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ピグマリオンノブレス高知教室/足立将一さん

2024年8月23日&30日放送

 今回のお客様は、幼児教育「ピグマリオンノブレス高知教室」の教室長・足立将一さんです!

■ 足立将一(あだち・のぶかつ)さん
大阪市福島区出身。大学卒業後、会社勤務を経て、25歳で大阪府吹田市の市議会議員選挙に挑戦し、見事当選!2期8年間議員を務めます。2019年に地方議員時代の同期に誘われて高知県へ移住。「一般社団法人創造的教育協会」専務理事に就任し、現在は「ピグマリオンノブレス高知教室」の教室長として、子どもたちの「自分で考える力」を育んでいます。

〔 番組収録風景 〕

▶ 25歳で市議会議員に!

 松下電器産業の創業地としても知られ、現在は朝日放送の本社がある大阪市の中心部・福島区に生まれた足立さん。厳格な父親と優しい母親に育てられて、ものづくりが好きな子どもに成長しました。その頃の夢はコックさんになることだったそうです。

 その後、神戸大学法学部に進学。大学ではラクロスに熱中し、法律の勉強は少し疎かになっていたとか…。そんな折【議員インターンシップ】の資料を目にした足立さん。「議員っていったいどんなことをやってるんだろう?しょうもない人だったら文句を言ってやろう」と思って申し込んだところ、そんな血気盛んな若者を受け入れてくれたのが、当時の吹田市議会議員で、現在は参議院議員を務める神谷宗幣さんでした。この出会いが足立さんの大きな転機となります。

 教育に対して熱い想いを持つ神谷さんの姿に感銘を受け、その活動を手伝っているうちに「次の吹田市議会議員選挙に出馬してみないか?」と声を掛けられます。最初は「無理です」と断っていた足立さんでしたが、神谷さんに見込まれたことが嬉しくて出馬を決意!25歳という若さを武器に自転車で市内を回って各地で熱い想いを訴え、最年少で初当選を果たしました!🎊 

 吹田市議会議員として2期8年間務めた足立さん。はじめは何もかも初めてのことばかりでしたが、議員3年目には議会改革特別委員会委員長に就任するなど活躍の場を広げ、少子化対策や、引きこもり対策、Iターン支援、偉人伝教育の推進、また経済的な理由で塾に通えない子どもたちに無料塾を提供する【つばめ学習会】の活動にも取り組みました。また一方で、超党派の若手政治家団体「龍馬プロジェクト全国会」の副幹事長を務めるなど、他地区の地方議員とも積極的に交流するようになっていきます。

 そして2期目の任期満了が近づく頃、足立さんの未来を変える一言が土佐から届きます!!2011年地方統一選挙で同期当選し、交流を深めていた高知市議会議員の浜口卓也さんが高知市長選挙に挑戦することになり、懇意だった足立さんに「副市長になってほしい」と熱いラブコールが届いたのです。 初めは戸惑った足立さんでしたが「高知と縁もゆかりもない自分に声を掛けてくれるなんて面白いじゃないか。寄せられた期待には応えないと!」と思って高知への移住を決意するのでした。足立さんも熱いですねー🔥

 しかし、熱い想いで挑んだ市長選挙は残念な結果となり、次にどうするのか決断する必要に迫られた足立さん。大阪に帰ろうかとも考えますが、高知の街や人が肌に合ったこと、また浜口さんが引き続き高知市政発展のために力を尽くすと宣言したこともあって、自分も高知に残ってその先の未来を見届けることを決意。議員時代から支援してくれていた「ピグマリオン」の創設者・伊藤恭さんのサポートもあって「ピグマリオンノブレス高知教室」を引き継いでいく道を選ぶのでした。

〔 教室は高知市柳町にあります 〕

▶ ピグマリオンメソッドとは?

 「ピグマリオン」創設者・伊藤恭さんが独自に開発したメソッドは、日本全国で幼児~小学校低学年教育に大きな成果を上げています。

 ピグマリオンメソッドは、従来の「大人が教える教育」ではなく「子どもたちが自ら学ぶ教育」。40年以上前から実践してきた幼児教育法です。様々な教具・教材を使って、子どもたちの指先・空間・図形・思考力・数論理・言語の6つの能力を育てていきます。

 高知教室長である足立さんは「基本、教えないことを大事にしている」と言います。様々な教具・教材を使うことで良い刺激を与え、子どもたちが自分で能力を作っていく。大人はそれをサポートしていく。これが基本です。能力が伸びるのは、自分で何かやりたいと思ったとき!そのための環境を作っていくことを大切にしているそうですよ。

〔 木の温もりに溢れた教室 〕

▶ 具体的なレッスン内容は?

