ベビーandママサロン tsumugi/前田芹さん
2024年11月29日&12月6日放送
今回のお客様は、高知市北金田「ベビーandママサロン tsumugi」代表・前田芹(まえだ・せり)さんです!
▶ 保育士さんへの憧れ!
子どもの頃はおとなしくて、あまり手のかからない子どもだったという前田さん。お母さんとお姉さんが保育士だったことから、小さい頃は保育士になりたかった、もう少し言うとお母さんに憧れていたそうです。きっと素敵なお母さまなんでしょうね。
その後、祖父が脳出血の後遺症で失語症になり、リハビリに通っていた頃に言語聴覚士さんにお世話になっていたことから、保育士以外にも人に関わり役に立てる仕事があることを知ります。いろいろと勉強しているうちに、理学療法士という仕事に大きな魅力を感じて専門学校へ入学!卒業後は理学療法士として、松山市の病院で3年間勤務し、結婚後は高知県に戻って南国市の施設で5年間勤務しました。
▶ ベビーマッサージ講師の道へ!
第2子が産まれて育児休暇から職場へ復帰した際に、第1子のときと比べて、仕事・家庭・子育てのバランスがうまく取れないことにもがき苦しみ、ショックを受けていた前田さん。子どもたちを寝かしつけてインスタグラムを見ていたときに、ベビーマッサージ講師の方の投稿が目に飛び込んできました。ベビーマッサージ講師の仕事を調べているうちに思い出したのは、「そういえば私、子どもの頃に保育士になりたかったなぁ」とか、「子どもが産まれたあとは、助産師さんって凄く素敵なお仕事だと思ってたなぁ」という記憶。それと同時に「ベビーマッサージ講師の仕事なら、そんな夢が叶うかも?」と思って一気に心の中のスイッチがON!!ご本人曰く、人生で初めて自分の強い意志で行動を開始し、資格取得に向けて猛勉強を始めたそうです。この瞬間が前田さんのターニングポイントだったんですね。
▶ 30歳で起業!
以前から子どもが小学校になる頃には「いってらっしゃい」「おかえり」が言えるような働き方がしたいと考えていた前田さん。第3子の妊娠を機に勤めていた施設を退職し、出産後にベビーマッサージ講師として起業しました。当時はちょうど30歳!20代は敷かれたレールの上を進んできたけれど、30代は自分のやりたいことをして自分らしくキラキラ輝きたいと思ってスタートさせたのが「ベビーandママサロン tsumugi」でした。
この「tsumugi」という名前には、ママと赤ちゃんをはじめ、子育てに頑張るママ同士、自分と皆さんのつながりを紡いでいきたい!自分らしく、大切なものを築き上げていきたい!という想いが込められています。
想いをつむぎ、心をつむぎ、人生をつむいでいく ─。
とっても素敵なお名前ですよね✨
「ベビーandママサロン tsumugi」で出来ることを伺いました!
■ ベビーマッサージレッスン
生後2カ月~3歳までのお子さまとママが対象です。
我が子とのあったかくて優しい時間。スキンシップはママにとってもお子さまにとっても“おまもり”になり、心の土台、親子の愛が育まれます❤
専用オイルを使い、心地いいタッチで、お子さまの発達状況に応じたベビーマッサージをお伝えします!
■ おくるみタッチケアレッスン
マタニティから新生児~生後2カ月までの赤ちゃんとママが対象です。
育児を軌道に乗せるキーポイントになるのが“寝かしつけ”。抱っこしてゆらゆら、やっと寝たと思ってベッドに置こうとすると、あっ!起きちゃった!いわゆる背中スイッチに悩んでしまうママも多くいます。
おくるみタッチケアレッスンでは、おくるみでくるむことで、ママのお腹の中の心地よさを再現し、優しく触れることで赤ちゃんを眠りに誘います。寝かしつけがママとの絆を育み、親子の大切なコミュニケーションタイムになることを願って…✨
■ スキンケアレッスン
妊婦さん~10歳くらいまでのお子さまとママが対象です。
赤ちゃんって、ぷにぷにの肌をしていてしっかり潤っているように思いますが、実はおばあちゃんくらいの乾燥肌 😲!お肌のバリア機能も未熟なので沐浴のときにガーゼで擦ったりするだけでダメージを受けてしまいます。
このレッスンでは「洗い方」「保湿」「UVケア」など、赤ちゃんのスキンケアに関する正しい情報をお伝えしています!
■ ファーストサインレッスン
お話し前の赤ちゃん(生後3カ月~1歳半頃)とママが対象です。
言葉で自分の意志を伝えられない赤ちゃんと、顔の表情や、声のトーン、身振り手振りを使ってコミュニケーションを楽しむレッスンです。
絵本、お歌、オリジナル教材で、楽しみながらコミュニケーションの根っこを育てていくと、赤ちゃんは自分の気持ちを教えてくれるようになります。それを理解して次のステップに進むと、赤ちゃんは「あっ!ママ、分かってくれた!」と安心し、親子の絆がもっともっと深くなっていきます。
■ ベビーマッサージ講師養成講座
我が子のベビーマッサージを自宅でできるようになるまでの教室!我が子のための“発育のプロ”になれる資格です。テキスト付きの教室なので、おうちで毎日スキンシップ取ることができます!またベビーマッサージを、今の仕事に生かしたいと思って受講される保育士さんや、助産師さんもたくさんいます。あなたも資格取得にチャレンジしてみませんか?
