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夜中のひとりごと 8/19

無関係な人が話すある言葉に反応する自分を見つける。
その言葉たちをかき集めたら共通項が浮かび上がり、今度はそれらがドロリとどこまでも落下して溜まっていき、抑えても抑えてもいつの間にか気づくと溢れてきて私の意向とは無関係に私に傷をつくる。意味がわからない。

どうにもこうにもならなくて降参してみれば、それは闇だと思っていたのに目を自分でギュッとつぶっていただけだった。

目を開けてそれの実態を掴む。
人に知られたくない触られたくない歪なもの。それをこんなにも愛おしく私自身が抱きしめていただけだと知った。
それはここまで私が生きながらえてこれた理由でもあったように思う。

ならば歪なそれも等しくここに並べよう。
確かに目に見えるその場所に。
光が当たるその場所に。


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