 「ピグマリオンノブレス高知教室」では、子どもの成長に合わせた2つのコースを用意しています。

■ ベーシックコース
 2歳半~小学1・2年生を対象とした、1コマ50分間のコース。図形パズルや折り紙・ぬりえ、童謡唱歌などで、図形認識能力・空間把握能力の向上、数論理・言語能力の育成を図ります。50分間ずっと手や頭を使い続けるのが特徴です。

■ アドバンスコース
 年長~小学6年生を対象とした、1コマ80分間のコース。ベーシックコースで養った能力をもとに、中学受験をはじめとした難度の高い算数に対応できる基礎能力を育成します。およそ3年で小学校の学習内容を終了することが目標です。


 では「ピグマリオンノブレス高知教室」が使っている様々な教具・教材を見ていきましょう!

 まずは【マグプレート】!
円・半円・扇形・直角三角形・正方形・長方形・ひし形など、様々な磁石付きのピースをお手本の通りに並べていくことで、図形の認識能力や、違いを把握する力、ピースを回転させるイメージ操作能力を養います。

 次は【天地パズル】!
図形の回転操作に加えて、多様な図形の合成・分解の操作が求められ、時に思いもよらない図形の組み合わせが必要とされるなど、図形感覚が存分に刺激される設計になっています。

 続いて【ヌマーカステン】!
数の合成・分解による加減計算を身に付けるため学具ですが、その真髄は「5進法」的な数量の把握を養い、5を基準に数を扱う数感覚の定着にあります。7は(5+2)で出来ていること、9は(10-1)で出来ていることを視覚的に理解することができます。

 そして【色板トントン】!
様々な図形をお手本通りに置いて、かなづちで釘をトントン叩くことで、幼児期にいちばん育てたい指先能力をはじめ、図形形態把握能力を自然に育てることのできる教具です。

 ご紹介した以外にも【ウッディブロック】【ペリカンパズル】【ひももようあそび】など、たくさんの教具があります。楽しく遊んでいくうちに図形・空間・数・言語といった複数の感覚が同時に刺激されていきます。


 また【童謡唱歌】では、漢字混じりの歌詞カードを見ながら歌を歌い、文字や文章に親しみます。メロディに合わせて文章を読むことで自然と読むスピードも上がり、「お船」が「お・ふ・ね」という一音ずつの組み合わせではなく、「お船🚢」という乗りものであることを理解していきます。

〔 ひらがな一音ずつじゃないんです! 〕


 保護者の方々からも驚きの声が届いています。


 教えないのに出来るようになりました!自分で考える力が養われているんだなあと感動しました。(年長男子/年少入会)


 大きい数の掛け算が得意なようで「お母さん!39✕2はなーんだ?」と嬉しそうに問題を出してきます。大きい数の計算に自信が付いてきているようです。(年長男子/年少入会)


 以前は見たことがない問題を見るとすぐに「分からん~」と言っていたのに、今では自分で考えてみようとする姿が見られ、成長したなあと感じています。(年長男子/年中入会)



 「ピグマリオンノブレス高知教室」では、体験レッスンを随時受け付けています。Web上の申込フォームに必要事項を記入してお送りいただくか、☎ 088-802-8087 まで お電話ください。すぐに日程を調整して体験レッスンの日を決めます。お気軽にどうぞ!


▶ 子どもへの声かけは?

