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「ライバーとして、個人として、皆に影響を与える生き方をしたい。」S帯らしくないS帯ライバー- でで さん

全国のライブアプリ配信者(通称:ライバー)を応援する事務所「PRIME」です。会社員からの卒業を目指してPocochaライバーを始め、計画的にS帯に到達されたででさん。
常に目標を掲げてコツコツ成長を遂げるででさんの素顔に迫ります。

※「Pococha(ポコチャ)」は、株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)が運営する、スマホでライブ配信ができるアプリ。

ライブ配信のきっかけは友人の一言

会社員としてオフィスワークをしていたものの、会社員以外の道を模索し勉強をしていましたが、モチベーションは徐々に下がってきていました。
そんな時、友人から「ででちゃんはインフルエンサーが向いているのかもよ」とアドバイスをもらったことがきっかけで、ライブ配信というものに興味を持ちました。2020年の年末の事ですね。

事務所に所属せずにライブ配信をする選択肢は無かった

興味は持ちましたが、ライブ配信がどういうものなのかを全く知らない状態からのスタートでした。
そんな中、PRIMEの求人をたまたま見かけ、色々調べた上で、PRIMEが大手の事務所だという印象を受けたことが、所属のきっかけです。
当時はライバー事務所のことをあまり知らなかったのですが、所属して本当に良かったと今でも感じています。

私の中で事務所に所属せずにライブ配信をするという選択肢はありませんでした。以下が主な理由です。

①事務所の存在があるから、毎日継続して配信をすることができる。
PRIMEに所属した後はコアファンが何人増えたかを毎日マネージャーに報告しており、いつしかそれが日課となっていました。
フリーのライバーとして配信する場合は休む休まないは個人の自由になると思いますが、事務所に所属することで「継続して配信をしなきゃ」という気持ちになります。

特にライバーとしてデビューしたての頃はつい休みがちになりそうでしたが、この時期に「毎日コアファンの人数をマネージャーに連絡する」という日課ができていたことは非常に大きいです。
恐らく、毎日報告をしていないと継続配信の癖がつかず、配信を毎日続けていくことは無理だったと思いますね。
②配信における圧倒的な正解を教えてもらうことができる
所属したての際にマネージャーから聞いた「コアファンを獲得することが全ての悩みを解決します」という言葉が非常に印象的でした。

この話を聞いたおかげで、初期から“コアファンになってもらうこと”だけに集中し、他の雑念を気にせず、目標をぶらさずに配信を続けることができていました。

「事務所がアドバイスしてくれる正解に従って進んでいけば大丈夫、絶対に成功する」と思えたことが、ライバーとしての成長に大きく影響していたと感じています。

ライブ配信は目標を決めてコツコツと

ライブ配信を始めた当初はB帯を目標としており、毎月ごとに目標のランク帯を定めていました。同時に、会社員との二足のわらじでのスタートでしたが、「目標の時期にS帯にあがることができれば会社を辞めてライバーに専念する」ことも決めていました。

大きな目標を決めたことで「目標ランクに到達するためにこの配信でコアファンを必ず1人増やす」ことを毎回の配信目標とすることができ、目標を達成することが増えていく度に、ライバーとして活動していく自信へと繋がっていきました。

頑張れば頑張るほど応援してくれる方が増える

配信を続けていく中で「配信時間が短い」「全然頑張っていない」などネガティブなコメントが付き、辛かった時期がありましたが、自分が配信を続けていけるかどうかが分かれ道と思っていたので、継続して頑張って配信を続けていました。

すると「ででちゃんみたいなライバーに出会えてよかった」「この配信が一番楽しい」ということを言ってくださる方が増えてきたんです。

配信を頑張れば頑張るほど応援してくれる方が増えていくことを実感でき、応援してくれる人の存在が自信に繋がり、ライブ配信を初めてよかったと思うようになりました。

継続するためにはオンとオフはしっかりと

私の普段の配信は雑談がメインです。
基本はリスナーさんたちと喋る配信になっていますが、A帯を目指す/S帯を目指すなどの明確な目標があるため、ただ世間話だけする枠にはしていません。
そうすると配信のゴールが見えなくなり、あやふやでだらっとした枠になってしまいますからね。

毎日平日の夕方~22時まで配信をしており、会社員とライバーを兼務していた時は【朝9時~17時まで出勤→17時~22時まで配信→翌日9時から出勤】という感じでした。
時間帯によって来てくれるリスナーさんが違ってくるので、長い時間配信していても全然大丈夫なんです。

一方で土日は基本的に配信を休んでおり、友人と遊ぶなどしっかりリフレッシュし、休養を取るようにしています。
「配信が始まったら必ず見ないといけない」というプレッシャーをリスナーの方に感じてほしくないですし、それですとリスナーの方も楽しめないですしね。
土日は必ず休むと決めることで、リスナーの方にとっても固定で休んでいただく時間になっているのかなと思います。

