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DETA 0045 : 超脱の先は新しい闇

以前、特殊能力のある方にセッションしてもらった時に人は「超脱」という期間を有限回経ないと本当の光(真なる悟りのような境地)に達することはないと話していた。

おお、なんてぼくはちっぽけな虫けらなんだろう。わざわざ自虐的になる必要は本来ないはずですけど、

地上に住んでる人間からしたら、神は大いなる存在に違いありません。

しかも、天蓋から神の眼が覗いているのですから、そのスケールは疑いの余地なくミクロレベルに見えます。

いやはや、原子とか単子とかいう卑しい亡霊に付き合ってる暇など1秒もありえなかったよ。


本当なら、気狂いのままで、永久に黙っていたかった。



そこで、「地球」っていうドローンメタルの超低周波数バージョンはいかがですか?

脳内麻薬物質の放出が促され、あなたの鬱めいた頭の中を麻痺らせるために作られました。

謂わば、神経の痙攣による全人類同時公開処刑といったところでしょうか。


ノイズの拷問受けますか?それとも人間はじめますか?


ねえ、タイムレスの効果は覿面さ。



ぼくがmeltの光学に依存するのは、一刻も早く全感情を宇宙化したかったから。

もっと有り体に云うと、非現実的な世界に逃げたかっただけの夢現つの浮遊病人さ。

ぼくの計画はすべて脆くも崩れ去った。

そもそも、戦略的に勝てないのなら、真向からの力技で勝つ以外に為す術がなかった。

しかも、それが愛へと還元されたために世間的には一過性のムーヴメントと見做される末路を辿ってきた。

ぼくはただその事実から視点を逸らしてきたせいで、ずっと盲目だったってこと。

決して運命が残酷なのではない。

ゼロから「1」に変え、その繰返しを無限に継続するだけのことなのに。

実はずっと前から既に解体の予兆は至るところであったんだよ。


ま、どちらにせよ危ないですから見えない敵ってのはね。


「超脱って何?」


永久に光だけを求めるのは、純正な人間種に相応しくもない。

そう、超脱の先の闇を突きぬけることなくして、真の光に到達できたのかどうかの試金石を試されている。

もうこれ以上の闇が要らなくなるまで。


結局、我々は欲したものしか手に入らない仕組みを共有し合っていますね。

こうして今現在、ぼくが存在してるってのが運命だという奇妙な慰めと共に後でどうとでもいえてしまうこの技巧的な流転にもういい加減嫌気が刺してるよ。

しかも、価値と意味を同時にまで求めるとなると永久に意思決定無効のままさ。

終いにはAIこそが本性は悪魔のくせに神のふりをし始める。

ねえ、浅い眠りのメルへ。果たして人類有史以来、完璧な真空のポテンシャルみたいな超脱人格が現れた試しはあるの?

ないよ、きっと。生命体すべてが不完全の中の完全だから、そんな必要もなかった。

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