▶ 心がけていることは?
前田さんがお仕事するうえで心がけていること・意識していることを伺いました!
レッスンでいちばん大切にしているのは、親子のコミュニケーション!
ベビーマッサージにはたくさんの効果があるので、ママたちは手技や効果を覚えて帰りたいと一生懸命になり、子どもが泣いたり動いたりするのが気になってしまったり....。でも、それでいいんだよー!レッスンはママと赤ちゃんとの時間。泣いても動いてもいい!今の我が子を見てふれて感じあってほしい。何より、レッスンを通して、ママがほっとひと息ついてリフレッシュできる空間づくりを意識しています。
また養成講座では、一人ひとりの想いを大切に、その方の経験や強みを引き出し、どんな風になりたいかを一緒にイメージしながら常に一緒に走る、伴走するイメージでサポートさせていただいています。
お話の中からも前田さんの優しさがにじみ出していました。
「ベビーandママサロン tsumugi」の情報は、インスタグラムでも発信しています。ぜひチェックしてみてください!
▶「ベビーandママサロン tsumugi」Instagram
▶ ママフォトグラファーとしても活動!
前田さんは、ベビーマッサージやベビースキンケアなどのレッスンの際にママと赤ちゃんの写真を撮影して《成長記録フォト》としてプレゼントしています。これは「子どもの写真はあるけど、ママと一緒の写真がないー💦」とか、「パパが撮ってくれた写真!赤ちゃんはカワイイけど、ママ半眼…」など、ご自身の経験から始めたものだそうで、ママと赤ちゃんの写真を撮るために苦手だったカメラの勉強もして、たくさんの資格も取りました!!
またレッスンの際の撮影だけでなく、フォト撮影メニューもご用意しています。生後2~3週間の新生児期に撮る《ニューボーンフォト》や記念日に撮影する《100daysフォト》《1/2birthdayフォト》《1stbirthdayフォト》、そのほか、お宮参りや七五三、ロケーション撮影、家族みんなの笑顔を撮影した《ファミリーフォト》など、お子さまの大切な時間を写真で残してみてはいかがでしょうか?詳しくは コチラ からご確認ください!
▶ おうち起業のサポートも!
自分の資格や特技を生かして起業したいけど、お店を持ってとか、会社を立ち上げてというのはちょっとハードルが高い…。でも自分の夢を叶えたいし、子どもたちとの時間も大切にしたい!そんな一歩踏み出したいママにおすすめの働き方が【おうち起業】です。
前田さんは、2人目のお子さんの産休が明けて職場復帰したときに、1人目のときとは違う大変さ(働きづらさ)を味わったそうです。前田さんと同じように、子育てと仕事の両立に悩むママは多いのではないでしょうか?
例えば、保育園から小学校に上がったばかりのお子さんに対してよく言われるのが …「小1の壁」です。お子さんは、保育園の頃の友達と離れ離れになったり、勉強についていけなかったり、こうした変化がストレスに繋がると言われています。また親御さんにも「小1の壁」があって、子どもが小学校に上がると途端に仕事と子育ての両立が難しくなってしまいます。
登下校の不安や、友人関係、勉強・宿題の把握、PTAや保護者会の会合、学童保育は預かり時間が短かったり、夏休みなどの長期休みには毎日お弁当を持って行かせたり…。そんなときに【おうち起業】だと少し余裕が生まれます!おうちで働くことで、毎日「いってらっしゃい」も「おかえり」も言ってあげられるし、学校への行き渋りや急な体調不良にも対応できます。
前田さんは自身の経験をもとに、我が子に寄り添う新しいワークスタイル【おうち起業】のサポートをしています。ご相談の受付は、オンラインまたは対面で随時行っています。興味のある方、詳しくお知りになりたい方は、前田さんのInstagramをチェックしてみてください♪
▶ 今後の夢は?
理学療法士として病院や施設で働いていた前田さんが、「ベビーandママサロン tsumugi」として起業してから丸3年が経ちました。思い切って最初の一歩を踏み出した前田さんから、一歩踏み出したいけど躊躇しているママたちに向けてメッセージをいただきました。
最後に前田さんの夢を伺いました。
■ 出産前に英国式リフレクソロジーの資格を取得したい!
■ 産後に英国式リフレクソロジーサロンと資格スクールを開講したい!
■ 大きな夢としては、切れ目のない支援ができる施設をつくりたい!
夢に向かって走っていると、次から次へと新しい夢が出てくるんですね。英国式リフレクソロジーサロンにも期待しちゃいます。
また、大きな夢と言っていた切れ目のない支援施設は、支援センターや学童が一体化したイメージだそうで、我が子を第三者的に長期にわたって見てくれる人がいると、いろいろな相談に乗ってくれそうで嬉しいというママ目線の夢。そしてその施設には、小さな図書ルームやレンタルスペース、イベントスペースなどもあるといいなぁと、自営業者目線での希望も合わせてお話しいただきました。
前田さんの大きな夢が叶う日を楽しみにしています。その前に第4子の出産も頑張ってくださいねー✨