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1冊のノートから起業を始めてみる!が

気温が下がるのに反比例してわたしの心の気温は上がっています。

最近なにかと「起業」という言葉にアンテナがたつのです。

これまでの自分には思いもよらなかったことです。

コロナによる功罪はきっとあると思っていて、わたしにとっての良かったことは、さまざまなメンタルブロックが外れたことです。


「結婚は安全基地」by 旧友、本、歴史、自分

「妻は夫をたてるべき」by 母、世間、自分

「お母さんに必要なのは心のゆとり」by 何かの本、自分

「姉はしっかりしてる」by 親族、自分

「CAは美しくあらねばならない。」by CA仲間、世の中、自分

「CAの経歴はひけらかすものではない。」by CA仲間、自分

「キョーコに起業は向いてない」by 元夫、自分

「早く次の結婚相手見つけたほうがいいよ。誰かに守られてるほうがむいてるよ」by 元夫、自分

このような言葉を信じていたのは実は自分でした。誰かの言葉や価値観を信じて疑うことなかったので、そんなものかと思っていましたが、どうもなんだかちがう、そんな気がしていました。

しかもコロナと関係ないかも。

迷った時には新しいことを試してみよう!もう、失うものもないし。

中年女の強さかもしれません。

中年とはよく言ったもので人生100年のちょうど中間なのです。

そんな時に出会ったのがこの本です。

著者、上野光夫氏は1962年生まれ、中小企業診断士、これまで約5000名の起業家の融資をされた人です。ご自身も起業準備に起業ノートを作った方です。

以下、読書メモを記します。

WHY?なぜ、起業にノートが必要か?

起業でうまくいく人とそうでない人の違いは、しっかりと事前準備をしたかどうか、だから。

ノートに書くことで

①思考が整理できる
②情報をノートに一元化し不足な情報やノウハウが明確になる
③起業の進捗状況や計画を確認できる

またIT機器ではなく紙のノートを著者が勧める理由は

①脳の活性化につながりクリエイティブな発想が生まれるから
②起業には不安がつきまとい、マインドの保ち方が重要で、手書きの文字により自分の気持ちに整理がつくから。

さらにわたしが付け加えるなら
③自分の字で書くことで覚悟が決まるから

WHAT? なにをノートに書くのか?

①なぜ起業したいのか

起業の動機は様々だけど、


「社会に貢献したい」や「仕事を通じて自己実現をしたい」
などの美しい動機以外にも
「金持ちになりたい」「有名になりたい」「もてたい」
といった下世話な欲望の方が原動力になるし、実際うまくいっているのです。

また他に仕事が見つからないから
「起業でもするか」「起業しかないか」のようなきっかけ「でもしか起業」という人もいます。


それでも起業ノートを書くことで「どうせやるなら儲けよう」とか「見返してやる」
など前向きな気持ちに変えられるなら立派な動機と言えそうです。

(よし、元夫を見返してやる!奴より稼ぐ!←後向きな動機)

起業のメリットデメリットも記します。

②独立記念日

「いつか起業を」ではなく「いつやるか?いまでしょう」でもなく、

・収入面のめど
・自分の残りの人生を考えて
・今の年齢を考えて


「20○○年〇月〇日に独立する!」と書いてみます。

その際考慮するのは

・家族の事情
・起業準備に要する期間
・今の仕事のタイミング


です。独立記念日を決めてから逆算して行動プランを立てる方法の詳細は本書に書かれています。

2021年11月8日何かがおこる!


③起業アイデア

著者はビジネスのアイデアを300個以上あげることを提案されています。

目的は自分の発想力を鍛えるためです。
そのヒントとなるのは
・不満なこと、不便なこと
・不安なこと
・悩んでいること
・難しくて理解できないこと
・地域や社会の問題
・ハンディキャップを抱えていること
・非効率なこと
・無駄なこと

なるほど、こう考えると湧いてきます。

④起業の不安と解消法

起業に関しての不安は大別して
1⃣お金の不安
・採算がとれずにお金がなくなってしまうのではないか
・借金にまみれて破綻してしまうのではないか
・路頭に迷うのではないか
2⃣自分の能力に関するもの
・自分は起業家に向いていないのではないか
・なにもかも自分一人でこなす自信がない
・お客さんを集める方法が分からない
3⃣体力・健康面
・起業家の激務に耐える体力がない
・働きすぎて健康を害してしまうのではないか
・困難が続いてメンタルヘルスを損なうのではないか
4⃣対人関係
・人に騙されてしまいそう
・社交的ではないので人脈を作る自信がない
・人と交渉するのが苦手
5⃣周囲の反対
・家族を説得するのが大変そうだ
・人に反対されると勇気がなくなってしまう
・人に「起業する」と言われると笑われそう

これらはすでに起業されている人からしたら、それはそれで笑えることかもしれませんし、共感ポイントかもしれません。でも起業したことのない人にとっては、これはマインドブロックなんだろうと思います。

これらを参考に自分の不安を自分の言葉で素直に書いたうえで、その対策を考えていく、この過程、時間が大事なのです。

⑤起業計画

必要なスキルとノウハウを書き出すこと

主には
・始めるビジネスの内容に関するノウハウ
・お金の管理
・マーケティング・営業スキル
・自分のビジネスにかかわる法律の知識
・ITスキル・・・必須
・人を雇うことに関するノウハウ・・・従業員を雇う場合
・(業種次第だが)接客サービスの能力

そして、セミナー参加や、専門家に依頼すること、人脈を広げること、

さらに

好意、共感、納得を得るために必要なのは
「コミュニケーションスキル」、「プレゼンテーションスキル」、「ライティングスキル」であり、それらを高める意味でもノートを活用できます。


ATTENTION! 起業準備で注意すべきこと

ビジネスプランが完成し、起業準備ができて、いざ!!スタートラインに立つために最後に著者が注意点として挙げているのは以下のとおりです。

①考えるよりもまず行動

いつまででも考えているだけでは変わりません。トライアンドエラーということですね。

②本を浴びるように読む

これまで起業に関する本を読んでいなかったので、書籍からの情報不足に気づきました。わたしにはこの本が第1歩です。

③完璧を目指さない

ついやってしまいがちなので、そういう意味でもノートは伴走する存在として有効です。

④自分の名刺を作成する

著者は「独立準備中」と書いた名刺を作ったそうです。
転職活動をしていると、常に履歴書をアップデートしていてげんなりしていましたが、名刺とは「今の自分を手のひらで知ってもらうツール」。
さっそく作ります。

⑤目立たなければお客様は集まらない

ここに紙のノートだけでなく、このnoteも活用できると感じました。
人生すべてコンテンツ!
これはわたしが常に感じていることです。いいこともそうでないことも。

⑥間違っていたら軌道修正する

ついひとりよがりになっていたり、思い込みだったりすることがよくあります。そういう意味でもわたしに対する批判は大事なのかもしれません。
家族や元夫、旧友や旧知の人たちは過去のわたしを知っている人で、疎遠になっている人も多いのですが、素直になってみようと思います。

マインドブロック作りに多大な影響を受けたけど、距離間を自分で決めるのが大人の作法だと思います。

この本を読んで起業思考になっているのか、起業思考になってるからこの本が刺さるのか、わからなくなってきましたが、
これからも本を読むことと(紙の)ノートを書くこと、そしてこのnoteに投稿すること、は継続していきます。

わたしが即座に買ったノート

見た目、大きさ、紙の質、開きやすさ、書きやすさ、重さ、
マイベストです。
お安くはないのですが、飽きないし毎日使うものだし、使うことで気分が良いし・・・ということで。

To be continued・・・

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