 子どもたちに関わるうえで足立さんが心がけていることを伺いました。

 まずもって、子どもたちには「何かをやりたい」「何かを知りたい」という欲求がたくさんあります。レッスンでも新しい問題を出すと頑張って取り組み始めますが、少し難しい問題だと「うーん…」と悩んでしまうことも少なくありません。そんなとき足立さんは「大丈夫、〇〇さんなら出来るよ。もう一度問題をよく見てごらん」と優しく声かけをするそうです。そして、問題を解く糸口が見つかった瞬間、子どもたちの目は輝き、正解に辿りつくと本当に嬉しそうな表情を見せます。そこで「ほら出来た!〇〇さん、やっぱり出来たね」と声をかけると子どもの自己肯定感はグッと高まります。

 また出した問題をすぐに解いたときには「えっ?もう出来たの?」、少し難しい問題を解くと「えっ?これも出来るの?」と言ってあげます。「凄いね」と褒めるよりも、「えっ?」と驚いてあげると、子どもはもっとビックリさせてやろうと頑張るんだそうですよ。

 そして「〇〇さんはコレが出来る。コレも出来るね」と、出来ることを言ってあげます。もちろん、まだ出来ないこともありますが、出来ないことには敢えて触れないそうです。一般的に教育とは「出来ないことを出来るようにさせる」というアプローチが多いのですが、ピグマリオンノブレスでは、出来ないことを教えるよりも、子どもたちが自ら培った力と意欲で出来るように導いています。だから「出来ないこと」にはノータッチ!「出来ないこと」にフォーカスせずに「出来ること」を意識させることを心掛けているそうです。子どもも「出来ること」を知ることで自信が持てますよね。

〔 子どもはみんな天才! 〕

 またもう一つ大切にしているのが「比較しないこと」!
足立さんは、子どもの成長において「ほかの誰かと比較することは不幸しか生まない」と言います。

 生まれたばかりの頃は、生まれたことだけで感謝し、寝返りを打ったり、つかまり立ちをすると「凄ーい!」と感動するのに、保育園などに行かせ始めると「あの子はコレが出来るのにうちの子はまだ出来ない」「いつになったら出来るんだろう?」と悩み始めてしまうもの。

 だから足立さんは「とにかく他と比べないこと」を意識しています。比べるのは以前のその子自身。先週と比べると「コレが出来るようになった、この問題も解けるようになった!」それを保護者の方にもお伝えしています。

 親って、ついつい周りと比べてしまいがちですが、その子自身の日々の成長に注目することで、その子のペースに合わせた育て方が出来そうですね。

〔 足立さんの教育論は参考になります 〕

▶ ご自身の子育ては?

 幼児教育のプロとして子どもたちと向き合っている足立さんですが、プライベートでも3人のお子さんのパパです。

 小学校1年生の長男くんは、いま恐竜に夢中なんだとか。先日も佐川町の「佐川地質館」に出かけて、恐竜に関する展示を前に目を輝かせていたそうです。何かに関心が向いたら、それを見逃さず次々と刺激を与えるのが足立さん流の子育て!帰りに恐竜図鑑を購入したら、長男くんは夢中になって読み、そこで得た知識でパパに問題を出してきたそうです。

 そうすると、次は足立さん流の声かけ術!
「へー、そんなことも知ってんの?父ちゃん知らんかった。また教えてね」
そんな言葉を受けて、長男くんは恐竜について更に勉強し、勝手に賢くなっていくんだそうです。知的好奇心のスイッチを自分で入れられるように、親は全力でその環境を整えていく。大事なことですねー。

〔 長男くんが作ったスピノサウルス 〕

▶ 今後の夢は?

 足立さんが大阪から高知に移住して5年になります。
高知に移住してから第3子となる次男くんが生まれ、さらにいま奥様のお腹には新しい命が育まれています。

 移住した当初は「こんな何も無いところへよく来てくれたね」と言われたそうですが、足立さんは「高知には何もかも有る」と感じています。豊かな自然に、美味しい野菜、新鮮な魚、人は大阪以上に温かく、車で少し行けば海も山も川もある。子育ての環境としては「最高!」なんだそうです。こう言っていただくと嬉しいですね。


 最後に足立さんの夢を伺いました。

■ 新しいものを創り出せる能力を持った子どもたちを育てていきたい!

 自分で考え、判断し、課題を克服できる能力を持てれば最強ですよね。
足立さんは「ピグマリオン」の教育方針を多くの方に知っていただき、子どもたちが健やかに伸びていく環境をみんなが一緒に作っていただき「高知の教育最高!」と言えるようになればと考えています。


 いつの時代も子どもは宝物。子どもたちに関わるすべての方々が温かく見守り、自主性を持った人間に育つように力を合わせていきたいですね。

〔 高知は子育て環境として最高! 〕

【 放送プレイバック 】📻✨
★ 8月23日(金)放送 ⇒ 
コチラ から!
★ 8月30日(金)放送 ⇒ 
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