昨日のバレエレッスン中にまた動悸が!なんにしろ、私はコアラだからしかたがない。
昨日は蒸し暑い中でバレエのレッスンでした。
発表会が終わり、通常レッスン。今まではバーレッスンのあと、トゥシューズを履いて、扇子を持って、ドン・キ・ホーテを踊っていたけれど、昨日は普通にフロアレッスンだ。
発表会が終わり、先生へのお礼もお渡しして、何だか気が抜けた状態。
私も髪を短くしたけど、やっぱりバッサリ切った人が多い。みんな考えることは似てるわね。
そんな通常モードのレッスンのなか、バーレッスンの途中でバクバクと心臓が音を立て出した。やばい。
いつもの動悸が戻ってきた。
発表会の練習があっていた頃は何故か動悸しなかったのに。。
気が張っているときのほうがアドレナリンで血行が良くなって動悸がしないのかしらん。
そっとバーを離れて、レッスン中ひとり更衣室の床に横になる。横になるとだんだん心臓がおとなしくなる。
私の動悸はよくあることなので、先生もわかっていてそのままレッスンは続いている。
みんなに迷惑かけなくて良かった。
なんで私、動悸がするのかしらね。
昔からそう。
心臓は少し肥大ぎみ。
貧血が昔からあるので、鉄剤は飲んでレッスンに来ているんだけど。。
みんなすごいな。
蒸し暑いなかレッスンは続いている。
私より年上の友達もみな、私よりタフだ。
なんせ若い頃から朝礼で倒れていたし、タフという言葉は私の辞書にはない。
バーレッスンが終わり、フロアレッスンになるとき、更衣室からそっとお教室に戻りました。動悸が止まればもう大丈夫。
「大丈夫?、また動悸?」という先生の言葉に、苦笑いしてうなづく私。
「まりりん、大丈夫?」仲間たちも心配してくれる。ありがとう、みんな。
昨日はフロアレッスン終わって、ポアントは履かないで早めにひとり帰りました。
帰宅してから、リオさんからラインが。
「まりりんさん、大丈夫?
まだピアノやヴァイオリンの発表会も続くし、バレエはゆるゆるとやっていこうね。
まりりんさんは、動物占い、コアラだったよね。
コアラは、ぼーっとする時間がないとダメになるんだよ。すこしぼーっとしてみてね。」
リオさん、ありがとう。
そう、一時期流行った動物占いで私はコアラ。
のんびりしないとダメになると書いてあったなあ。そしてまたコアラに必要なのは芸術と太陽だと。
きゃあ、動物占いってすごいわね~と一時期ハマっていました。
リオさんはペガサス。
亡くなった父と同じ。高い理想をもち、なかなか人から理解されないらしい。頭が良いのよね。もしかしたら、高木先生もペガサスではないかしら。
夫は虎。しかも動き回る虎。
確かにね~。昼寝とか出来ないし、休みの日もいつも動き回っているわ。
長女のアヤは小鹿。怖いバレエのM先生もたしか小鹿だったわ。
アヤもM先生も、前向きでしっかりものという雰囲気だけれど、内面は小鹿のように繊細で優しいのかもしれない。
ぼーっとしているのが得意な、ある意味図太いコアラの私は、繊細でよく気が付く小鹿から見たら、なんでそこまで気が利かないのとイジリたくなる存在かもしれないわね。
二女のサヤはゾウ。
大きな耳だけど聞く耳はもたないマイペースなゾウさん。ゾウにはあまり干渉せず自由にさせておくのが一番らしい。
リオさんの旦那さまも息子さんもゾウなの。
リオさんは旦那さまのこと、自由人スナフキンといつも呼んでいるから、結構当たっているのよね。
リオさんの娘さんは、私と同じコアラちゃん。
小さな頃はおっとりしたお嬢さんだったけど、今は30代で海外出張によく行くなどお仕事バリバリ。
リオさんは、本来はあの娘はのんびり過ごすほうがあっていたのでは~と時々心配している。
でも、昔みたいに専業主婦が当たり前の時代ではないし、若い女の子がのんびり過ごすってなかなか難しい時代よね。
私は昭和の時代に生まれて良かったとしみじみ思う。
きっと自分で選んで生まれたのよね。
動き回る虎の夫にしっかり働いてもらって、子育ては大変だったけど、乗り越えたら仲間たちと踊ったり、弾いたり、しゃべったりしながら過ごす。
それを目的に生まれてきたのかもしれないわ。
昨日も、動悸がして良かったのかもしれない。
自分がコアラだと思い出したから。
マドモアゼル愛先生の恒星占いでも私はスピカ星人で、とにかく怠け者だと書いてある。
世の中では実用的に役にたたない人間だけれど、床の間と同じで、それがなくなると人生が味気なくなるらしい。
役にたたないことにも、きっと意味があるのね。
バレエで動悸がするのも、みんながバリバリ頑張っているなかで、ちょっと身体の弱い私がいることでほっとしてくれる人もいるかもしれない。
出来ないこと、弱いことにも、なにかしら良さがあるのよね。
なんにしろ、私はコアラだからしかたがない。
怠け者を楽しみましょう。
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