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【読書記録】「妹たちへ」「妹たちへ2」

著名人の女性から20代・30代の
女性へ向けたメッセージ集。

「妹たちへ」

「妹たちへ2」

職業、年齢、
未婚・既婚・出産/子育て経験の有無…

人生経験がそれぞれ違う人生の先輩方から
人生の後輩、妹的存在のわたしたちへの
アドバイスや自分の経験談が詰め込まれている2冊。

働き方、生き方に悩んでいる20代、30代の女性に
ぜひ読んでほしい!と思った。

もちろん、女性の立場や気持ちを理解するために
男性が読んでもすごく参考になるはずだ。

活躍を存じ上げている方もそうでない方も
想像を超える範囲でいろいろな生き方をしていて
わたしの中の世界がぐわっと広がった。


「結婚しているつもりだった」
「母になっているつもりだった」

そう綴っている方も多く、
わたしも同じつもりだったと
深く頷きながら読み進めた。

転職、結婚、出産、各々の新しい挑戦・変化を
「え、その年齢でもできるんだ!」という
タイミングで経験されている方もいらっしゃって
30歳になったばかりのわたしでも
まだまだこの先の人生で
新しいことがあるのかもしれないと勇気づけられた。

今でこそ女性が長く働くことは
当たり前の権利として認められているけれど
それは本当にここ数十年で
変わってきたことなのだと実感した。

わたしは自分で働くことで
豊かに生きることができているので
働く権利を勝ち取ってきてくださった
先輩方に感謝の気持ちでいっぱいになる。

わたしに自由と豊かさをもたらしてくださって
本当にありがとうございます!笑


数々の女性の経験談を読んで
母とのある会話を思い出した。

2010年、大好きなあゆの
「crossroad」という曲がリリースされたとき。

あの時立った分かれ道の始まり
選んだ方はこっちでよかったかなって
あの時立った分かれ道の反対側にあったのは
なんだったのかなって

crossroad 浜崎あゆみ

当時16歳だったわたしは、
まだ歌詞に共感しきることができず
「こんな風に思うことがあるの?」と母に聞いた。

「30代になったらそう思うことが増えるよ」
と母は答えた。

あの時母が言っていた30代を迎え、
この「crossroad」の歌詞にも
心底共感できるようになった。

あの時、保育士の道を選んでいたら
あの時、彼と付き合い続けていたら
あの時、東京に来ていなかったら

立ってきた分かれ道の数だけ、
選ばなかったものが増えていく。


わたしも「妹たちへ」を書いてくださった
多くの方々のように
想定外の人生を生きているけれど
それは同時に想像以上の人生でもある。

これから先もいろいろな経験をするだろうけれど、
自分の手で自分の人生を選び取っていきたい。


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