「みんなの生活の一部になりたい。」リスナーさんと楽しみながら毎日配信を続ける。 - はるか🐥さん
全国のライブアプリ配信者(通称:ライバー)を応援する事務所「PRIME」です。
コロナ禍をきっかけにPocochaでのライブ配信を始め、わずか3ヶ月ほどでSランクまで駆け上ったライバーのはるか🐥さん。ほとんど休みなく配信を続ける彼女ですが「配信自体を本当に楽しむ」ことが毎日続けるための原動力になっているとのこと。楽しんで配信を続けるコツや考え方をじっくり伺いました。
※「Pococha(ポコチャ)」は、株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)が運営する、スマホでライブ配信ができるアプリ。
「夢を追う最後のチャンス!」今まで踏み出せなかった自分をYoutubeとPocochaで変えたかった。
高校生の頃からモデルさんや、女優さんに漠然と憧れていました。何回かオーディションや事務所を調べてたりしていて、応募用紙も取り寄せて書いたのですが、どうしても最初の一歩を踏み出すのが怖くて、実際に応募するところまで行けませんでした。
高校を卒業しても華やかな舞台、特にエンタメ業界への憧れはずっとありました。少しでも近づきたいという想いもあってディズニーリゾートで4年以上キャストとして仕事をしていたこともあります。自分からショーに出ることはなかったですが、ショーレストランの担当をさせてもらい、憧れのダンサーとも距離の近いところで仕事をしていました。続けているうちに、やっぱり、自分にスポットライトが当たる仕事がしたいなと思って、友人のめろん( @meronda_q )と二人でユニットを組んで、天才未確認生物というYoutubeを始めました。特に毎回決まったテーマがあるわけではなくて、食べ歩きロケや二人で遊びに行った場所の紹介をしたりしています。ライブ配信を始めたのは、このYoutubeチャンネルを盛り上げるためでした。最初はツイキャスを使っていたのですが、コロナの影響でYoutubeの撮影ができなくなってしまったこともあってスカウトが来ていたPocochaを真剣に頑張ることにしました。
めろんさんとの2ショット
正直なところコロナの影響も。
Youtubeを始めた時は、飲食の会社の事務として勤務していたのですが、勤めていた会社が、コロナウイルスの流行に伴い経営状況が悪化してしまい、会社を辞めないと行けなくなってしまったこともPocoochaを始めた大きなきっかけです。飲食業界だったことと、外資系企業だったことが重なり退職勧告のような形になってしまいました。すごい困ってしまったタイミングにちょうどよくPRIMEからスカウトが来たこともあり、すんなり始めることができました。今思えばあのタイミングでPocochaを始めて本当によかったです。
配信を始めてからは、どハマり。明け方の狙い目タイムに最適化した生活に。
配信を始めたのは、2020年の4月からですね。30日中30日といってもいいくらい毎日配信しています。最近は、たまに休みを挟むようにしていますが、基本的には配信中心の生活ですね。1日10時間くらい配信しているので本当に配信中心の生活です。配信に最適化した結果、今は昼夜逆転の生活になりました。大体、夕方18時くらいに起床して21時くらいから配信を始めて、朝8時くらいまで少しずつ休憩を挟みながらもずっと配信していいます。配信を終えた後は、コミュニケーションに使うボードの作成作業などをしながら、徐々にアドレナリンを冷まして、お昼の12時過ぎには寝ていますね。今私は、新しいリスナーさんと出会うためのご新規配信を大事にしています。
ご新規さん歓迎配信とは、Pocochaを始めたばかりのご新規さんにのみ視聴可能な配信をおこなえる機能です。 - Pocochaより
これは配信を続けての感覚知でしかないのですが、Pocochaはトータルで見たときに明け方が一番人が多いと思います。寝る前にぼんやり見ている人と、仕事前に早起きしている人の両方が交錯するタイミングですね。ご新規配信をそのタイミングで行うことで新しいリスナーさんと出会える率が高まります。それもあって昼夜逆転した生活になっていますね。
配信は楽しい!楽しめているのが長時間配信の秘訣。
配信を辛いと感じるライバーさんと、楽しいと感じるライバーさんがいるのは知っています。私は、完全に楽しいと感じてますね。特に企画ものをやっているわけではなく、雑談系の配信なのですが毎日リスナーさんが来てくれてくだらないことを話すのがとても楽しいです。正直内容が濃いわけではないのですが、リスナーさんが盛り上げてくれるのでとても楽しい枠になっていると感じます。
