ブラのある生活②
ブラのある生活②
2022.3.6.#184
スタンドFMで配信しています。
元客室乗務員(CA)、歯科助手(DA)だった経験を活かし、
マナーのこと、歯科のこと、飛行機の中のエピソード・・・、
そのほか日常の気づいたことをお話ししています。
矯正という言葉をきくと、何を思い浮かべますか?
検索すると真っ先に出てくるのは歯並びの矯正です。
言葉の意味でいうと刑務所や少年院などの施設を矯正施設、
そして英語や話し方など発音の矯正、
視力の矯正、眼鏡やコンタクトレンズをしてはかった視力のこと(矯正視力)。
ちなみにCAの矯正視力は1.0です。
からだの補正を目的とするのは矯正下着。
ソフトなモノからハードなものまで様々ありますが、
今日は下着の矯正について。ブラジャーの話。
ブラジャーをするということ自体が本来の身体の形を補正するものですが、矯正下着というとさらにワイヤーがちがのイメージです。
私のはそこまでがちがちなワイヤーではありませんが。
でもワイヤーが入っているというだけで
正しい位置を目指してつけようという気になります。
歯の矯正もワイヤーです。
歯医者さんに同じにするなと怒られそうですが。
歯の矯正もブラジャーの矯正も、
他人の手を介在させるというところは同じで、
歯の矯正の場合は、患者さまはチェアに寝ているだけですが、
ブラジャーの場合、試着室にフィッターさんと二人きりになります。
密な空間になるので、店員さんはマスクにフェイスガードをして手袋もしてまるで戦闘に挑むかのようないでだちで、
目の前のお客様の旨を正しい形に収め、
その方に合ったブラジャーを提案されます。
おそらく店員さんは汗だくです。
でもお客である私は試着室で、素の自分をさらし、
しかも試着室は空気が循環するように扇風機が回っているので寒いのです。
一瞬ここにいる自分を後悔します。
私何でここにいるんだろう?
こんなに店員さんが、
仕事とはいえ一生懸命私の胸をブラジャーのカップに収めようとしてくれてるのだから、自分でもこの技を身に着けたいという思いに駆られます。
寒いのと恥ずかしいのとでつい背中を丸めたくなるのですが、
試着はある意味真剣勝負ですから、
だんだん胸を張れるようになります。というか胸を張っています。
店員さんも必死です。すべてはお客様のために・・・・ではないですが、
商売ですから。
すべては自分がより良くなるために、矯正の目的はそこかな。
と思います。
ややもすると自分にも他人にも甘くなってしまう私は、ありのままでいい、ありのままがいいと思うのですが、いや、ここはひとつ気持ちをきりかえ、できるところは意識を高く持っていたいと思います。
ブラジャーをしていると胸の位置が上がります。
上がると気分も上がります。
なんて単純なんだろうと思いますが、
案外自分てそんな単純なんだなと、
ブラジャーをつけはじめて思いました。
ちっちゃな幸せです。
思い出せば小学校の高学年頃、
初めてブラジャーもどきみたいなものを買ってもらった時は、
なんか気恥ずかしい思いでしたがなんだか大人になった気がしました。
何歳になってもより良くなるためにできることはあるなと、
昨日より今日、今日より明日、ですね。
ブラをしている自分の胸がそのままキープできればいいのですが
残念ながら、そうはなりません。
でもブラを通してよりよい自分を目指して…というと大げさですが、
胸を張っていたいなと思います。
矯正するのはより良い自分をめざして!です。
To be continued・・・
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