19人の仲間たちと踊ったドン・キ・ホーテ。大切なのは遊び心かもね
今日、日曜日はピアノのリハーサル。
前日の土曜日、バレエの発表会が終わり(見出しの写真、私は一列目一番むこうだからほとんど写ってないかな)、しばらくは神経が興奮していて疲れ知らずで打ち上げへ。
昼から熱っぽくだるくなる。
でも、熱はない。
ピアノのリハーサルは、夕方から。
ピアノとヴァイオリンを部屋で弾いてみる。
頭も身体もまだバレエバージョンになっていてピアノの音が遠くに聴こえる。指が絡まる。。ピアノとヴァイオリンに身体がしっくり合わない。
これはいけないと、ピアノとヴァイオリンを交互に弾き続けました。
途中、バレエの発表会の挨拶やお礼やいろんなラインがひっきりなしに飛び込んでくる。返信するたび練習中断。
外は雨。
バレエの発表会で土曜日は一日中夫にワンコの世話も頼み、翌日日曜日もピアノのリハーサルでワンコを頼み、申し訳ない。
今日のピアノのリハーサルは、ひとりで都庁近くのリハーサルの会場に地下鉄で行くことにしました。帰りは車で夫が迎えに来てくれることに。
今から準備をしてヴァイオリンを担いで(シンドラーのリストもアイさんのピアノ伴奏でピアノの発表会で弾くので)傘を指し出かけます。
昔は往復、送ってもらっていたけど、ワンコがお留守番苦手だから仕方ないわね。。
夫も若い頃はめちゃめちゃ送り迎えしてくれたけど(大学生のころ、家庭教師のバイトが終わると必ず外で待っていて家まで送ってくれたなあ、、)だんだん身体もきつそう。無理は言いたくないし。
私も、もっとひとりで地下鉄に乗れるようになりたい。。と、心から思うようになってきました。昔は全然思わなかったのに成長しているのかな(かなり遅いね~)
夫が地下鉄出口から会場までの詳しい地図を書いてくれた。
ありがたや~。
地図を握りしめて出かけよう。
バレエの発表会が終わっていろんなことを振り返る。
19人の20代から70代までのバレエ仲間と踊るのは至福の時間だった。
練習は大変だったけど、毎回楽しく笑いが絶えなかった。先生の器ね。
本番前、19人と先生で円陣を組み手をつなぐと涙が溢れた(バレエメイクは汗に強いから安心)
仲間たちとひとつの目標に向けて助け合い、励ましあってきた時間も至福の時間だったな。
でも、やはり本番が近づくと緊張してくる。
緊張しているせいか、頻繁にいろんな言葉が降りてきました。
緊張すると悪いことばかり予想して、暗く重たくなります。人生、重いより軽い方がやっぱり楽しいわよね。
重い時って何かの信念やら感情に囚われているような気がする。
頭で考えすぎている気がする。
人生は甘美で美しいかもしれないって、高木先生がいつか書いてらしたわ
。私はそれから毎日、目覚めると「人生は甘美で美しい」と唱えている。
そうすると、なんだかそんな気がしてくる。単純ね(笑)
甘美で美しい、軽い人生に必要なもの、それは遊び心のような気がする。
バレエの発表会だって、結局は遊びなのだ。遊び心は言い換えると、楽しくチャレンジしてみることかもしれない。遊び心を忘れないように。。発表会の前日に降りてきた言葉です。
それから、これは降りてきた言葉ではないのだけれど、甘美に遊ぶためには、今の幸せに感謝する心が絶対に必要だと思う。
先月、福岡の義母(もう六年間、胃瘻状態で寝たきりです)の容態が悪いと姉から連絡がありました。
いつ、なにが起きても不思議ではないと。。万が一のときは、福岡に皆で、とるものも取り合えず駆けつける。
もしバレエの発表会の前日だったりしたら、発表会は諦めろと夫に言われました。その時は、皆に迷惑をかける、、
そこで、先生にはその旨をお伝えしていました。
こんなにみんなで練習したのだもの、やっぱり発表会には絶対出たい。
そう思っていたら、義母の容態が持ち直したと先々週、姉から連絡がありました。
日本舞踊の名取で、よく発表会に出ていた義母。
お義母さんにきっと私の気持ちが通じたのだわね。
バレエの発表会の幕が上がったとき、ライトを浴びながら思い切りお義母さんに感謝しました。
お義母さん、舞台に立たせてくれて本当にありがとう。
感謝しかありません。
お義母さん、頑張ってくれたのね、、
発表会でライトを浴びながら甘美な気分に浸りましたが、実はゲネプロのあと、疲れ果てて心臓がばくばくしないよう救心を飲んでました(笑)
やはり歳には勝てないわ。
20代、30代の若者に混じって踊るのは本当にきつい。
先生は素晴らしい振り付けで、年配者には無理のかからない振り付けにしながらも、老若違和感なく統一した雰囲気にまとめあげて下さってる。
それでもジャンプが多いため、息があがる。途中ほんとに苦しくなり「神様~」って心のなかで叫んでいました。
神様って、いつもは真剣に信じてない気もするけれど、心の深い部分では完全に信じているのね。
6年前、癌の手術で麻酔をかける前も心で叫んだ言葉は「神様」だったわ、、
昔、ひとりでバレエのヴァリエーションを踊る直前に突然脚がつって動かなくなったときも「神様、神様」と心で叫ぶと痛みがひいてちゃんと踊れたのです。
本当に不思議です。
今回も倒れることもなく、楽しく踊ることが出来ました。
神様。ありがとう。
いろいろ大変だったけど、チャレンジすることは大切。怖がって遊び心を忘れないように。。
いつも神様が守ってくれてるから何にも心配ないのでつ。
風くんも言ってましたね。
「どうせうまく行く」
本当に。
すべてはうまくいっているのでしょう。
人生は、可愛らしい可笑みで満ちている。
軽やかな遊び心で毎日を仲間たちと夫とワンコと暮らせたら何にもいらないな、、と思ったバレエ発表会でした。
長くなりました。
今からピアノリハーサル、行ってきま~す!