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オーロラ姫になったあとは、オリエンタルスパゲッティでランチ
今日は月に一度の隣町バレエ。
リオさんと電車で一駅の隣町へ(歩いても行けるけど、、体力温存ね)
高校の同級生のKちゃんが、お母様が亡くなられて福岡に帰省しているので今日は三人。
ミユ先生の手作りのティアラを頭に付けて、オーロラ姫になりきって踊りました。
私はティアラをつけただけて気分が上がるけど、いつも客観的に物事を見る冷静なマユさんは年齢を考えると恥ずかしくなるそう。。
今日は暖かくてすぐに汗びっしょりに。。
レッスンが終わり、三人でマユさんが予約してくれたお店、「オリエンタルスパゲッティ」へ
マユさんはまずビール。
私は1日一杯と決めているので夜のために我慢する。
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マユさんとリオさんと、話題はやはり8月末の発表会のこと。
私とリオさんは参加申込み書を提出したけれど、マユさんはまだ。。
「一緒に発表会で踊りましょうよ~」とリオさんと誘ってみたけれども、今回はマユさんの意思は固い。
「わたし、70代でしょう。本当にこの頃身体がきつくて。細く長くバレエのお稽古を続けたいから、発表会で無理をして、怪我をしたりしたくないのよ」
すごくよくわかる。
60代でもキツいのだから、、
70代の体力がどれくらいなのか、まだ自分には想像ができない。
発表会の無理強いはできない。
それに「義理と人情の女」と自分のことを言ってらっしゃるマユさんは、いつも客観的に物事をみている。
70代でティアラをつけて舞台で踊ることは美意識が許さないのかも。
パリオペラ座では定年が42歳ときく。
バレエは若い肉体の芸術。
プリンシパルでさえ、42歳になると潔く舞台から身を引くのだ。
やはり、西洋人は合理的というか客観的に冷静に判断するのよね。
バレエが生まれたのは西洋だもの。
その判断はたぶん正しい。
しかし、情緒が正しさに繋がりやすい日本では、歳をとっても主役を踊るプリマは珍しくないわ。
それはそれでいいのかもしれない。
情緒あればこその日本だもの。
「人の中心は情緒である」と、
尊敬する岡潔先生も春宵十話で述べてらっしゃる。
私は客観的視点から外れているところがある。30代まで頭にリボン付けていたくらいだから。。
そのぶん人の気持ちには疎いのかな。
夫や娘たちはリボンをつけたお母さんは恥ずかしかったかもしれないわね。
情緒にも疎いのか、、
こんな私がバレエやヴァイオリンで表現できるものなんてあるのかしらん?
それから三人でスパゲッティを食べながら、またバレエの話に花が咲き、涙を流して笑い転げながら、いつの間にか2時間。
ランチセットは珈琲までだったので、追加でデザートも注文↓
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「私達、いつもお店のランチ時間のオープニングから、コーダまでしっかり喋り続けてるわね~。
発表会もコーダまでしっかり踊ってね!客席から観ているからね」とマユさん。
一緒に発表会で踊れないのは残念だけど仕方ない。
発表会に参加するしないは、個人の自由ですものね。
私が、70代になった時にはやはり、細く長くバレエ続けたいから、発表会はやめておこうと思うかも、、
今日はKちゃんがいなくて寂しかったな。スパゲッティの写真をKちゃんに送りました。
オリエンタルスパゲッティは、Kちゃんが行きたがっていたお店だったのです。
帰り道、電車を降りてリオさんと近所の桜を見ながら歩きました。
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桜もずいぶん葉桜になってきたわ。
葉桜も風情があって美しい。
私達、シニアのバレエは客観的に見たらどうなのかな?
バレエはもともとが若い人の芸術だから、シニアのバレエはバレエとは言えないものなのかもしれないわね。
桜で言えば、葉桜?
もうすぐ散る花吹雪?
それはそれで風情があるものだと思う。若い人の肉体の美しさには到底かなわないけれど、人生の味わいならたっぷり滲みでるかも。
バレエで感動を届けたいなら、シニアバレエも味わいはあるかもね。
ヴァイオリンの先生が、去年私が発表会に出たとき
「大人から始めたヴァイオリンて、何故だか感動するのよ。」と言ってらした。
若い人にはない、長い人生での情緒や風情が滲みでるのかしらん?
年取っても頑張る姿が切ないかしら?
それにしても、チュチュだけは勘弁して欲しいわよね~とリオさんと言いたい放題しゃべりながら帰りました。
お袖が長くて、丈も長くて、、
村娘の衣装は絶対に似合わないから嫌よね~。
いったい演目は何になるのかしら?
還暦過ぎたら真っ赤な衣装一回みんなに着せるとM先生が言ったことあるわよね、赤いってドン・キホーテ?パキータ?やばくない?
チュチュは絶対いやよ~と、話題はまだまだ尽きません。
ああ、明日もバレエレッスンだった。
しっかり食べて、お喋りして、何だか元気になりました。
夕飯は、夫がお寿司を買いに行ってくれるから(土曜日の夫のお仕事)、夕方はちょっと気合いを入れてヴァイオリンとピアノを弾いてみよう!
いつも優しい夫に感謝。
ありがとう。