮名表記。「夫夫」「婦婦」「夫婦」すべてが含まれますし、性自認が男性でも女性でもない、Xジェンダーの方なども「ふうふ」という表記であれば違和感を持ちにくいでしょう。

もちろん元の言葉である「夫婦」をなくしてほしいという話ではありません。けれど、もっといろんなサービスで「ふうふ」という言葉が使われていったら嬉しいなと感じますし、呼びかけるときには「旦那さん」「奥さん」という言葉よりは「パートナーさん」「配偶者の方」という言葉を使う人が増えてくれたら嬉しいです。

そんなことを感じた「#いいふうふの日」でした。

よろしければ是非、「#いいふうふの日」のハッシュタグを覗いてみてください。同性でも、異性でも、パートナーと幸せに暮らしたい!というカップルさんの声が聞こえてくるはずです。

プリンセススクゥエアーでは、「夫夫」「婦婦」「夫婦」……すべての「ふうふ」の住宅購入をサポートしたいと願っています。おふたりの幸せな生活を送るすまいとして、都内マンションの購入をお考えの方は、是非HPよりお問い合わせください!



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