Diggy made/ディギーさん
2022年9月9日&16日放送
今回のお客様は、中土佐町「Diggy made」代表のディギーさん!
▶ 自分の幸せを探して…
関東でサラリーマンとして勤務する中で、日々の生活に疲弊し、精神的にも追い詰められていたというディギーさん。「このままでは自分が幸せになるヴィジョンが描けない」と考えて、38歳のときにフィリピンへ語学留学します。フィリピンでの久々の学生生活はとても新鮮だったそうで、毎週末、仲間と一緒にキレイな川に出かけたり、BBQをしたり、お酒を楽しんだりするうちに、忘れかけていた感情を徐々に取り戻していきました。
半年間の留学期間を終えて帰国したあとは、自分がやりたいことを探して日本各地を移動。群馬で1年、秋田で1年半生活したあと、高知へやって来ます!高知への移住は東京で開催された移住定住イベントがきっかけだったそうで、日焼けしたサーファーの男性(実は中土佐町の職員さん)に誘われて中土佐町の地域おこし協力隊に着任しました。
漁業や農業などの一次産業に興味があって移住してきたディギーさん。地域おこし協力隊員として久礼漁協で働くことになりました。漁協ではセリの手伝いがメインでしたが、実際に漁を見学するため船に乗り込み、早朝3時から6時間かけてメジカを150匹釣ったこともあったそうです。
2022年3月に地域おこし協力隊を退任してからも高知に残り、中土佐町での生活は4年目に突入!人、人、人…の首都圏とは違って程よい規模感が気に入っているそうで、頑張ったらその分答えが返ってくること、有名な人にも会いやすいことなど、自身の活動に合っていると考えているそうですよ。
もうすっかり高知の人ですよね。
▶ パキスタンカレーに魅せられて
現在は「Diggy made」という屋号で、カレーの移動販売と、オーダー家具の製作などを行っているディギーさん。まずはカレーのお話を伺いました。
ディギーさんが製造・販売しているのは【なかとさクレスタンカリー】♪これは札幌のお店『カラバト・カリー』さんで食べたパキスタンカレーに感動して、ネットでレシピを調べ、それに自己流のアレンジを施したという一品なんだそうです!
パキスタンカレーは、タマネギとトマト、そしてチキンをオイルで煮込むのが特徴で、豊かなスパイスの香りが食欲をそそります。チキンは十分に煮込んだあと、ヘラで叩いてほぐしていくんだそうです。
うわー、美味しそう! 食べてみたい!!
【なかとさクレスタンカリー】は移動販売がメイン。
2022年8月には、須崎市「LOGOS PARK SEASIDE KOCHI SUSAKI」や、香南市香我美町で行われた『岸本商いの市』、ひろめ市場の『人熱々料理』で販売したほか、高知市はりまや町のイベント『SALUT!』でも販売しました。
目印は、ディギーさんが自分で作り上げたキッチンカーです!
久礼の海を思わせるブルー塗装の軽トラの荷台に、木製のキッチン部分がパイルダーオンしたキッチンカーは、ディギーさんの自信作。今後もいろんなイベントに参加したいと仰っていたので、スパイスカレーの幟を見かけたら是非【なかとさクレスタンカリー】を召し上がってみてください!!
▶ オーダー家具もつくってます!
ご自身でキッチンカーを作ったことからも分かるように、DIYがとても得意なディギーさん。久礼漁協近くの倉庫をアトリエに改装し、いろんな木製品をつくっています。
外壁を塗り、土間にはウッドデッキを張り、たくさんの工具も揃えたアトリエでは、知り合いの方からのオーダーを受けて家具を製作しています。
オーダー家具の良さはサイズがドンピシャなこと!!
隙間にピッタリと収まる棚や、木製のベンチ、でっかいキャットハウスなどこれまでいろんなものを作ってきました。
ディギーさんに「こんなものを作ってもらいたい!!」という方は、ぜひインスタグラムからDMを送ってみてください。具体的なオーダーを聞いたうえで納期や価格が折り合えば、注文を受けてくれるそうですよ。
■ ディギーさんの Instagram は、コチラ から!!
▶ 趣味は「市民ミュージカル」!
様々な特技を持った仲間を集めて、イベントを行うのも大の得意!
先日は、クラフトコーラをつくるイベントを開催しました。
題して【クラフト・コーラ・チャレンジ(Craft Cola Challenge)】♪
思い出のエピソードと共に、あなたの過去、現在、未来の出来事と、その瞬間に飲んだコーラを再現してみませんか?あなただけのクラフトコーラだから、入れるものは自由!何か入れたいものを持ち寄ってオリジナルコーラを作りましょう!という企画で、大いに盛り上がったそうです。
またディギーさんのライフワークともいうべき活動が「体験型市民ミュージカル」の企画・開催です。
秋田に住んでいた頃に、NPO法人「COMMON BEAT」が手がけたミュージカルプロジェクトに参加したことがきっかけで興味を持つようになり、現在は四国支部の一員として活動しています。
ミュージカル『A COMMON BEAT』は、企画を通じて知り合った100人が100日間かけて練習して舞台に立つという体験型のミュージカルで、ディギーさん曰く「人生のすべてが詰まったような体験」だったとか。稽古・本番を通じて、不安や難しさ、また友情、やり甲斐、幸福感、達成感など、いろんな感情を味わえたそうです。
実は2020年4月に、松山市で四国支部の公演が予定され、着々と準備も進んでいたのですが、新型コロナウイルスの感染拡大でやむなく中止となり、その後2年半、公演が出来ていない状態なんだそうです。
ただこのミュージカル『A COMMON BEAT』は、この程ようやく再開の動きが出始め、まずは今年度、関東・関西・九州で公演が予定されています。
ディギーさんたちが目指すのは、来年度以降の、四国での公演!!
興味がある方は是非参加してみてください♪
▶ 今後の夢は?
ディギーさんに今後の夢や目標を伺いました!
■【 旅 × テレワーク 】をするために動画ビジネスを育てたい!
■ 自分の特技をワークショップとして子供たちに提供したい!
■ 人の歴史を残すような仕事がしたい!
サラリーマン時代は日々に忙殺されて自分を見失っていたというディギーさん。フィリピンへの語学留学や、日本各地での体験を経て、自分が本当にしたいことを認識し、それに向けて準備することを思い出しました。
失くしたくないのは「やりたいことをやることを諦めない」という想い!
ご自身の体験をとおして得たことを仲間と共有し、また子どもたちへと伝えていくことで、夢を追いかけるってカッコイイんだよ✨と教えています。
これからも、夢に向かってワクワクしながら進んでいく ─
そんな経験の素晴らしさを多くの方に伝えていってくださいね
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