もちろん、土日しか見ることができないリスナーの方もいらっしゃいます。私にとってその方も大事なリスナーさんですので、イベントがある時は土日でも配信するようにしています。

ある時を境にランクが急上昇

2021年の1月のデビュー以降、毎月の目標ランクをクリアできていましたが、2021年4月にB1⇒A3まで一気にランクが上がりました!
「みんなで応援しよう」というリスナーさんの思いが合致した結果だと思っています。

4月はイベントに3回出ており、月初のイベントはあまりうまくいかなかったのですが、コアファンの方が徐々に増えてきたこともあり挑戦することを決めた4月の1日限定イベントで大きく流れが変わりました。

1日限定イベントで入賞、月末のイベントでも入賞と連続で結果を出すことができ、連続入賞したことでランクが急上昇したんです!

でで写真まとめ

左:4月の1日限定イベント 右:4月の月末イベント

その良い流れは翌月の5月も継続しており、着実にコアファンが増えていき、5月末には大きな目標としていたS帯に上がることができました!

でで写真2-2

5月の月末イベントで1位を獲得し、その後S帯に到達!

さっぱりして明るい配信にしたい

私は自分のことをとてもシンプルな性格だと思っていて、裏表なく、頼みたいことはストレートに伝えるようにしています。

「みんなでS6に連れていってほしい!」
「S6に連れて行ってもらうためにみんなで花火をあげてほしい!」
などですね笑

ただしそれは1人のリスナーさんに負担をかけるものではなく、リスナーさんたちがストレスを感じないように“リスナーさんみんなで頑張っていきたい”という思いが強くあります。そのためにも、一緒に応援していただけるリスナーさんを1人でも多く増やしていきたいと思っています。

そしてコアファンの方一人一人をとても大切に思っていますし、よく配信に来てくださる方のことはもちろん覚えています。
また、久々な方も気軽に戻ってこられるように、ファミリーが結託して入り辛い雰囲気を作るのではなく、さっぱりして明るい配信になるようにいつも心がけています。

ででさんSS_2

明るく楽しいででさんの配信風景

私は“S帯らしくないS帯ライバー”

リスナーさんたちの応援もあり、目標としていたS帯に到達することができましたが、S帯に上がって以降、ご新規の方がすぐに抜けてしまうことが増えてきました。
“S帯”ということで、既に特定のリスナーさんたちでコミュニティが形成されているイメージがあり、怖くなってしまっているのかもしれません。

そのため、私は“S帯らしくないS帯ライバー”だと伝えるようにしています。「私はS帯っぽくないライバーだから大丈夫だよ!」
という感じですね。

私は「話しやすい」と言ってもらえることも多いのですが、リスナーさんみんなが友だちみたいに、フランクに話せるような配信にしたいと思っています。私自身も敬語や上下関係が苦手ですからね笑

今後は“S帯らしくないS帯”として、リスナーの皆さんが友だちで楽しい配信にしながら、S6を目指していきたいと思っています。

最近ファンになった方にも、ずっと前からファンになった方にも、私がS6になって有名なライバーになる姿を一緒に見ていただけたらと思っていますので、気軽に通い続けてもらえると嬉しいです!

誰でもライバーになれるチャンスはある

私は仕事でのミスが多かったり、上司に怒られることもあったりと上手くいかないことが多かったのですが、リスナーの皆さんはそんな私を受け入れてくれて、優しく応援してくれました。

ライバーの中には様々な職業の方がいらっしゃいますが、その方たちとは切り分けて考えて「私は私」と思うことが大事です。

そして、やっぱり“ずっと配信し続けることの壁を乗り越える”ことですね。
決まった時間に配信することを続けていれば、いつか必ずファンの方がついてきてくれます。

ライバーとして成長するためには、目標とゴールを明確にリスナーさんに伝え、“みんなで頑張っていこう”という配信にすることも大事なのではないでしょうか。「自分の会社ではこんなことがあったよ」といった話をするだけでは絶対に上のランクには上がれないと感じています。

その部分を意識されることで、誰でもライバーとして成長していけるチャンスはあると思いますので、ライブ配信に興味がある方はぜひチャレンジしてみてください!

最終的には起業したい

直近の目標はS6に上がることですが、その後はPocochaの中で「ででちゃんね、知っているよ」というような存在になりたいと考えています。
そして、将来的には会社を作りたいです。

まだどのような事業にするかは決まっていないのですが、“ライバーのでで”としてはもちろん、“個人”として、皆さんに影響を与えられるような仕事や生き方ができればいいなと思っています。

会社員とライバーの二足のわらじからスタートし、ライバーとして計画的に成長されたででさんのこれまでとこれからをお伺いしました。

primeバナー

(取材・文:花田 光)

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