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【ほぼ夢日記】眼【短編】
前置き
今コーヒーの飲み過ぎなのか眠れなく
最近、肩の寒気とかで寝てる時に変な夢ばっかみるのだが
ちょっと印象に残った夢があるから、覚えてる限りで書くが
記憶が途切れ途切れなので、一部、こっちの都合で付け足してます
ちなみに、中身は短い
もちろん、実話でも怪談でもなく「夢の内容」
無論、校正とかもしてません 一発なぐり書き
本編
気づけば、俺はスーパーマーケットの中にいた
なぜ、こんな所にいるのかわからないが
左は魚売り場…というより、裁いた魚をそのまま売ってる市場に近い
そして、右はよくある商品棚に色々商品がある
アンバランスな構成の店だった
どことなくここが「気持ち悪い空間」なのはわかった
そして、俺の眼の前には奇妙な物体があった
その奇妙な物体は
いくつかのかぼちゃを縦に積み上げたものだった
一番下が大きく、真ん中は中くらい、一番上は小さい
ここだけは、ちゃんとバランスが整っている
これから語る狂った光景の中で唯一の正常さを保っている
その天辺には、同じくカボチャを切って作ったような
細い棒状の物体があった
それを見ていると、いつの間にか俺の隣りにいたのか
見た目は気さくそうな中年のおっさんが俺に言った
「それをあまり見ないほうがいい」
俺は意味がわからなかった
その奇妙なカボチャのオブジェクト
特に上の奇妙な棒状の物体の意味を考えていた
意味がなさそうなものに
無理に意味を見出そうとするのは俺の悪い癖らしい
しかし、いくら考えてもラチがあかないので
俺はその場を離れようとすると
「あと1回しかないね」
中年のおっさんが俺に言った
何があと1回だ?
聞けばよかったのだが、なぜか聞こうと思わなかった
俺の感情がその時点で希釈されたような感じだったが
俺はとりあえず、この店を出ようと思った
俺はスーパーマーケットの出口を見た時、変なものが見えた
出口越しの遠目に、細長い着ぐるみを着た何か
「人間」であることはわかったが
俺はそれを人間であると知覚した
理由がわからない
根拠もわからない
見た目的には2m30cmだとわかったが
それがなぜわかったのかもわからない
まるで最初から「脳に答え」があったような
奇妙な格好をした奴がいたが
俺はその姿に見覚えがあった
あの奇妙な物体の天辺に立っていたカボチャで作った棒状の物体
それと色合いと形状が一致していた
それを「論理的に理解した」というより
「カンで察した」というほうが適切か
そして嫌な予感だけはよく当たるもので
「あと1回」を俺はそれで達成したことを察した
そして、何を思ったか
いや、何も思ってなかった
何も思う余地はなかったかもしれない
俺はスーパーマーケットの出口を出た
馬鹿だと思うが、どちらにせよ
この、「店である」ことはわかるが
気持ち悪い異常空間にとどまってもいい事はないだろう
すると、遠くから物凄い勢いで俺に突っ込んでくる何かが来た
人だ
人であることはわかった
ただ、何度も言うようにそれが「人である」と論理的に説明できない
片手にナイフを持って俺に向けながら突っ込んできてる事がわかった
その人の姿はよく確認できなかった
というより、俺の脳が認識していない
ただ、一つだけわかったことは
両目が潰れている事
というより、眼が空洞で光を吸い込んでるように真っ黒だ
ナイフを片手に突っ込んでくる「それ」を
当然ながら、俺は回避した
どう回避したのかもわからないが
俺は避ける事には成功したらしい
そいつは店の壁にぶつかった
…ように見えて、おそらく消えたのだろうか
ぶつかった音は一切しなかった
そして、なぜか俺は気を失った
というより、眼の前が暗転したというほうが正しい
気がつけば「家」の中にいた
でもここは「俺の家」じゃない
どこだ?ここは?
その家の空間もまともに認識できないが
一つだけわかったのは、ゲーム機があることだった
なぜこれだけが「正しく認識」できたのかがわからない
こんな異常空間で何を思ったか、俺はゲーム機を起動していた
コントローラーを握っていることはわかった
ただ、それを握るまでの過程が思い出せない
ただ、俺はゲームをプレイしていることはわかった
でもなんだ?
どんなゲームなのか?
そもそも「画面」が認識できない
「画面」が映っていないという話ではない
「画面」がないのだ
文字通り 物理的に
いや、認識できてないのか?
なにか、俺の頭がおかしくなっていることだけはわかった
これが「ゲーム器」であることはわかる
でも、なんだ?
「画面」と呼べるものはどこだ?
俺は「どういうジャンルのゲーム」をしている?
俺は「何」をプレイしている?
ただ、俺はその「何か」をずっとプレイしていた
「何をしているのか」もまともに認識できないまま
「何が見えているのか」もまともに認識できないまま
そして、いつまで俺はその「何か」をしていたのだろうか
俺の眼の付近で、何かが潰れるような音がした
痛みはなかった
そして、眼の前が真っ暗になった
何が起こったのか正しく理解できなかったが
一つだけわかったことは「失明」したことだけが理解できた
失明したことはわかったが
その中で見えてきた景色がある
いや、失明しているはずだ
これは景色ではない
何だ?これは?
俺の眼の前?
いや、もうこれは眼の前と呼べるのか?
「眼の前」ってなんだ?
「眼」ってなんだ?
「前」ってなんだ?
もはや、そんなことすら認識できなくなっていた
ただ、そこにあるのもだけが唯一認識できた
スーパーマーケットの入口前
その入口から出てくる一人の男
その男は俺がよく知っている姿だった
そして、俺の手に何かが握られているのがわかった
それすら見えないはずだが
「それ」がわかった
そして、唯一認識できた事にはもう一つ含まれる
やる
…
… …
「眼が覚めた」
いつも通りの俺の部屋があった
どうなったかは覚えてないが
おそらく、どうなったのかは想像できた
罪悪感も無い
だって、俺がやったのって
そして、まだ寒いので二度寝した
また変な夢を見たが、noteのネタにするにはインパクトが足りない
セルフ感想
幽霊か認知症かアルツハイマーの疑似体験かな
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