チッタム珈琲/山本崇史さん
2022年10月21日&28日放送
今回のお客様は、自家焙煎珈琲「チッタム珈琲」代表、山本崇史さん!
▶ 珈琲との出会いは?
珈琲の原体験は、幼い頃、奈良のおばあちゃんが作ってくれた珈琲と語る山本さん。当時の記憶としては「美味しさ」よりも、おばあちゃんが自分のために作ってくれたという「嬉しさ」の方が残っているそうです。
社会人としてのスタートは国家公務員!文部省(現・文部科学省)に採用されて、東京・霞が関で《小中学校の校舎耐震化》に取り組んだほか、文化庁の仕事で《沖縄県に国立劇場を造るプロジェクト》の設置準備室で働きました。とても充実した仕事でしたが、毎日のように激務が続き、当時は珈琲屋さんに通うことだけが唯一の癒しだったそうです。
その後、独立起業し、コーチング業を始めますが、なかなか上手く行かない中、縁あって大阪・心斎橋の珈琲専門店で働く機会を得て、念願の珈琲に携わる仕事を開始!このお店で今に繋がる様々な経験をしました。
3年間の修業を終えたあと、父親の出身地である大分県で独立開業の地を探しますが、開業には至らず、場所を変えてみようと移住を決意!大阪で開催された移住相談会で出会ったのが高知県でした。
高知では、社会福祉協議会の職員として勤務したあと、いよいよ満を持して「出張珈琲屋たかし珈琲」を開業!嶺北地区を中心にお客様のいる場所へ行って本格的な珈琲を淹れる日々を過ごします。愛する奥様とも出会い、珈琲業の傍ら、宿泊業などにも経験!2022年9月に幡多郡黒潮町に拠点を移して「チッタム珈琲」として完全専業化しました!
▶ チッタム珈琲について教えて!
チッタム珈琲は、幡多郡黒潮町(旧・大方町)に工房を構え、自家焙煎した珈琲豆と、いつでもどこでも気軽に珈琲が淹れられるティーバッグ型珈琲を販売しています。ネット販売の他、道の駅ビオスおおがた、道の駅なぶら土佐佐賀での取り扱いもスタート。週末には黒潮町内の「Sea56」駐車場でテントを張って店頭販売も行っています。
◎Sea56
【住 所】 幡多郡黒潮町入野558-1
【営業時間】 午前8時~午後7時(不定休)
▶ 自家焙煎のこだわりは?
山本さんがこだわっているのは、手廻しロースターを使った焙煎です。
珈琲豆の焙煎は、大きな釜で一気に焼き上げる形を採用している業者が多いのですが、手廻しロースターは大きさがコンパクトで、徐々に焙煎されていく珈琲豆の香りや、パチパチとはぜる音が間近に感じられるのが特徴です。
手廻しロースターを使うことで、刻々と変化していく珈琲豆の様子が如実に感じられると語る山本さん。ひとつひとつの仕事を丁寧に丁寧に行うためにも手廻しロースターは欠かせないそうですよ。
▶ ティーバッグ型珈琲も作ってます!
チッタム珈琲では、美味しい珈琲が簡単に淹れられるティーバッグタイプの珈琲も販売しています。現在製造しているのは、ホット用の中煎りブレンドと、水出しアイス用の東ティモール!パッケージには、山本さんご夫妻をモデルにしたイラストがあしらわれています。
このティーバッグタイプを使って美味しいホットコーヒーを淹れる方法を教えていただきました。
① 沸騰したお湯を使います。ある程度ではなくシュンシュンの熱湯を!
② お湯を注ぐ際はカップの中のティーバッグに直接当たるように!
③ コーヒーがしっかり出るまで4分程度待ち、最後に10回ほど振ります!
チッタム珈琲では、一袋あたり たっぷり11グラム入れているので、いわゆる“2番だし”も十分お楽しみいただけるそうです♪
★本格的な珈琲を楽しめるティーバッグ型珈琲のお求めは … コチラから!
▶ スタジオで珈琲を淹れていただきました!
収録日には、山本さんにドリップ七つ道具をお持ちいただき、スタジオで美味しい珈琲を淹れていただきました!!
▶ 今後の夢は?
幼い頃から珈琲に興味を持ち、いろんなお仕事を経験した末に辿り着いた「チッタム珈琲」、念願の珈琲の仕事を始めてから5年となり、今年から専業として取り組むことになりました。
そんな山本さんにとって、珈琲とはどんな存在なのか伺いました。
その答えは … 「人と人が繋がるもの」!
自分の珈琲をきっかけに、誰かと誰かが繋がり、会話が生まれ、交流が生まれ、そして一つの形が生まれる。そんなきっかけになれるような珈琲を目指していきたいと語ってくださいました。
最後に山本さんの今後の夢や目標を伺いました!
■ 妻の夢である 〔 森のがっこうプロジェクト 〕とのコラボ
■ 高齢世代など、ちょっとしたお小遣い稼ぎになる作業所をつくりたい
■ 人々が持ち味を活かし、助け合い、励まし合える関係づくりに貢献したい
これからも珈琲を中心に、いろんな人を繋ぎながら、珈琲タイムがもたらしてくれる癒しの時間を多くの方に提供していってくださいね。