マネージャーさんに聞くと、ランクアップも早い方だったみたいです。4月末に配信を始めて、1ヶ月ちょっとでBランクに。そこから1ヶ月でAランク、さらに2-3週間でSランクにまで到達していたので、3ヶ月くらいでSランクに到達しました。ただ、正直毎日無我夢中で楽しみながら配信をしていたので、早いとか遅いとかは考えたこともありませんでした。特に楽しいと感じるのは、みんなが盛り上がってくれている時ですね。
枠にたくさんリスナーさんが来てくれたり、コアファンになってくれる人が現れたり、メーターが伸びている時はやっぱり嬉しいし、楽しいです。ただ、配信がいくら楽しくてもやっぱり続けていると疲れてしまいます。そういう時は、山とか自然が多いところにいってリフレッシュします。そういう出かけた話とかもリスナーさんと共有することで、話題を広げたりしていますね。
配信中の1シーン。
PRIMEのアドバイスは、押し付けがないところが魅力。
いろいろな事務所の話を聞いたりしますが、PRIMEは比較的自由でルールや押し付けがないところがありがたいですね。運営が長いだけあって、Pocoochaに関する色々な情報を知っているし必要なときにアドバイスをくれるイメージです。自由にやりたい自分にはぴったりでした。
具体的に参考になったアドバイスは、配信方法です。Pocochaには通常配信、おしのび配信、ご新規配信っていう3つの配信方法があってそれぞれ対象リスナーが異なるのですが、マネージャーさんに相談してご新規配信を多めにしたことが成長のきっかけでした。ご新規配信とおしのび配信は人によって向き不向きが分かれるけど、他に推しのライバーさんがいない状態のご新規の方と出会えるのは、長期的に考えてプラスだと思い続けたことで、定着してくれるひとも増えました。新規のリスナーさんが、だんだん慣れてきて初めてのコアファンになってくれたりする。そういう嬉しい驚きもあったりするので、相談してよかったと思います。
おしのび配信とは、視聴可能なリスナーにのみ配信をおこなえる機能です。 - Pocochaより
Pocochaライバーとして有名になりたい!
もともとはYoutubeチャンネルを盛り上げたいと思ってPococohaを始めたのですが、今はPocochaでトップを目指したいという気持ちの方がずっと強いです。広告系のイベントや、雑誌系のイベントでも活躍して、Pocochaライバーとしてもっと有名になりたいです。特に、雑誌のイベントは憧れが強いです。
イベントの入賞特典で、Pococha公式Twitterの
カバーに選ばれたはるかさん
あとは、渋谷のビジョンに自分の動画が流れる「POCO CLOCK」というイベントもあるのですが、それにも出演できるように頑張りたいです。もともと、芸能への憧れがあったのでそこに続くようなイベントがやっぱり嬉しいです。今まで後悔もたくさんしてきたので、これからはやりたいことに目一杯チャレンジしていきたいです。
自分がした後悔を、人にして欲しくない。
新しいことを始めるのは勇気がいるし、怖いと思います。私もそうでした。高校時代からやりたいと思っていたことをチャレンジできるようになるまで何年もかかりました。今ライバーになる、一歩踏み出そうとしている人に自分がした後悔はして欲しくないと思います。一歩踏み出したらまた違う世界が広がるし、ちょっとでもやりたいなって気持ちがあるなら試してみた方が良いです。自分に合わないと思ったらすぐ辞めても誰にも迷惑を掛けないので、自分の気持ちに素直になって、チャレンジしてみるのがいいと思います。
私がなりたいのは、みんなの生活の一部。
いつも配信にきてくれるリスナーさんには本当に感謝しています。私は、他のライバーと比べると特技とかもないし、本当に普通の人なんですけど、そんな私にここまで支えてくれて本当に感謝しているしS帯まで来れたのはリスナーさんのおかげです。私は、元々、誰かの生活の一部になれたらいいなと思って、Youtubeやライブ配信を始めました。今、長く続けていられるのもみんなの生活の一部になれているって実感があるからです。毎日遊びに来てくれているリスナーさんがいるからがんばれます。これからも成長を見守って欲しいし、世界に飛び出していくところを見ていて欲しいです。
はるか🐥さんの長時間配信は、自然体で配信することとリスナーさんと良い関係を築く事によって支えられているのだと知りました。
(取材・文:杉山 信弘 )
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