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久しぶりのバレエレッスンで、バーにつきながら詩を考えていました
無事に久しぶりにバレエレッスンへ。
お教室に着いてすぐ先生に、「先生、病み上がりなので、ポアントレッスンはおやすみします」と報告。
通常バレエレッスンのあとに、ポアントレッスンがあります(高等クラスの若者たちはレッスン中からポアントを履いてますが)
一時間半のレッスンのあと、さらに40分のポアントレッスン、これは病み上がりには辛すぎますのん~
なんだかバレエレッスンに行けるのが嬉しくて夜中に初めて詩を書いたりして寝不足ですし~
(レッスン後に先生から、どう元気出た?ポアントする?と聞かれましたが、やっぱりダメみたいですとお断りしました。無理したら出来そうでしたが、無理をしないことがこれからは大切なのでつ!)
眠れない夜中に、お布団の中でスマホ片手に詩を書いてみたら、なんだか楽しくて、、
レッスン中でもバーにつきながら、また詩の世界を彷徨っておりました。
題名はバレエのバー。
いつものバレエ仲間はほとんどが娘がバレエをしていた人たち。
昔からのバレエの母の会の仲間です。
自分たちが小鳥になった気分で詩を作ってみました。
読んで頂けたら嬉しいでつ。
【バレエのバー】
バレエのバー
バレエのバー
バレエのバーは丸い木の枝
木の枝に止まるのは小鳥たち?
黒や赤や紺や様々な色のレオタードに身を包んだ小鳥たち
私はピンクのレオタード
ピンクの小鳥よ
アン、ドゥ、トロワ
アン、ドゥ、トロワ
みんなで一斉に右を向いて、
下を向いて、
右足を出して、
パッセして、
ルルベして
止まり木から離れたら
今度はフロアレッスンよ
地面の上で踊るの
ふわふわふわり
ふわふわふわり
小鳥のバレエ教室
実はみんなお母さん鳥なの
娘たちはみんな
トゥシューズという羽を使いこなして飛び立ってしまったの
遠くに飛び立ってしまったの
トゥシューズを
上手く使いこなせないお母さん鳥たちは、
いつまでもいつまでも
止まり木に止まって
踊り続けるの
アン、ドゥ、トロワ
アン、ドゥ、トロワ
娘たちは遠い世界へ
小さな娘鳥たちを
長い長い間教えて下さったバレエの先生が
いまは、歳とった母鳥にバレエの指導よ
だけど、母親鳥たちは
なかなか娘たちみたいには上達しないの
いつまでもいつまでも
ポアントは中途半端
身体はあちこちが痛いし、
すぐ具合が悪くなる
クルクルクルクル、
最後は二人ずつ端から端まで回るのよ
クルクルクルクル
クルクルクルクル
世界が回っている
この世界は回っている
バレエのバー
バレエのバー
バレエのバーは丸い木の枝
娘たちが長年使っていたバレエのバーに
歳とった母鳥が連なる
愛しむようにバーをつかむ
笑顔で
しあわせそうに
バレエのバー
いまは遠くなった娘鳥とつながっているの
若い頃、小さな娘を連れて通ったバレエ教室
毎年、手に汗を握って客席から応援した発表会
バレエが大好きだったのは、
もしかしたら
娘鳥ではなく
母鳥だったのかも
年老いた母鳥たち
バレエが大好きな母鳥たち
心は
いつも娘鳥と一緒に踊っているの
アン、ドゥ、トロワ
アン、ドゥ、トロワ
バレエのバー
バレエのバーは
母鳥たちの魔法の杖かも