今年最後のヴァイオリンレッスン。ロングトーンで天使を見つけよう!
一昨日は今年最後のヴァイオリンレッスンの日でした。
新しいヴァイオリンの先生。若い女性のH先生(たぶん40代後半かな?)に習うようになって1年半。
夫が見つけてきた近所の川沿いの小さなヴァイオリン教室。
H先生との出会いは偶然の巡り合わせだけれど、会うべくして出会ったんだと思っています。
私には絶対必要な先生だった。
女性のヴァイオリンの先生に習うようになって、踊るように美しくヴァイオリンを奏でるライヴの先生に感動。
そして、自分の中で40年も続けているバレエとの関連性を感じるようになってきました。
H先生は、厳しいバレエのM先生に雰囲気が似ているんです。
年齢も同じくらい。
ちょっと鋭い目付きがそっくり。
美人で可愛いんだけど、細かいところに超うるさい。
大雑把でボンヤリの私とは対照的なのです。
鋭く注意されるとつい涙目になりそうな私だけど、M先生もH先生も私の憧れだからめげないわ。と鈍感力の私。
そんなところも相性がいいのかしらね(ちなみにAB型の夫も細かいところに超うるさい。鈍感力の妻は聞き流すか泣くか拗ねる~)
細かい所にこだわるのは、O型でスピカ星人の怠け者の私に一番欠けているところ。
毎日をただなんとなくフワフワと愉しく生きている私は細かいことへのこだわりが少ない。
まあ、いっか~で毎日が流れていく。
それじゃ、美は創れないわよね、、と思う。
細かいところに神は宿ると言われているもの。私は神様を見落としてばかりだわ。
大雑把な私はいつもボンヤリ空ばかり見上げている(お空に神様や天使がいると思っているのかしらね)
地に足が着いていないと昔からよく言われる。ボンヤリしているものね。
夢みる夢子のまま、おばあちゃんになってしまいました~(汗)
ほんとの神様や天使は天上ではなく地上にいるのかもしれません。
ちゃんと地に足を着けて、地上の神様や天使を大事にしないとね。
今年最後の昨日のヴァイオリンレッスンは、スズキメソッドが進むこともなく、ひたすらロングトーンの練習をしました。
ロングトーン。
今までまともに練習したこともない。
50歳からヴァイオリンを弾き初めて、どんどん好きな綺麗な曲を弾きたくて、基礎練習なんてあまりしてこなかったな。
気持ちよく楽しく弾ければそれで良かった。
バレエも同じ。
20代前半から始めた私は早くいろんなパや技を覚えたくて、いろんな踊りを覚えたくて、柔軟やストレッチなどほとんど無視してきたように思う。
だからバレエもヴァイオリンもきちんとした基礎がないから上達しないのよね。。ピアノも。
大人のお稽古だから、楽しければそれでいいのかもしれない。
でもそんな楽しさは表面的なもの。
ほんとに自分がうっとりする美しい音を指先から私は奏でたいの。
身体で踊りたいの。
一生懸命それを目指して夢中になっているとき、きっと私は幸せ。
結果はどうあれ、高みを目指していることが大切なのかもと思う。
バレエで最近思うことは、いかに身体と向き合うか、ストレッチや呼吸がどれほど大切かということ。
ヴァイオリンも同じなのよね。
すべては繋がっているなあとしみじみ思う。
バレエのタンジュで足を動かすとき、大切なのは足裏。舐めるように床に吸い付いていく。
ヴァイオリンも同じ。
弓の毛が足裏なら、ヴァイオリンの弦は床ね、、吸い付き具合から美しい音色が生まれる。
弓は文字通り弓なりにシナって弦に吸い付く。
バレエも舐めるように足裏が床にぴったりと吸い付く。
そしてその時、身体の軸か動きに囚われてはいけない。
あくまでも身体の軸は真っ直ぐに揺るがず、その上で力みなく脱力した状態で手足を動かす。
力点(いや、支点か?)は肩甲骨と丹田だわね。エネルギーはその2ヶ所から広がる気がします。
それはバレエもヴァイオリンも同じだとしみじみ思う。何かチャクラがあるのかな。
「背中、丸い!指、高い!」
H先生の言葉を聞きながら永遠にロングトーンを繰り返す。
ああ、バレエと同じだな。
そのうち私は足裏や指先に小さな天使を見つけることが出来るかしら?
天使を一生懸命探しているこの時間がきっと大好きな私の時間ね。
来年も小さな天使を探しながらバレエもヴァイオリンも頑張ろう。
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