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【TUFTI】映画の中の人物という感覚を掴む

タフティ・ザ・プリーステスでは
現実は映画だという考え方をする
(実際には映画でもあり、鏡でもある)

その考え方の感覚を掴むのに
韓国ドラマの「偶然見つけたハル」をおすすめしたい

以下、ネタバレありのため、
今後見ようと思っている方や
前情報なしで楽しみたい方は要注意!



あらすじをざっくり簡単に説明すると、
少女漫画の脇役である主人公が
自分が漫画のキャラクターであることに気づき、
作中での役割や自分の設定を変えようと
奮闘するストーリーである

ドラマの主人公の女の子は最初、
少女漫画でも主人公だと思い込んでいるが
実は漫画の主人公は別にいたことに気づく

それにより、ひとりだけ"目覚め"
最初は自分が記憶障害になっている、と思い込むのだ

周りのキャラクターたちはみな、
少女漫画のキャラクターでしかなく、
漫画に描かれていないシーン(=オフ)でも
漫画に描かれているシーン(=オン)の
台詞しか話さないし意志を持たない

漫画を読んでいる人がページをめくり、
主人公が出るシーンになると
"目覚め"ており意識がある主人公でも
自由には動けなくなり、
描かれているストーリーに従うことになる

既に描かれている未来のシーンが見えることもあり
その内容を変えるために試行錯誤するが、
結局見たままのシーンが現実化していく

主人公の女の子は、自分の役割と
与えられた設定を変えたくてその方法を探っていく

作中では、エキストラの男の子の存在により
まだ描かれていなかった先のシーンが
変えられる、という設定になっている


これはもちろん、タフティとは違う設定だが

・目覚めた人だけが
 意志を持ってオフのシーンを行動できる
・すでに決まっている現実のシーンは
 意志の力(内部スクリーン)を使っても変えられない
・未来はまだ決まっておらず、台本は変えられる

といったところは、そのまま流用できると思う


特に、オンのシーンが始まったとき
主人公が主観で展開していくストーリーを
観ているような映像になることが多いのだが
この撮り方がタフティでいうところの
内部スクリーンだと思っている

外部スクリーンは主人公の女の子が
映るように撮られているシーン

内部スクリーンと外部スクリーンの違いが
掴めるとタフティのメソッドの理解も
より深まるような気がする


オフのシーンでは、世界がめちゃくちゃで
映画がさかさまで上映されていたり
ものが宙に浮いていたりと
現実だけれど現実じゃないという雰囲気を
味わうのにもおすすめのドラマだ

自分が映画や漫画の中の登場人物だという
感覚を得たい方にはぜひ見てほしい

ちなみにわたしの推しがハル役で
出演しているので見たらぜひご連絡を(笑)


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