六番目のヴァイオリン
今日はヴァイオリンのレッスンに行って、さっき帰宅しました。ワンコ達は一時間半のお留守番でした。
12年習った男の先生から離れて、去年の秋から違うお教室で若い女の先生に習っています。
前に習っていた男の先生は私より歳上で、とっても熱心に教えてくださいました。
時間も一時間のレッスンなのに、いつも一時間半、二時間も教えて下さり、シュナウザーのタルトが留守番できない時は「連れてきてもいいよ」と言ってくださり、ほんとにお世話になりました。12年経って、いつまでも私が本腰をいれないでタラタラレッスンを受けていたので、先生もついに堪忍袋の緒が切れたのでしょうね。
「本気で頑張るなら、モーツァルトを弾きましょう。せっかくヴァイオリンするならほんとに美しいモーツァルトの世界を感じたくはありませんか。やる気がないのなら、レッスンしても時間の無駄です。」そんな風に先生に言われたと思います。
一年経った今考えると、ヴァイオリンを習って12年経って、そろそろワンランク上の世界に頑張って行きませんかという先生のお誘いだったんだなあと思います。
毎日の練習は一時間では全然足りないと言われました。
先生はきっともっと真剣にヴァイオリンに人生を捧げて欲しかったのですね。先生ご自身がそうであるように、、
「やる気がないなら他の趣味を探したほうがいい。」と先生に言われてショックで、先生に匙を投げられたと思っていたけれど、本当は私のほうが匙を投げたのかもしれません。
何故なら、ヴァイオリンは好きだけれど、1日のうちの一時間以上はヴァイオリンに使いたくないからなのです。
私は集中力がすぐなくなるし、一時間が精一杯。それにヴァイオリンより大切なことがいっぱいあるのです。
私にとって大切なことに優先順位をつけるとしたら、まず一番目は夫との夕御飯。二番目はワンコたちとの散歩かな。三番目は植物の世話。
四番目は、お茶を飲みながらひとりでのんびりする時間(これはほんとに大事。夫は昼寝というけど、本を読んだりボーッとしたりできないと私は駄目になる)。
五番目はバレエのレッスン。
六番目がヴァイオリンかな。
七番目がピアノかしら。。
八番目は友達とお喋りすること。。
九番目は○もんの仕事かしら、、
うーん、そうなんです。三時間も四時間もヴァイオリンの練習なんて無理。もしかしたら私が熱心な先生を裏切ったのかもしれない。
先生ごめんね。
先生はクラシックの世界で生きてきたからきっと私にも素晴らしいクラシックの世界を味わって欲しかったのよね。
私はほんとに根性なしです。それに、あんまりクラシックが好きではないみたいなんです。
モーツァルトは眠たくなります(トホホ)
昔から家では(ひとりでマッタリしながら)ボサノバばかり聴いていました。お気に入りはアン・サリーや小野リサ、クレモンティーヌ、、
私はふわふわした優しい音楽の中に漂っているときホンワカ幸せな気分になるみたいです。
ヴァイオリン自体が向いてないのかな。ギターとかのほうが合っていたのかもしれない。
前の先生に最後に指導して頂いたのは「タイスの瞑想曲」でした。
先週、新しい先生から11月末の発表会に誘って頂き、二女の赤ちゃん誕生が10月の末だからギリギリ間に合うかなと思い申し込みました。曲は前から弾いてみたかった「人生のメリーゴーランド」
「ハウルの動く城」のエンディングで流れる曲です。
今日は先生と譜読みをして、とっても楽しくてテンションが上がりました。
新しい先生は、クラシックだけでなくジャズヴァイオリンもしていて、とにかく楽しみましょう!と言ってくれます。
前の先生には感謝しているけど、きっと私が自分で新しい先生を選んだんだなあ、、
六番目のヴァイオリン。
六番目だけど、私の中ではとっても大切なんです。毎日一時間しか練習しないけど、一時間だからこそ集中できて幸せなの。
毎日好きなこと、いっぱいいっぱいしたいものね。
「人生のメリーゴーランド」
なんとも切ない感じがして好きなんです。メリーゴーランドみたいに楽しいこと好きなことがいっぱい詰まった夢のような人生に憧れます。
楽しくて切ない。メリーゴーランドみたいな人生になるように自分で毎日を好きなことでいっぱいにしましょうね。